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食べることが生き甲斐の人間が断食をした話①

私の日頃の食生活

食べることくらいしか楽しみがないのに、断食道場に入門した。
理由は2つ。
1つは人生最高体重を記録したこと。
もう1つは、持病の状態が悪く、慢性的に疼痛、吐き気、動悸、睡眠麻痺(金縛りともいう)、耳鳴り(頭内爆発音)などの体調不良が無視できなくなっていたから。

服薬もしている。
電気治療もしている。
ウォーキングも、軽い筋トレも、医師に勧められたことは予算が許す限りやっている。
いや、ひとつしてないことがあったか。
よく寝て、よく休養をとることだ。

私の仕事は休日出勤や出張が多く、22時前に夕食をとるなど夢のまた夢だ。
あくる朝は朝ごはんを食べず家を飛び出す。昼はデスクでパソコンを打ちながら片手で齧れるプロテインバーなどで済ませ(プロテインバーの活用法を間違えている)、夕飯は22時以降にドカ食い。
寝る前にご褒美のデザートを体にIN。
太るに決まっている。
胃腸を、フル稼働させていたのだ。

昼食が上司たちと一緒なら最悪だ。
誇張でなく、バキュームのように5分程度でラーメンや蕎麦を吸い終えなければならない。
うちはマッチョイズム全開な職場なので、食べるのが遅い奴=ダメな奴
酒飲めない奴=つまらない奴
というレッテルが貼られ、ホモソーシャルグループの輪から外される。
※なので私は輪の外にいるのだが。

せめて1人でゆっくり食べられる日はヘルシーなメニューを選びたいが、職場の周りには牛丼チェーン、ラーメン店、ハンバーガーショップ、中華料理店、揚げ物中心のランチを出す居酒屋くらいしかない。
ちなみに社内には食堂はおろか、飲食スペースがないのでコンビニはほぼ利用しない。(居場所が…ない…)

さあ、私の食生活と食の環境はこんな感じだ。
こういうランチ難民の人、案外居るんじゃないだろうか。
ちなみに発症以来、自炊はほとんどしていない。フィジカル・環境の両面とも絶望的だ。

断食方法をネットや本で調べたが、自宅で行う方法は早々に選択肢から外したし、断食を終えた今も、絶対におすすめしない。
次に数ある断食道場をネットで比較したのだが、そう迷わずにすんなり決めることができた。

なんと17年前からいつか行きたいな〜と思っていた施設を発見したのだ。
たかぎなおこさんの『ひとりたび2年生』を読んで、当時20代前半だった私は初めて断食に興味を持ったのだ。

そうだ!私に、断食を妙〜に気になる存在にさせたのは、ココだったじゃないか!
決まりだ決まり。ポチポチポチポチ。はい予約っと。

そんな流れで勢いよく予約までは完了しました。
②では、新幹線と特急を乗り継いで断食施設にチェックインします。
続く。

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