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連休のヤナ、本のこと
3連休の中日。
今日も、とってもとっても暑かった…
今日は家族や親戚とヤナへ。
![](https://assets.st-note.com/img/1694947444739-amNMavGlqX.jpg?width=800)
少し車を走らせるだけで、
山がとっても近くなる。
子供の頃、ヤナなんて全然行かなかったのに、最近は毎年のように連れていってもらってる。
(高速で1時間くらい)
今日は連休だからかとても混んでいて、
県外ナンバーの車も見かけた。
![](https://assets.st-note.com/img/1694945245849-oB5PrXZjCL.jpg?width=800)
日差しは強かったけど、
川は冷たくて気持ちいい。
外で食べてとても暑かったから、来年は10月でもいいねって話をする。
(一年に一度のお楽しみになりつつある)
来年もみんなで集まって行けるといいな。
道が渋滞していて、帰りは遅くなった。
最近の夕空はとても赤い。
暦の上ではもうすっかり秋のはずなのに、
夏の終わりの燃えるような空。
今日は、
川上未映子さんの『黄色い家』を読み終わる。
最初、主人公の置かれた状況がとても過酷で、読むのがつらいと思うほどだった。
なんとなくあらすじは知っていたのだけど、
本当に最初から最後まで、とてもシビアなお金の話。
やがて主人公の花は自分の生活を守るために、(そしてみんなを守るために) 犯罪に手を染めていく。
裏社会の描写や仕事の仕方もとてもリアルで、虚構とは思えない犯罪の成りゆきだった。
そして花が精神的に追いつめられていくところも。
花が「生きていくのって難しくない?」と思いながら、歩く場面が胸に刺さった。
生きるためにお金は必要で、でも花が本当に欲しかったのは、お金の向こう側にあるものだった。
みんなが一緒に暮らしていける家。
自由でいられる場所。
笑っていられる居場所。
それだけを本当は求めていたんじゃないか。
なんだかそんな気がして、悩みもがく姿の切実さに胸が詰まった。
『夏物語』とはまた違う切実さ。
読んでて辛くなる箇所もあるけど、毎回読んでいくうちに引きこまれてしまう。
(今回もそうだった)
花の置かれた状況や犯罪に手を染めていく過程。それは悪いことだけど、そう思えなくなっていく。
花やまわりの人たちを (弱い立場の人たちを)
そこまで追い込む世界の方が本当は悪いんじゃないかって。
川上未映子さんのエッセイも手元にあって、
それも少しずつ読んでるところ。
(エッセイの方が気持ちが重くならないから、就寝前とかに気軽に読める)
生きること、暮らすこと。
当たり前に見えて当たり前じゃない。
その基盤を最初から奪われている人がいて、
『黄色い家』はまさにそんな物語だった。
(ちょっと泣きそうになるくらい)
エッセイはまだ読めてないから、
こちらも少しずつ読んでいきたい。
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