駿台は窮屈だ。 全ての窓に鍵がかかっており生徒は開けることができず、その上窓に白い雨模様が施されており、外を覗くこともできない。 当然渡り廊下などの外につながる場所もほとんどなく、最上階のフェンス越しに空気が行き来しているのみである。 ただでさえ精神をやられている浪人生をこのような牢獄まがいの校舎に閉じ込めて駿台は何を望んでいるのだろうか。 ある窓に刻まれた「助けて」という落書きがこの苦しみを物語っている。ふざけないとやってられないのだ。 こんにちは、鴉語です。あがたって読
明確な挫折を経験し、下を向いて歩く機会が増えました。 歳と背丈を積み重ね、目線を合わせるどころか向けることも久しくなかった地面にはタンポポが咲いていました。 最近はdandelionという英単語としてしか認識することのなかった物、いつの間にか視野が狭まっていたんだなあと感じます。 お久しぶりです。鴉語です。あがたって読みます。 駿台での生活が始まってから早くも二週間が経ちました。多い日は授業が9コマ、それもどれも脳を酷使する過酷なものが詰め込まれており、更には予習復習にも時
木を見て森を見ずという言葉がある。 作品や群、概念などを、構成する一要素のみに注目し全体に視野を向けないことを批判するものだが、こと文芸において読み手が森を見ることは本当に可能なのだろうか。 作品の全貌を真の意味で理解するためにはそれの属する、あるいは周辺に存在するすべての分野についての体系的な知識と作者のバックボーンについての知識を網羅する必要がある。それがほとんど不可能と言って良いことは議論の余地もないだろう。 その上、仮にそれらを達成し、森を見たとして、その者の視点は本
BOBCっていうスマブラの大会を観戦していると、激戦に次ぐ激戦が面白すぎてまたスマブラしたくなってきました。やっぱり撃墜ってシステムのおかげで終盤まで大技が飛び交うゲームになっていることが視覚的な魅力を生んでますよね。 こんにちは、鴉語です。あがたって読みます。 最近はいよいよ精神ダメージが致命的なレベルに近づいてまいりました。周りのすべての人間が敵に見えてきつつあります。 高3の頃からあった、世間はどんどん進み、自分の肉体はどんどん年老いているのに僕の精神だけはずっと受験
は？ こんにちは、鴉語です。あがたって読みます。 今日は駿台でプレースメントテストなるものを受けてきました。本来は成績に応じてクラス分けを行うためのものですが、僕の場合はすでにクラスが決まっているのであくまでも現状の成績を確認するためのものに過ぎません。つまり有り体に言えばどうでも良いテストなわけです。とは言え生活習慣や予備校通いに体を慣らす必要がある、という言い訳で自分を納得させ重い瞼を擦り緑地公園へと赴きました。 テストはマーク式であり、正直京大や一橋の問題を解いて無駄
アイコンを妄想アカデミズムの三四一葉さんに変更しました。 一浪して東大文三に合格した彼女のご尊顔を己の仮面とし、ゲンを担がせていただきます。 こんにちは、鴉語です。あがたって読みます。 三日坊主という言葉を知らない日本人はいないと思いますが、改めて考えるとこの言葉ほど人の、とりわけ僕の心の揺れ動きを正確に表したものはないと言えるほどよくできたことわざです。noteを書き始めて三日間、早くも、いや悔しいですが予想通り更新が空いてしまいました。 元々一年ほど前から書くことを楽し
物語の世界というものは素晴らしい。リアルがどれだけ不満にまみれていてもそこには常に無限の可能性と無限の希望が広がっている。どうしようもなく苦しい時でも物語に触れることでワクワクが一時的に苦しみを忘れさせてくれる。つまり現実逃避できるということだ、ありていに言うと。 誰かの引いたレールに乗り続けることも現実逃避と言えるかもしれない。そこには無限などないが、未来のことに意識を割く必要がないのでその分無限に広がる空想の世界に浸ることができる。現実を直視していないという意味ではどちら
絶対ネタ被りしてる こんにちは、鴉語です。あがたって読みます。 先日浪人が確定し、現役京大合格を前提にしていた自分の人生計画は完全に終了したので、これからはちょっと早めの老後ということで好き放題やっていこうと思っています。 とりあえず高校生料金でいけるうちに美術館とか回ってみます。 話は変わりますが駿台大阪校への入学を決めました。もともと河合塾へ入学しようと思っていたのですが、な ぜ か 上のクラスの入学資格が取れなかったので緑地公園という兵庫民にとってかなりアレな立地を受け
初めまして、鴉語というものです。 元々ツイッターで別名義を名乗り細々とスマをブラして暮らしていたのですが、先日大学受験において全落ちをかましてしまい、モチベーションが低下していたこともありスマブラを引退することにしたのでアカウントを削除したはいいものの家族以外と話す機会もない現状、何か書かないと自我を保てないと感じたためにnoteを始めることにしました。 現役受験生としては前期に京大総合人間学部、後期に一橋第SDSを受験し、ともに感触は上々であったものの不合格となり、いまだに
