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かつてコミュ障だった新入社員がコミュ障になった原因と、そのためにした対策5

コミュニケーションに全く自信がない現状というのは
ひっくり返していうと、コミュニケーションが円滑にできる素質がある、
ということの裏返しでもあります。

私自身も新卒時代に会社行くのがイヤなくらいのコミュ障だったのを
克服したという経緯があったのと、
「全ての事象は両極であり、対になるものがある」
最近私が読んだ本で知ったことです。

私の経験値の中から、コミュ障になった要因と対策を書いてみました。

コミュ障の最大の要因は、本当の意味で自分を信じてないこと

月並みな要因かもしれませんが
私がコミュ障になった要因を
端的に言えば「自信がない」ことが全てでした。

小手先のテクニックでごまかしても
口先だけだと見抜かれるのは時間の問題です。

自分の凄さを見せつける「資格」のようなものでも一緒。
資格があればすんなり転職がうまくいくわけでありません、
どれだけ履歴書にすごそうな資格を並べ立てても
見る目のある人には即座に見抜かれます。

私自身、学生時代にアルバイトとかやったことないので
アルバイトでいわゆる「プレ社会人」としての経験が皆無で
社会人として守るべき礼節ひとつひとつができず
「社会人とは何か」を知るのに精一杯でした。

できたことといえば、通りがかった社員に「あいさつ」したくらいでしょうか?
ここは特に教えられたりしたわけでないですが、
毎回できていました。

それ以外は、職場に着いたら
いつどこで何をしてもオドオドしていました。
終業時間を今か今かとずっと待っていました。

アルバイトでの仕事などを経験していれば
いわゆる「成功体験」が積み重なると思うのですが
私にはそうした機会は皆無でした。

「こうすればうまくいく」という成功体験の無さと
次々降ってくる仕事での失敗の積み重ねが
私から自信を徐々に奪っていったのです。

ここから対策を書いていきましょう。

1・自信をつけるのに一番手っ取り早いのは仕事をできるようになること

どうやったら自信つくのか。

私も自信をつけるために「カラオケに行って大声で歌う」
「とにかく気合を入れて自信ある風に見せる」
とか色々やったんですけど

どれもこれも長続きしませんでした。

毎日大声上げる練習することで自信はつきません。

一番早いのは、与えられた仕事をできるようになること。
一つ一つできるようになって、成功体験を重ねてください。

すんなり自信がつけば苦労はしません、
それは自分に自信を持てず苦労してるあなたが
一番よく知ってることだと思います。

「この仕事はこう対処すれば大丈夫」などといった
自分の中で確固たる成功体験がないから
どこかでパキッて折れてしまう
のです。

根拠がないものはもろいもの。

与えられた仕事をひとつひとつできるようになって
それぞれの事象に対して処方箋をしっかり会得することです。

2・会議やセミナーでは先頭の席を陣取ろう

大人数の会議やセミナーに出るなら、
最前列を陣取るようにしてみましょう。

受け身にならずに話を聞くというのが大事で、
前列だと聞いてない姿勢とか寝てるとかそういうのが
前から見てても後ろの方の人から見てもわかるからです。

自信をつけられなかったのは人生の中で
どこかしら受け身になってた部分があったからです。

後ろの方に陣取ると適当に聞き流しがちです。

前の方に席を陣取るという行為で
能動的なスタンスを示しましょう。
行動にマインドがついてきます。

3・会議やセミナーでは発言しよう

「発言しないのは参加してないのと一緒」と言われることもありますね。
出席した会議で得た情報を横展開する、であればまだ良いのですが。

私がいったコミュニケーションセミナーでは
「会議で発言しない=人形を置いといてるのとなんら変わらない」

とまでズバリと言われてしまいました。

少人数のセミナーでは自分から会話の口火を切りましょう。
自分よりもコミュニケーションが得意そうな人でも
意外とダンマリなケースというのもあったりするものです。

セミナーで発言したということは、
教わったことを学ぶための反復・復習の意味合いもあります。

4・会話の口火を切る際は1対多を心掛ける

隣の人に話しかける1対1のような話し方でなく
1対多に話を持ちかけるようにしてみてください。

会議でのコミュニケーションは
その場にいる人全員に参加してもらうことに
意義があるからです。

得意そうな人と話すようにするのでなく
その場にいる人は全員巻き込むくらいのつもりで話してみましょう。

5・誰かのためになることをやる

誰かが重い荷物を運んでいるのを見かけたら
「手伝いましょうか?」と声をかけたり、
ボランティア的な役割を自ら進んで引き受けたり。

ここは特にコミュニケーションスキルとは関係ないですが
思いやりを持つのが大事ということです。

ボランティア的な行為にしたって
結局は他者とのコミュニケーションが関わりますし
コミュニケーションで一番大事なのって「思いやり」です。

思いやりがないってどういう状態かっていうと
自分の言いたいことだけを一方的にズケズケいうような状態。

ただただ言いたいことだけを連打するのでなく
相手が何に困ってるのか聞いて何とかする
話したがりの相手の心情を理解して聞く側に徹する

そういうのが大事だと思っています。

終わりに・今がコミュ障で底を感じてるということは、その逆の未来もある

森羅万象の事象は必ず両極があります。

あなたが今コミュ障で周りとの人間関係がどん詰まりだということは
その逆然りで、コミュ力が高まった暁には
逆にあなたのコミュ力を頼りにされるという可能性も秘めています。

ずっと底のままであることはありません、
「今が底」という話なだけ。

もしあなたがコミュ障を乗り越えて饒舌多弁になれたら
かつてのあなたのように籠りがちな人に
手を差し伸べられる、そんな人になってください。

ここまでありがとうございました。

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