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環境について考えてみる。

「環境」ってなんだ。

私はケースワーカーだ。一応。

ケースワーカーの仕事はざっくり言うと環境調整を生業にしている。

その「環境」って何を指すのか。

約1年前、病院で働いていた時までずっとケースワーカーが調整する環境=社会資源だと思っていた。

事実、その考えは間違っていないと思う。

しかし、そこに含まれるものは「制度」しか当時の私にはなかった。

1年、児童福祉という分野で働いて、いや「自称魔女」様たちと働くうえで私の狭い環境調整の枠は吹っ飛んだ。

今の私には環境という枠はない。

素敵な魔女様たちの話は別の記事でいつか紹介したい。

何かしらの障害を持って、相談相手を探している人がいるとしよう。

1年前の私ならば福祉制度の中であれやこれやを伝えて終了してしまっていたと思う。

今なら一緒に探すところからやる。検索を頼りにはなしをしていく。

検索に【福祉】というワードをわざわざはめない。

その人の相談が福祉的な手伝いが必要か分からないのであれば何だって、誰だって相談者になれる。

行きつけの美容院なんか最強だと最近は強く思う。

髪を切る短期間かつ浅くも深くもない関係。

しかも、聞き上手。

専門的な話が必要じゃないのなら生活圏内に溢れているのだ。

相談先、という社会資源が。

そもそもそういった繋がりをもてていない人がいるのであればそこを広げる手伝いをすればいいのだ。

福祉的な介入が必要だからって福祉に縛られる必要はない。

福祉的介入が必要な人である前に一個人だ。

「環境」ってなんだ。

急に私の個人的なはなしをぶっ込む。

私は最近、ニキビ治療中だ。重度ではないが長年ニキビに悩まされてきた。

ビタミン剤だの基礎化粧品だの色々試したが劇的改善は見込めない。

一度皮膚科に行って、治療薬をもらってきたが途中で面倒になって放り出してしまった。

精神疾患の患者さんが服薬を放棄してしまう気持ちも分かる。面倒が先に立ってしまう。

それでも肌をどうにかしたい。

見兼ねた母にやんわりともう1回皮膚科で診てもらうよう提案された。

かつ、皮膚科で薬をもらっていた時は改善してたよ、という前向きになるは一言。

面倒だったが病院へ。現在、治療中である。

まだ数日だが、相方にもいい感じじゃない?と言われた。

私の肌が如何様でも言わないでくれた?相方に言われたので更に頑張る決意がついた。

と、まあ肌ひとつとってもストレスの種になる。

私にとって人前に出るコンプレックスの第一に容姿がある為、せめて肌状態がよければ少しでも前向きになれる要素になる。

病院に行く提案もひとつ環境調整になる。

ポジティブな方向へ変えていく働きかけは環境調整であり、それに繋がるモノたちが環境だと思うのだ。





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