日記と宣伝(2022.11.16)

明日の私に全部任せる!!と高らかに宣言して定時ダッシュで会社を飛び出した。まっすぐまっすぐ家を目指す。今日は楽しみにしていたまんたぬちゃんとのwebミーティングなのだ。議題は2人それぞれで1人サークルを立てて一緒に参加する文学フリマ。

一緒に参加する経緯はこちらとか

こちらをどうぞ

最寄駅に着いてコンビニで鍋焼きうどんを買う。この間食べたくなってコンビニに寄ったらそこに売ってなくてずっと悶々としていた。今日こそ食べる。

家に着いてソッコーで鍋焼きうどんを火にかける。温めている間に細々と用事を片付けた。iPhoneの空き箱を探すが見つからない。あの中にイヤホン入ってたんじゃなかったかなと思いながら何度も何度も同じところを見る。無い。捨てちゃったかなぁ。

諦めてイヤホンなしでweb会議スタート。わ〜とお互いニコニコ手をフリフリしつつちょっと緊張した。だって私たち合計10分も会ってないもの。でも大丈夫。共通の話題があるから!

話は文学フリマのことを中心にあちこちへ広がる。一応、私が3回目の参加となるのでああいうのってどうしてます?うーん前回の私は…みたいな感じで質疑応答が多かった。そのやりとりを重ねる中で文学フリマへのスタンスというか、捉え方に近しいものを感じることが多々あって嬉しくなってしまった。思い切って誘って本当によかった。

楽しみだねぇ!という私に、まんたぬちゃんは楽しみですけど、なんていうか、自分の書いたものが誰かの手に渡って、その人の生活の中に入って、読まれて、っていうのが…!なんか、なんか、もう…!!!と戸惑いと緊張と興奮を話してくれた。はっはっは、そうかそうかと頷きつつ内心衝撃を受けていた。

私、その視点無かったな。

自分の作ったものが誰かの手に渡る、誰かに欲しいと思ってもらえる、というところまでしか考えていなかった自分にびっくりだった。そうか。それはその人のものになってその人の暮らしに入るのか。そうか。そうだな。

そう考えるとなんだかとてもすごいことでちょっと怖いことのようにすら思えるが、それでもまだ自分の中では実感を伴わない。自分が手当たり次第四六時中何かを読んでいて、常に手元に活字を置いている暮らしが当たり前だからだろうか。夫に、お前には人の心がないと言われるのはこういうところなんだろうか。ずっと人の心あるもんと言い返していたが、やっぱり私は何か欠けているのだろうか。

今度の文学フリマでは、もし私の本を買ってくれる人が現れたらもう少しその人をよく見てみよう。後でその人が自分の本を開くところを想像できるくらいには、目に焼き付けられたらいいな。


◎◎◎
11月20日(日)に開催の、自作の文学を売るイベント『文学フリマ東京』で、半年強の短いスパンで首と卵巣の2か所を手術する羽目になった闘病記とnoteに綴った日々の記録に書き下ろしを加えた日記本の2冊を販売します。ブース番号は第二展示場の『い-72』です。
開催場所は東京モノレール流通センター駅すぐ、東京流通センターです。入場無料!良かったら遊びに来てください。


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twitterの人に「ブログでやれ」って言われないようにアカウント作りました。違うブログで台湾旅行や入院や手術に関してお役立ち情報書いてます。よかったら見てください。 http://www.ribbons-and-laces-and-sweet-pretty-faces.site