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保育士の職場問題について調べてみる。何がどう問題で、光はあるのか

保育士の離職率が高いという問題をちょくちょく耳にします。
以前私は、地元でも保育園がちょっと歩った先にまたあるくらい、

人口が多いとは言え、一つの町に保育園が多いという
その多さを認識していました。

そのことについて「社会問題」というふうにまくしたてたことが
以前どこかでありましたね。

私が対応したクライアントさんにも保育士の方がいて、
その人にも「食育が大事ですよ」と言ったことがあった。

子供もいなければ、保育士という仕事もやったことないですが、

改めて何が問題かって考えてみたいと思います。

保育士募集ちらしから伺える人材難


私の地元の駅前の保育園で、
保育士募集とかってチラシが貼ってありました。

それだけ人が足らないということを暗に示しているのでしょう。

私もSE(システムエンジニア)が長いのでSE業界をよく知ってるつもりですが
SEでもしょっちゅう「人が足らない」なんて言ってたっけ。

システムを作るってことは、保守するシステムも増えるということ。

時代の流れやお客さんのニーズというものもあるものですから、
どんどんシステムを作りたがるのです。

新しいものを作る要員も必要なら、

既存のシステムを改修して運用する保守要員も同時に必要になる。

保守用のシステムを捨てて新しく作るのも時間かかるから
どんどん保守用のシステムが増えていく。

ここが日本の景気が伸び悩む原因かもしれない。

SEの話は置いといて、話を保育士に戻すと
子供の数の割に保育士が少ないという事情がある様子。

その離職率があまりにも高く
5年以内で50%近くの人が辞めるという。

今でも言われている介護業界のように
外国人に取って代わられるというのもあるかもしれない。

少子化問題、とは…。

食育が叫ばれる現状

どこの保育園か忘れたけど、こんな張り紙を見たことがあります。
保育園で出す料理のレシピが出ています。

このレシピが出てること自体は
一見特に何の問題もないように見えるのですが…。

裏を返せば、ここに預けられている子たちの家庭で

ここに出てくるクラスの手作り料理が出てくることはほとんどない

ということなんじゃないだろうか。

手の込んだ料理までいかなくとも、手作りですらもなかったりする。

冷食、レンチン料理が流行っている事情からもわかるように。。

味覚形成が大事な時期にそういう食事をすると
大人になってラーメンが多い、スイーツやお菓子が多い、冷食が多い、

心身を崩す混ぜ物や食材を使ったものを食べ続けると
体調を崩す引き金になり、病院に通い詰める生活が待っている。

私が経験してきた職場でも「ラーメン」という言葉が
頻繁に飛び交ってる現場がとても多かった。

健康を崩す人が多いご時世だ、ヴィーガンやらベジタリアンやら
そういった単語が飛び交うのも頷けようもの。

退職が多い理由

なんで保育士の退職者が多いのかという理由を調べてみると。

1・残業が多い

私は正直保育士の仕事をやってる知り合いはいないから実態はわかってないが
SEという世界で長くやってきたから
「残業が多い」「人間関係問題」の辛みはなんとなくわかる。

保育園イベントの整理や子供達の指導の整理とかそういうところだろうか。

2・子供の命を預かるという問題があまりにも大きい

子供に何かあると裁判沙汰にすら発展する。
保育士がストレスで問題を起こさなくても、
親が一方的に何か言ってくる可能性もある。
モンスターペアレントみたいなのもいるんですよね?

まぁ子供が好きじゃなきゃやってけないなと。

3・子供と遊ぶ行事、業務が過酷

単純に体力的にきつそう。20、30人の子供を一人で対応するとなると。
学校の教師とか、実はすごかったんだな。

4・人間関係に問題

同姓の人が多く、いがみ合いになりやすい。SEもそうで、男性比率が高く、
押すことばかりで引くことがないやり取りが多い。

そもそも子供を預けているということ自体が問題といえばそうで。
両親が共働きをしている、その両親が帰ってくるのが遅い、

かと言って共働きを辞めたら生活資金が回らない、、
そんな現状が容易にうかがえる。

終わりに


私が知るSEの世界はITという刻々と技術が変わっていく、
人間の体調のように唐突におかしくなるシステムに対処しないとならないので

頭脳的にも知性に加え柔軟性、応用力が求められる。

その結果「まともな人間はやめていき、
めんどくさい性格の人間しか残らなくなる」。

どの業種を見ても過酷な面が挙げられるし、
できることなら機械が取って代わったほうがいい。

しかし保育士に関しては機械が代わりを務めるのは難しいと思います。
人とのやりとりに関しては、どうしても人でないとさじ加減が難しい。

この問題をどうにかするためにどうするといえば、
共働きを減らす仕組みが必要かもしれない。

結局、子供が一番接する大人は誰かって言ったら、

保育士でなく、その子供の両親なので。

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