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2021年9月の記事一覧
家族にも薬の危険性を説明しておくことが必要らしい
添付文書は薬の使用上の注意や用法用量、効果や副作用などを記載した文書である。普段 医療関係者ですら真面目に見ることはないものの、精神科医にとって重要なことがいくつかある。
アリピプラゾール(エビリファイ)、オランザピン(ジプレキサ)、クエチアピン(セロクエル)に添付文書に書かれてあることである。
1.糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡等の死亡に至ることもある重大な副作用が発現するおそれがあ
微量の抗精神病薬と民間療法を勧める医師
世の中にはいろいろな人たちがいる。
精神科の世界でも「抗精神病薬は(少量ではなく)微量しか必要がない」「民間療法を使えば良くなる」と主張している人たちがいる。
こういった類の話をするとすぐ誤解し、文章をよく読まずに感情的に批判する人が続出するので先に結論を述べておく。
微量の抗精神病薬の有効性や民間療法を否定する気はない。しかし、こういった一般的ではない主張をする人たちは「上手くいかない人た
7時間睡眠が最も死亡率が低い
どのくらい眠るのが一番良いかは難しい問題である。
7時間眠る人が長生き7時間睡眠をしている人が最も死亡率が低いというデータがある。
7時間睡眠の人と比べた死亡率
4.5時間未満 男性 1.62倍、女性 1.60倍
9.5時間以上 男性 1.73倍、女性 1.92倍
出典:Kripke DF et al. Arch Gen Psychiatry 2002
日本人を対象としたデータでも、
7時間