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私のケースワーク。自分で選んだ未来で着飾って

あなたにとってケースワークとは?

と言われたら。

答える自信はまだない。

でも精神保健福祉士として働いて病院に居た時より放課後等デイサービスにいるのが圧倒的に長くなった今。

私のケースワークは精神障害を持つ人へのケースワークではなく

これからそのリスクを追いかねない子どもたちの
メンタルヘルスを守る術を身につけてもらうのが

私のケースワークだ。

予防の支援。

こう思えるのは短くとも勤務した精神科病院で関わった方々と過ごした時間だ。

精神科の祖である呉秀三は

精神疾患患者は精神疾患になったことが不幸なのではなく、この国で精神疾患になったことが不幸だと遺したそうだ。

私も精神疾患を持つ方が不幸だとは思っていない。
でも、健康でいられるならそれに越したことはない。

自分が関わった子が生きる意味を失って、自死を選ぶ未来なんてあってほしくないのだ。
遺された家族や周りの人たちの何とも言えない気持ちは持ってほしくない。

そんな未来をコーディネートするのではなくて
そんな未来へ向かって歩ける自信をつけられる支援をしたい。

コーディネートされるのは悪くないけれど
自分で選んだ方が後悔はないし、もっと楽しい。

服みたいに。自分でえらんで着飾って。

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