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す浪もぉしょん

明確な挫折を経験し、下を向いて歩く機会が増えました。
歳と背丈を積み重ね、目線を合わせるどころか向けることも久しくなかった地面にはタンポポが咲いていました。
最近はdandelionという英単語としてしか認識することのなかった物、いつの間にか視野が狭まっていたんだなあと感じます。

お久しぶりです。鴉語です。あがたって読みます。
駿台での生活が始まってから早くも二週間が経ちました。多い日は授業が9コマ、それもどれも脳を酷使する過酷なものが詰め込まれており、更には予習復習にも時間を割かなければならないので毎日現役の直前期並みの勉強量を維持せざるを得なくなっています。おかげで少しずつではありますが能力の向上を実感でき、一応ゲームやその他娯楽に割く時間も取れているのでそれなりには充実した日々を送れています。ただ最近ストレスからか心の底から娯楽を楽しめない状態に陥っており、解決策を講じていきたいところです。

さて、わざわざこんな文章を読みに来ている人はほとんどが老境酔狂同業、すなわち新旧浪人勢だと思いますしわざわざ語るまでもないかもしれませんが、駿台の話をさせていただきます。
一応上のクラスの住人ではあるので周りの成績も授業を担当する講師陣も相当ハイレベルです。講師に関しては上限値もさることながら全体としてはずれがほぼ存在せず、どの授業も教材の質に左右されない上質なものとなっています。現状がっつり基礎の基礎から説明される数学共テ演習以外はすべての授業を真面目に受けるつもりです。入学前はもっと受ける価値のない授業がたくさんあるものだと思っていたのでこれはうれしい誤算でした。

しかしクラスメイトの雰囲気に関しては正直期待外れでした。
文系のクラスということもありこの時期から恋愛やバイトなどに没頭する人も多く、そうでなくともそのような層に羨望のまなざしを向けている人も多いためこれからそいつらが変異していくことも考えるとクラスメイトとのかかわりは基本最低限に抑え、高校時代からの同級生だけでコミュニティを完結させるべきかもしれません。人数で見るなら西大和に劣りますが、全員が去年同じクラスなのである程度気心の知れたメンバーであり、コミュニティとして十分です。まあ一見遊んでいる彼ら彼女らもほとんどはしっかり勉強して結果的に受かっていくことを考えると今苦手だと言って貶すような文を書いている根底にあるのはただの僻みなのかもしれません。僕はそういう人間です。

話は変わりますが、最近一年ぶりにクトゥルフTRPGのシナリオを書いています。例年10月に角川主催のシナリオコンテストがあり、あわよくばそれに挑戦出来たらなあなんて考えています。小説などと異なりキャラクター同士の会話や関係などの設定や描写はだいぶとっつきやすいので僕のような初心者でも作りやすく、とにかく完成までは到達したいところです。

華の、華の?十代も残り一年と半年となりました。正直なところ未だに浪人を受け入れ切れていない自分がいますし、満員列車に体を詰め込むたびに泣きそうになりますが、後悔の先にあるのは老いと死だけであることはわかっています。月並みですが、考え学び、せめてこの浪一年を少しでも利あるものにしていきたいところです。

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