【 幽霊はなぜこわいのか 】
たまに、夢で幽霊をみることがある。
幽霊、といっても
実際に見たことは無いので
イメージと幽霊に対しての感情で出来ている何か
を幽霊としている。
そんな幽霊の実態はない。
ただ、怖くて恐ろしくて暗いそんな、何か、だ。
そしていつしか、何か、を幽霊と呼び
幽霊はなぜ怖いのか、について
自分なりにまとめてみた。
幽霊に
わたしはいつも追い掛けられたり
引っ張られたり
なにかを訴えられたり
見つめられたりしている。
できれば見たくないし出会いたくない。
はっきり言うと嫌いだ。
夢で見たときは、夢とわかるまで
怖くて怖くて冷や汗を出す程に。
なにが原因なのか、
なにから幽霊のイメージになるのか、
冷静に考えてみることにした。
まず、イメージは、
幼い頃から幽霊というものが
怖かったところからきているのだろう。
おばけなんてないさ、という歌をうたわないと
夜中のトイレに行けないほど。
そして幽霊はだいたい暗い場所にいる。
暗闇は何も見えず何がいるかもわからない不安
進んでも大丈夫か確信がない…というところから
幽霊=怖い、不安な場所にいる
そんなイメージが出来上がったのだろう。
また、霊感のある人間以外は
幽霊なんてみることも触ることもできない
不確定な存在である。
そのことが余計に不安要素を増していると考える。
上記のように幽霊と名付けられた何かは
不確定要素が多いが故に怖がっているのだ。
いつか夢の中以外で幽霊に出会えたり
これが幽霊です!と明確な定義があれば
その不確定要素も払拭されるのであろう。
このようにまとめてみたものの、
幽霊に対しての苦手意識は消えなかった。
今日も、わたしは幽霊がこわい。