「星空撮影 入門」~ダイジェスト編~
「星空撮影」の初心者⇒中級者 を目指すための 9ステップ
夜空・星空のステキな写真に憧れて、「よし、自分も!」とチャレンジしたはいいものの、ぜんぜん思い通りに撮れない😭 と愕然した経験のあるひと、きっと少なくないですよね。
いろんなノウハウや道具が必要とされる星空撮影/星景写真ではありますが、初心者が気軽なところから ステップ・バイ・ステップ で上達していくことって、そんなに難しいことじゃないはずだと思うんです。
そんなわけで・・・詳しくは、各ステップごとにnoteの別記事にまとめるとして、今回はダイジェスト版として、いきなり 星空撮影入門の全体像を紹介してしまうことにしましょう!
1)【なんだかんだで、最重要】天気
ぜったい快晴の夜を待って撮影すべし
夜空の雲は、写真に写すと明るく目立ちすぎてしまうんですよね。雲量の予報は、普通の天気予報だけでなく、GPVも大いに活用しましょう。
※星撮り屋の天気に関するこだわり、語りだすと長くなります^^
興味ある方は、こちらのnoteをご覧ください。
2)【とりあえずマネから入ればOK】カメラ設定 と 撮影環境(場所)
星空は、オートではうまく撮影できません。
マニュアルでISO・シャッタースピード・絞り値を設定すべし。
ピントもAF(オートフォーカス)は使わず、MFで。
具体的な設定値の提案や、よくある失敗とその対処法などは、こちらのnoteにまとめました。
撮影環境については、
とにかく街明かりから離れた場所で。
あと、駐車場とかトイレ、車通りの少なさなどの環境も、快適な撮影ライフには、意外と大事。
3)【安物でも あれば大活躍】三脚
ぜったい必要。
最低限、カメラを取り付けて転ばないものであれば、まずは大丈夫。
撮影に慣れて上達したら、きっと高い三脚が欲しくなります。が、最初はごくごく手軽なものでも構いません。なんなら、100円ショップのものでもOK!
4)【コスパ最高!】リモコン
カメラの機種に合わせたものが必要。
純正に拘らなければ数百円~2,000円くらいで買える場合も多い!
カメラに直接触れず(つまりカメラを揺らさず)にシャッターを切るために使います。タイマー撮影でもいいんですが、リモコンも純正じゃなければ手頃なものがあるので、星撮り初心者でも、使ってみることを強くオススメします。
手軽ながら、一度使ったら病みつきになる^^リモコンの魅力について、こちらのnoteにまとめました。
5)【本格的な星空撮影の第一歩】ソフトフィルター
迷ったら、とりあえず PRO1Dプロソフトン[A] で OK!
明るい星が、写真に撮ったときにちゃんと目立つようにしてくれる、超重要アイテム。これを買う頃には、もうあなたも星空写真家/星景写真家 の仲間入り^^ですね。
あ、買うときにサイズ(フィルター径)だけは間違えないように気をつけて。
6)【使い慣れれば、手放せなくなる!】スマホアプリ(あれこれ)
無料アプリも便利なものが増えてきましたね。
私自身のお気に入りアプリを、↓こちら↓のnoteにまとめてみました。
7)【初級者卒業後の、次のステップ】ポータブル赤道儀
手軽さを最重視するなら、Vixenの初代ポラリエ。
もう少し精度や使い勝手にもこだわるなら、総合的にはKenkoスカイメモTかVixenポラリエUあたりが間違いない。
よりキレイに暗い星まで、あるいは天の川もしっかり写したい、となると、ポータブル赤道儀で星空を追尾しながら、じっくり撮影に望みたいところです。
8)【奥が深いけど、基礎は簡単】RAW現像ソフト
カメラに付属のソフトでも、たいていRAW現像が可能。市販ソフトでは、AdobeのLightroomが超定番。または、Photoshopでも。
星空撮影では、カメラ任せのJPEG撮って出しでは、すぐに限界が来ます。カメラ本来のを引き出すためには、RAWデータを調整して書き出すことが必須です。
敷居が高いと感じる人も少なくないところですが、実際は自己流でもぜんぜん始められるものですので、どうか食わず嫌いにだけはならないで!
9)【技術の進歩に驚く】コンポジット用ソフト
星景写真愛好家の多くが使っているのは、Sequator(星景写真のノイズ低減)、Sirius Comp(星の軌跡)など。
望遠鏡を用いた撮影では、Registax(惑星などの天体写真)も、超定番。
複数枚の写真を重ね合わせ(コンポジット)することで、さらに質や表現の幅が広がります。
少々テクニカルな作業になってきますが、これらの定番ツールは使い方を解説してくれるサイトも多くあるので、大いにそういったところから力を借りながら、自分なりに取り組んでみましょう。
まとめ に代えて
いかがでしたでしょうか?
慣れない人にとっては、詳しい説明が必要な項目もあったとおもいますが、でも一歩ずつ、ちゃんと手応えを感じながらステップアップしていけそうに思っていただけたら嬉しいです。
今回は概要紹介のみということで、くわしい紹介や説明は、改めて個別記事として追加をしていこうと思っています。
※もし、リクエストや質問などありましたら、お気軽にお知らせください☆
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他人が撮った写真もいいけれど、自分で撮った星空の写真を見ると、そこに写ってる星が本当にこの世界、この宇宙に存在しているんだ!っていうことを、ほんとうに強く実感できる ーその感覚がやっぱり好きなので、私自身、拙くても自分の手で星空を撮影し続けることにこだわりたい、といつも思います。
カメラは、人間の目では捉えきれないような微かな星の光も捉えてくれます。ぜひとも、そんな素晴らしい力をもったカメラを味方につけて、この世界の美しい景色の魅力を、存分に楽しみましょう!!
そしてもう一言。
星空って、解釈の自由度が高いものだと思うんです。
なので、自分なりの撮影スタイルが確立してこれば、オリジナリティある捉え方で、思い入れのある写真を撮ることができるはず。
星々が織りなす世界を、とことん満喫する方法 の1つとして、いっしょに星空写真の撮影にチャレンジしていきましょう!
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