アイリス・マリオン ヤング (著), 飯田 文雄 (翻訳), 〓田 真司 (翻訳), 田村 哲樹 (翻訳), 河村 真実 (翻訳), 山田 祥子 (翻訳)
出版社 法政大学出版局
発売日 2020/9/28
単行本 402ページ
目次
内容紹介
レビュー
ほぼ「引用」を用いてレビューいたします。
また本書は30年以上前に出版された書籍(の翻訳)となりますゆえ、今では様々な分野にてさらに研究が進み、より価値のある発言が成されている箇所もチラホラ見受けられます。しかしながら本書には普遍的な価値を持つ発言が多数収められており、それらの価値は色褪せるどころかその輝きを増しています。
というわけで以下にてそのほんの一部を紹介させていただくわけですけれども、その際の引用は第7章「アファーマティブ・アクションと能力という神話」に焦点を絞り、私が個人的に学ぶところの大きかった部分を選択する形にて行うものといたします。
アファーマティブ・アクション
ヒエラルヒー
以上です。
ちなみに第7章「アファーマティブ・アクションと能力という神話」の冒頭にはアンドレ・ゴルツによる文章の引用があり、(「教育」システムを含む)「社会」システムの選択を間違えた際にどのような不幸が労働者(成長した多くの子ども達)に(「人災」として)降りかかるのかを端的に表現しており見事です。
最後に、第2章 「抑圧の五つの側面」冒頭に引用されている、シモーヌ・ヴェイユの引用を記載し、レビューを終えます。
至言に満ちた、熱いハートを感じる一冊でした。