見出し画像

はじめましょ DISCO TIME【ライブレポ:アメフラっシ】

2021.11.27 アメフラっシの東名阪ツアー「AMEFURASSHI 1st Tour〈Close to You〉」の新宿ReNY公演に参戦してきました。

ニューシングル「SENSITIVE」のリリイベが終わった翌週すぐに始まったこのツアーは、実質リリイベの集大成とも言えるものです。
「SENSITIVE」の楽曲4曲、そして『メタモルフォーズ』以降の楽曲を中心にライブが組み立てられるのだろう、という期待に胸を膨らませて現場へ向かいました。

セットリスト

1部

01.DISCO-TRAIN
02.DROP DROP
03.BAD GIRL
04.Rain Makers!!
MC
05.Dark Face
06.月並みファンタジー
07.Over the Rainbow
08.フロムレター
09.轟音
10.メタモルフォーズ
MC
11.SENSITIVE
12.Lucky Number
13.グロウアップ・マイ・ハート
14.MICHI
15.STATEMENT
MC
アンコール
EN1.明後日の方向へ走れ
EN2.Staring at You
MC

2部

01.DISCO-TRAIN
02.DROP DROP
03.BAD GIRL
04.Rain Makers!!
MC
05.月並みファンタジー
06.ミクロコスモス・マクロコスモス
07.雑踏の中で
08.フロムレター
09.ハイ・カラー・ラッシュ
10.メタモルフォーズ
MC
11.SENSITIVE
12.Lucky Number
13.グロウアップ・マイ・ハート
14.MICHI
15.STATEMENT
MC
アンコール
EN1.明後日の方向へ走れ
EN2.Staring at You
MC
ダブルアンコール
EN3.DISCO-TRAIN
MC

あ、そうそう、ライブの様子は一部Youtubeに公開されてます。

『DISCO-TRAIN』『DROR DROP』『メタモルフォーズ』『Lucky Number』『MICHI』
……え、5曲もいいんですか!??!
太っ腹〜!!!!
って内容になってるので、ライブレポも良いけど公式ライブ映像もぜひ見てみてね。

ライブレポ(1部)

1部は上手側。
ステージ中央は若干見づらく、上手側が見やすかったので上手側に来たメンバーを中心に見てた。
ゆづ(市川優月)が上手側ポジションにいることが多く、次いで(小島)はなちゃんがよく来てくれた。

『DISCO-TRAIN』はリリイベでは披露されなかった曲で、この日初めてパフォーマンスを見た。
ディスコっぽい動き(指👆を斜めに上下させる→左右に振る)から手をグーにして吊革を掴んでる動きに変えるの、まさしく「DISCO」&「TRAIN」な踊りがキャッチーで可愛かった。
音源で聴いてたときは「良い曲だなぁ」くらいに思ってたのが、ライブでダンスを見てグッと好きが増した。
中盤のラップパートでゆづが車掌帽を被ってるのがBLACK衣装のカッコよさとの相性がよかった。ラップおわりの帽子投げもキマってた。

『DROP DROP』は始まって早々に重低音がフロアにズンズンと響いてて、「うわ、これやべーやつだ」と察した。先日のギュウ農フェスでオクタゴンスピーカーで震えた感覚を思い出した。
スタプラフェス(横アリ)やリリイベで見たときも抜群に良かったけど、新宿ReNYの音響によって”全身で浴びる”『DROP DROP』は格別で興奮した。
この魅力は文字では説明し切れないので、みんな一度体感してもらいたい、ホントに。

『DROP DROP』からの『BAD GIRL』の流れがまためちゃくちゃ良くて。
こんなに心地いいことある?ってくらいこの2曲の並びが馴染んでて気持ちよかった。

『DROP DROP』の歌詞中に「生意気な We're bad girls」と「この展開 予想不能 Bad girls」って2回ずつ「BAD GIRL(s)」が入ってるのも狙って作ってるのかな?って思ってニヤニヤした。
今後も『DROP DROP』と『BAD GIRL』はセットでお願いします。

この開幕3曲があまりに良すぎて「え、何、開幕3曲で仕留めるセトリが流行ってるの?」ってなった。
(※4日前にあったukkaの舞浜セトリもそうだったので。詳しくはukka舞浜レポ参照。)

『Rain Makers!!』でさらにボルテージを上げてから、一旦MC。
衣装のカッコよさをアピールしつつ、ゆづはな→愛来萌花の順に2WAY仕様だという衣装を着替える(上着を脱ぐ)。
上着を脱ぐと愛来・もえちん(鈴木萌花)・はなちゃんはノースリーブ、ゆづは半袖になり、雰囲気が結構変わる感じ。

BLACK衣装はトップスの丈が短くてゆづ以外の3人はお腹がチラ見えする仕様。
ゆづも完全に隠れてるわけじゃなくてよく見るとトップスの下らへんはお腹透けてるんだよね。4人ともカッコよさもありつつ、セクシーさもあった。
ダンスの腕を上に伸ばす動きとか結構多くて、そうするとお腹がさらに露出する。
メンバーの腕が上がるとオタクの視線はついつい下がってしまうの、ちょっと罪悪感だった。笑

ゆづはながハケるときに「2人を残していくのが心配〜」と茶化してから退場したりとか、もえちんが衣装のポイントについて「脱いだ後のトップスが浪江女子発組合の衣装と似てて、ブラック浪江って感じ」と言って愛来に「あーりんから怒られるよ!」とツッコまれるとか、どんなに衣装や楽曲がカッコよくなってもMCではゆるく楽しい空気になるのは、変わらないアメフラの良さ。

『Dark Face』『月並みファンタジー』『Over the Rainbow』は魅せる・聴かせるブロック。
BLACK衣装での『Dark Face』、笑っちゃうくらいカッコいい。愛来のクールな表情堪らんのよね。
『月並みファンタジー』は見る度にアメフラっシの表現力の高さを再認識する。本当に不思議な世界に迷い込んだような感覚というか。ミュージカルを見ている感覚に近い。
愛来を残して3人が去り、あ、『Over the Rainbow』だ、とすぐ分かる。
ダンスナンバーが増えたアメフラっシだけど、ボーカルだけで魅せる『Over the Rainbow』によって、また違った一面を見せてくれるのが楽しい。

お次は愛来だけが去って、『フロムレター』。
この時だけはペンライトを赤から青に変えるオタク私←
上手側にいたのはゆづだったので、センターのはなちゃんと上手側のゆづを半々くらいで見てた。
ゆづは踊りながらずっと客席の一人一人を見てて、ただ「目を合わせてる」だけじゃなく、その表情で相手とコミュニケーションを取ってるのが分かった。
さすがだなぁ、と感心してたら、ラストの

遠くまでおくるよフロムレター
受け取って欲しいよフロムレター
キミまでとどけるよフロムレター
ボクらへとおくるよフロムレター

の2行目、ゆづパートでレスが飛んできてびっくりした。思いっきり目線と手の振りがこっち向きだった。
こんな良いパート、ゆづ推しに送りなさいよ!!!とも思ったけど、ありがたくお手紙は頂戴しておきます(?)。

『フロムレター』のあたたかい空気から一変、今度は熱々の『轟音』。
慌ててペンライトを青から赤に戻すオタク私←
『轟音』、アメフラのアゲ曲の中では一番好きなんですよね。曲が始まった瞬間、問答無用でアガる。体温も拳も。
メンバーが「足りないよ〜!」「まだまだイケるでしょ!」ってガンガン煽ってくるのもめっちゃ気持ちいい。
もう既にめちゃくちゃ腕上げてるのにどうにかしてもっと突き上げなきゃ!ってハイになる。
ド強いボーカルと前のめりな煽りが今日も最高だった。

ふぅ、今日も『轟音』でいい汗かいたぁ。
って肩の力を脱いた瞬間にかかる、「テッ、テッ、テッ、テテ……」『メタモルフォーズ』のイントロに思わず笑わずにはいられない。
まじかよ〜!!!!
新宿ReNYはジャンプNGな会場なので、ジャンプの代わりとしてスクワットをやれ、とのお達し。
やらされることは分かってたけど、分かっててもつらいし、それが『轟音』からの流れだったのが尚更つらさ倍増だった。
『メタモルフォーズ』中のメンバー煽りは『轟音』以上にイキイキとしてて、あちこちに向かって「ほらその辺もやってー!」とか「東京ってそんなもんなの!?」とか「なんでやらないのー!?」とか「S席もっと腰低くー!」とかとか……ドSが過ぎるのよ。笑 後半は倍速だったし。
もえちんだけが煽りが弱くて、「スクワット〜!」って叫ぶ声に圧がない。そんなところも可愛い。

「みんなスクワットで疲れるだろうと思って、MCを挟んであげるね」「と言ってもそんなに時間ないんだけどね」と優しいようで優しくないMC。
『DISCO-TRAIN』の振り付け講座をするので、座ることもできなくて(膝が)笑う。

そしてまた『SENSITIVE』『Lucky Number』と最新楽曲のオシャレな世界観へ。
『SENSITIVE』の愛来はほんと表情がバチバチにキマってて最高。そこから『Lucky Number』で柔らかい笑顔になるギャップも堪らなく可愛い。

『グロウアップ・マイ・ハート』はパワフルで当然盛り上がるけど、『Lucky Number』と『MICHI』に挟まれると楽曲の振り幅がジェットコースター並みで笑っちゃう。
メタモル以前の楽曲とメタモル以降の楽曲、方向性が全然違うので組み合わせ方によってライブに幅が出てまた一層面白くなるんじゃないと思った。

『MICHI』のセリフを叫ぶパートでは愛来が何故か「チキン!」と叫んだ後、続く3人は普通に自分の名前を叫んだ。
愛来が「ねえ!裏切りじゃん!」と持ち場を離れて3人に詰め寄る。どんな裏切りがあったのか気になる(その後説明はされなかった)。

スッと4人がMCの立ち位置に着いた、けれどその空気感で「あ、これは違うな」と思った。真剣な面持ちの4人を見て、真っ先に浮かんだ曲は『STATEMENT』。

今まで見てきた『STATEMENT』の中で、一番見るのが辛かったのが今日の『STATEMENT』だった。
歌詞の一つ一つに胸が痛む。

あぁ 負けることで 見えてくるものがあるだなんて
あぁ 綺麗事は言いたくない 誰にも負けたくないよ
あぁ 悲しみとか 苦しみとか タダでは消せない
あぁ 選んだ道が間違いじゃないと証明してみせるよ

スタプラフェスの翌日、フェスとリリイベをやったアメフラっシの現場に、愛来はいなかった。
脚の怪我がまだ治り切ってなかったのかもしれない。リリイベのスケジュールも過密だったから疲れが出たのかもしれない。
全ては勝手な憶測でしかないけれど。
「悔しい思いもあった」と、スタプラフェス直後のももクロの配信で愛来は言った。
その言葉と『STATEMENT』がリンクしてしまって、愛来の顔を見ることができなかった。

アンコールは『明後日の方向へ走れ』と『Staring at You』。
このセトリの並びも好きだったなぁ。
メタモル以前のアンコール曲で、前向きに進んでいこうとする『明後日の方向へ走れ』。
メタモル以降のアンコール曲で、過去の悲しみも抱きしめて前を向く『Staring at You』。
共通するキーワードは「希望」かな?
この2曲をパフォーマンスしている4人の表情は柔らかくてあたたかい。アンコールにぴったりのセトリだった。

何が面白いって、ラスト『STATEMENT』『明後日の方向へ走れ』『Staring at You』この3曲って全部作詞作曲が藤田卓也さんなのよな。
アメフラっシにとって「ここぞ」というときに歌う大切な曲のほとんどを作ってくださっている藤田卓也さんには、足を向けて眠れない。

ライブレポ(2部)

2部は1部よりも後ろの列ながらほぼ真ん中の座席で、愛来が正面向いて歌ってると実質レスに感じるほどだった。ステージは足元まで見えたし、真ん中以外の場所も見えたし本当に見やすかった。
1部では歌と表情は楽しめても踊りは見えないことが多かったから、なおさらその差を実感した。

開幕4曲は1部と同じ。
『DISCO-TRAIN』『DROP DROP』『BAD GIRL』の流れはやっぱり最高だった。

1部のMCで『DISCO-TRAIN』の振り付け講座はやったもののさすがに一回じゃ覚えきれなくてアタフタした。でもやっぱ楽しいな。
もっとちゃんとフリコピできるように覚えたらもっと楽しいやつだって思ったので次回頑張ります。

『DROP DROP』をまた全身で浴びることができて興奮したし、ゆづラップパートの後ろでバキバキに踊る愛来を見ることができて「うおおお見たかったやつー!!!」って更にボルテージ上がった。

『BAD GIRL』のはなちゃんイケメンだったんだけど、ボーイッシュなイケメンというよりは大人の女性としてのカッコ良さがあるなと思った。
今日のライブでは終始表情に色気があったのが素敵だった。

衣装チェンジのMCでは、ゆづが1人だけ先に戻ってきた。はなちゃんが戻るまで愛来萌花に残っててもらいたそうなゆづに対して、顔を見合わせて「あ、じゃあ行ってきまーす👋」とニヤニヤ顔で退場する2人。
散々「愛来萌花のMCじゃ不安」とイジった仕返しなのは明白で、ゆづもそれが分かってるから強くは言えない。
普段メンバーとMCしてるときは強気でイキイキしてるゆづが、1人喋りになると不安の色が伝わってきて不憫可愛い。
拍手をタモリ節で止めるやつとか、「じゃあソロでやります。聴いてください、『My Way』……嘘嘘!嘘だからね!」とか、1人でもできることを必死に考えて頑張ってる感がとても良かった。
そして3人が戻ってきたのを見て、真っ先にはなちゃんのところへ突撃して「お前いらない!」って舞台袖に押し戻そうとするゆづ。普段のイキイキとしたゆづが戻ってきてまた笑った。

もえちんがゆづの真似してクラップを止めるやつをやりたい、と言い出した。客席が拍手の音を大きくする。
3人は「え〜、萌花にできる?」とニヤニヤしてた。
チャン、チャチャチャン。
何とも言えない変なポーズだったが、拍手はぴったり止んだ。オタク偉い。
「いや、そこは失敗させるとこでしょ?!なんで成功してるの!」
「アメフラっシを推してる以上、みんなにもギャグセンを磨いてもらわないとだめだからね」
成功を喜ぶもえちんの横で、客席にダメ出しをする3人が愉快。

この後愛来もはなちゃんもやったんだけど、結局全員成功させてしまった。オタクの意思統一はムズい。
はなちゃんはライブの最後の最後に「私も実はやりたい……」って控えめに言い出したの可愛すぎたし、その後4人全員でやろうって流れになったのも愉快すぎた。
愛来が「拍手止めるだけでこんな個性出ることある!?」って言ってたけどほんとそうで、4者4様に変な動きしてた。

1部とセトリが変わった魅せるブロック。
『月並みファンタジー』は歌ってるメンバーよりも歌ってないメンバーの動きを見る方がいろんな表情・表現をしていて見るのが楽しい。
終盤の眠そうな動きはメンバーそれぞれに違いがあってどれも良かった。

『月並みファンタジー』からの『ミクロコスモス・マクロコスモス』は妖しい世界観が続く感じがしてとても良かった。
ミクマクはアメフラっシにとって最初の楽曲だけど、当時の白い衣装を思い出すとこの3年で外見もパフォーマンスもめちゃくちゃ大人びたなぁと実感した。(私がアメフラ現場に通い始めたのは2ndワンマンからだけど)

『雑踏の中で』はメタモル以前の楽曲の中では一番好きな曲なので、イントロというか雑踏の音?「ザザザ……」って音が聞こえてきた時点で「キタ!!!」と思って嬉しさのあまり小さくガッツポーズした。
『雑踏の中で』を見ているうち、こんなに踊りが目を引く曲だったかと驚いた。
特別ダンスナンバーってわけじゃないけど、ダンスのキレ、所作の一つ一つが明らかに以前より美しくなっていた。

『雑踏の中で』と同じ感想を抱いたのが『ハイ・カラー・ラッシュ』だった。
こちらは元々ダンスも激しい曲だけど、なんかもう全ての動きがキレキレでエネルギッシュに感じた。
歌もダンスもシロウトだから何がどう変わったかなんて説明できないけど、「全然違う」ということだけは肌感覚で分かる。

『メタモルフォーズ』以降、ヘッドセットでライブをしたりダンスナンバーが増えたり「公開稽古」イベントでダンスを学んだりと、ダンスを磨きまくってきた1年半。
その成果を改めて実感したのがこの2曲だった。

『フロムレター』では再びペンライトを青へ。
はなちゃんがセンターで視界良好だったので、はなちゃんパートでは全力でペンライト掲げてた。……ら、なんか目が合ったときに笑われた。気がする。(自意識過剰乙)

『メタモルフォーズ』、1日に2回スクワットはダメだって。死んじゃうって。
ていうかメンバーもめっちゃサボってるじゃん!
もえちん棒立ちじゃん!! ズルじゃん!!!
やってるフリとかじゃなくて完全に何もしないでニコニコしてるもえちん、めちゃくちゃワロタ。マスコットみが強い。

MCパートでは「みんな見えてないけどあれステージから見ててキレイなんだよ」と、会場後方の照明の話になった。
壁一面の照明に文字を流せる仕様になっていて、「今言ったら即興で変えてもらえるかな?」と言って、はなちゃんが指パッチン。
流れる『HANA』の文字に沸くメンバー。
私もやりたい!と、愛来→もえちん→ゆづの順にやっていく。
指パッチンができなくて口で「パチン!」って言うもえちん可愛い。
ゆづも指パッチンができなくて、何故か「ミュージック!」って叫んだ。
「え、なに?!ミュージックって何!?」ってばかにする3人。当然文字は出てこない。
ほんとになんで「ミュージック」だったんだろう……笑
「(鳴らせないなら)パチンって言えばいいんだよ」ともえちんにアドバイスをもらい、再チャレンジ。
無事に出てくる『YUDUKI』の文字に一安心。
「あーあ、ここはゆづのは失敗した方が良かったのに」と照明スタッフにまでギャグセンを求めるメンバー。
「きっと照明さんがゆづ推しだったんだよ!」とポジティブなゆづ。
そして、話の流れで、愛来とはなちゃんがこの照明器具で遊べることを事前に知っていたことがバレる。
「本気で喜んでた私たちがばかみたいじゃん!」と怒るゆづが不憫可愛かった。

『SENSITIVE』は愛来が正面に視線向けまくってて実質レス祭りで最高だった。クールな表情がカッコよくて衣装にもよく似合ってた。

『MICHI』のセリフパートは今度は裏切りなしで、
「ツアー」「たくさん」「盛り上がって」「くれてありがとう!」
この言葉を聞いて「あぁ、本当に終わっちゃうんだなぁ」って、楽しい曲なのにしみじみしちゃった。

1部アンコールの『明後日の方向へ走れ』『Staring at You』を見て、少し前向きな気持ちになれたこともあって、2部の『STATEMENT』は1部よりも平静な状態で聴けた。
メンバー4人の真剣な眼差しを見て、愛来の「このまま終わるもんか」を聞いて、「報われてほしいな、応援したいな」って気持ちが改めて強くなった。

アンコールの時だっけ?
愛来とゆづが曲中にジャンケンしてて笑った。
3回勝負だったんだけど、愛来はグー✊→チョキ✌️→パー✋の順で出してて単調すぎるwwwって笑った。
勝敗は負け、勝ち、負け、で愛来の1勝2敗だった、はず。たぶん。

ラストの『Staring at You』では、真ん中で4人がスリーピースポーズを重ねて「⭐︎」をつくる場面で愛来の表情が崩れる。笑いが止まらない感じで、どうした?と思ってたら、「指攣った!痛い〜!」と。
最後の最後にそんな、タイミングの悪いことある?笑
カッコよく終われなくても「そんなとこも、アメフラらしい」って楽しく思えちゃうから、ずるいよねぇ。

締めの挨拶で、愛来は「私、ファンの皆さんは永遠のパートナーだって思うんです」と言った。
突然のフレーズに、客席は小さな笑いに包まれた。案の定、メンバーにいじられる愛来。
愛来「え、私がこんなポエムっぽいこと言うの初めてじゃない?」
ゆづはな「「いつもだよ!!」」

見事なまでの綺麗なハモりに、客席は今度はドッと笑った。さすがゆづはな、息ピッタリだ。

愛来はスタプラで百田夏菜子の系譜とされていて、ライブの締めの挨拶でも感動的な言葉を期待されがちだけど、実は愛来は百田夏菜子と違ってあまり言葉回しがうまくない。
11月6日のSENSITIVEリリイベの最終日の挨拶でも、「お話するのが得意ではないので、特典会などでファンの皆さんに誤解されてしまってるかもしれない。ごめんなさい」とわざわざ謝罪するほどだから、本人的にも苦手意識があるのだろう。
でも、アメフラっシ4人で喋っているMCでは愛来はゆづはな(特にゆづ)にイジられながら楽しそうに話していて(もえちんは大抵ぽやーっと笑って見ている)、その飾らない関係性はアメフラっシの魅力の1つだ。
愛来は愛来であって百田夏菜子になる必要はないよな、と両推しの私は思う。

ちなみにここ最近は愛来が話す前にゆづが「あんまり長く話さないでね」「泣かないでね」としんみりムードにならない場づくりをしていて、締めのMCで泣くことはほとんどなくなった。
締めの挨拶で必ずしも感動的なトークをする必要はないと思うし、「良いことを言わないといけない」というプレッシャーから解放されて楽しく笑いながら終わるライブは、アメフラらしくていいよなぁ、とゆづはなのハモリツッコミに驚いた表情の愛来を見て思った。

そしてまさかの、ダブルアンコール。
手を叩きながら、終演アナウンスがなかなか流れてこない状況でいけるか?くるか?と様子を伺ってたら4人が現れて、キター!!!って沸いた。
曲もまさかの『DISCO-TRAIN』!
これもブチ沸いた。
リリイベで唯一やらずに今日初めてパフォーマンスを見た『DISCO-TRAIN』。
それがあまりに楽しかったから、「2回とは言わずまたすぐ見たい!」って思ってた曲だったので、めちゃくちゃ嬉しかった。

『DISCO-TRAIN』の終盤、下手側にいた愛来がスッと舞台袖へ。「ん?何?」とそちらを凝視してたら、すぐ戻ってきた、その手にはゆづの車掌帽。
愛来が悪い顔をしているのを見て、つられてニヤニヤしちゃうオタク私。
帽子を被ったまま踊り続ける愛来。横一列に並んだメンバーはなかなか気づかない。
愛来自身、メンバーのツッコミ待ちだった部分も大いにある思うのだけど、帽子を被りながらずっとメンバーのことチラチラ見てたのが小動物感あって可愛かった。
少しして、隣のはなちゃんが気づいた。何やってんの!って顔。愛来はニヤニヤ。
肝心のゆづは一番離れた上手側にいたせいもあって全然気づいてもらえず、最後に4人がセンターに集合した際にようやくバレて「ねえ!」と怒られる。
怒られてる愛来、ちょっと嬉しそうにも見えた。
ゆづの怒りのツッコミで面白かったのは、「この曲はね、ゆづが車掌で、はなちゃんが電車なんだよ!」という衝撃の発言。
そんな設定あったの!?と驚いてはなちゃんを見たら「もちろんそうだよ!」と言わんばかりに電車のポーズをキメてるはなちゃんがまた面白すぎる。
で、萌花が乗客。愛来は吊革だからね。吊革がこの帽子被ろうだなんて一番やっちゃダメだよ!
いや、衝撃的な設定が多すぎる。笑
吊革役ってなに?!!?笑笑
愛来も強く反論はせず、ゆづの怒りを受け止めていた。いや、いいの??? 吊革でいいの???!

グループのセンターが怒られて吊革呼ばわりされて終わるツアーファイナルのダブルアンコール、前代未聞すぎて大好きだった。

おわりに

1部の終演後に特典会に参加しました。
グルショにしました。
座って撮影すると言われたので、テーマは「脚を組んでカッコよく」。

BLACK衣装、カッコよくて最高だな〜!
ライブももちろんカッコよくて、特に新曲群はやっぱり全曲良いからどれが来てもアガった。
でも、ライブが終わってみると心に残ってるのはカッコよさよりも「楽しさ」「愉快さ」なんだよね。
最後の帽子のくだりとか。
カッコよさの合間に差し込まれるアメフラっシの愉快さが、スイカに塩をかけて食べるみたいな、良い塩梅の楽しさになっていて、そこが何より好きなんだなって。
カッコいいだけでもダメだし、愉快なだけでもダメなんですよ、私欲張りなので。
そんな私の欲をお腹いっぱい満たしてくれた、めちゃくちゃ楽しいライブでした。


そうそう、ダブルアンコールの曲が『DISCO-TRAIN』だったのなんでかな?って思って、歌詞を見てたんですよ。

どこまで続く軌道 途中からもOK
楽しんだもん勝ち 尽きない話 
しながら Go this way

この曲の歌詞って、今のアメフラっシの状況と重なる部分がたくさんあるように思えるんですよね。
アメフラっシという電車が進んでいく中で、途中駅から乗り込んでくる人、降りる人。トンネルのような真っ暗な場所を通って、その先に光の景色がある。
特にこの間のリリイベ期間では「アメフラに初めて来た!」とか「地方にリリイベ来てくれたからようやく会えた!」とかそんな声もたくさんTwitterで見かけたし。
そういった人たちに向けて「途中からもOK!」って歓迎してるメンバーと、既存のファンの姿もたくさん見ました。
そんな今だからこそ、ダブルアンコールに『DISCO-TRAIN』のメッセージを伝えてくれたの、すごく意味が大きいなぁ、と実感したのでした。


2021年ラストワンマンはクリスマスライブ!
今回のライブとはまた違ったライブになるのかな? 今年の総決算になるのかな?
楽しみが尽きなくて、本当に嬉しいな〜!

あ、まだアメフラっシのワンマンライブを見たことがないオタクの皆様。
「途中からもOK!」ですので、お待ちしてますよ。

この記事が参加している募集

#イベントレポ

26,072件

#私のイチオシ

50,792件

サポートするより私の推しを見てくれた方が嬉しい。 動画でもSNSでもフェスでもライブでも良いから、私の自慢の推しを見てくれたら嬉しい。 そして、私の推しをあなたも好きになってくれたら、もっと嬉しい。