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派遣での「準備期間」が介護業界で働く自信に。いずれは国家資格の取得も目指したい

スタッフサービスグループが目指す『いつからでも、どこにいても、誰もがより良い「働く」に出会える社会の実現』に向けた取り組みを紹介する「Vision実現へのアクション」。今回は当グループで医療・介護の分野での人材総合サービスを展開し、業界の従事者を増やしていくことを目指す、スタッフサービス・メディカルを紹介します。

少子高齢化による要介護人口が増えていく一方、介護業界では人手不足が顕著です。スタッフサービス・メディカルでは、介護業界への人材の流入と定着に取り組んでいます。未経験から介護職にチャレンジし、スタッフサービス・メディカルで経験を積み、派遣先の直接雇用へ転換していくというキャリアパスを推進。千葉県内の医療法人で看護助手として働くアベディン ラヒムンさんもその一人です。アベディンさんの新たなキャリアは、スタッフサービス・メディカルとの出会いによってどのように実現したのでしょうか。営業担当の吉澤よしざわ れんとともに、これまでを振り返ってもらいました。


未経験から安心してスタートできる仕組みで、高齢化社会の介護の担い手を増やす

厚生労働省は、少子高齢化が進む日本社会において将来的に必要となる介護人材の数を試算しており、2025年にはあと32万人が必要※と言われています。何もしなければ、これまで以上に人手不足になりかねない。だからこそスタッフサービス・メディカルでは、介護業界への人材流入と定着を実現するために、未経験人材や外国籍・シニア・時短就業者など、多様な人材の介護職へのチャレンジを支援しています。
派遣サービスの特徴を活かし、「まずは派遣就業からスタートして、派遣スタッフ本人と施設双方の納得の上で直接雇用に切り換える」というキャリアパスを推進。派遣先と共に、就業環境や就業条件の整備にも取り組んできました。また、派遣から直接雇用に切り替わった後でも、この業界で働く皆さんに伴走し続けたいという想いから、半年に1度の頻度で企業様に活躍状況を伺い、継続的な活躍を見守っています。

スタッフサービス・メディカルでは、こうした取り組みを通じて介護業界で働き続けている人を「フレンド」と呼んでいます。現在、その数8,000人超。バングラディシュ国籍で未経験から介護の仕事にチャレンジしているアベディンさんもフレンドの一人です。

※ 厚労省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」(2021年7月9日)より

派遣就業を経て、直接雇用。その後、2か月で正社員登用。着実なステップアップの実感がある

アベディン ラヒムン さん
千葉県内の医療法人 職員
2021年3月までスタッフサービス・メディカルの派遣スタッフ

私は2021年から病院の看護助手として働き、介護が必要な患者さんのお世話をする仕事をしています。その前はレストランのキッチンで働いていたのですが、新型コロナウイルスの影響でお店の経営が悪化し退職することに。新たな仕事を探すなかで、頭に浮かんだのが介護の仕事でした。

というのも、以前から夫の父に介護が必要で、この分野に興味があったんです。けれど私たち夫婦はバングラディシュ出身で、コロナ禍の今は母国の家族と自由に会うことができません。だったら、日本で介護を必要とする人たちの役に立ちたい。仕事を通して介護の知識・技術を身につけることができたら、いつか家族の役にも立てるだろうと思ったんです。

介護の求人は他にも見ましたが、スタッフサービス・メディカルに登録することにしたのは、他のどこよりも親切・丁寧だったからです。知識がない私にもわかりやすく介護の仕事や就業の仕組みを丁寧に説明してくれ、私の希望にもしっかりと耳を傾けてくれました。そして何より、良いことばかりではなく仕事の厳しい側面も隠さず伝えてくれたことで、憧れだけでなく覚悟を持って仕事を開始することができました。

最初はスタッフサービス・メディカルの派遣スタッフとして就業。はじめのうちは「何かあったらどうしよう」と、患者さんに触れることすら怖かったのですが、先輩の仕事を補助しながら実践を続けることで、徐々にやり方を覚えていくことができました。2ヶ月の派遣就業を経て、病院からも継続的な就業を期待してもらい、直接雇用に変更。パートからスタートし、業務の覚えが早いと評価してもらい、その後、2ヶ月で正社員になりました。

このように、少しずつステップアップしていくことで自分の成長に手応えを感じられたからこそ、私は介護の仕事を続けられている気がします。また、患者さんから信頼いただき、何かあったときに私を頼ってくれるのも嬉しい。お世話をしながら患者さんと雑談できるような仲になることや、仕事を通して患者さんを笑顔に出来たとき、私は介護の道を選んで良かったと感じます。

今、私が目指しているのは、「介護福祉士」の資格を取ること。スタッフサービス・メディカルを通じてはじまった介護職1年目で、「ここならできる。もっとがんばりたい」と思えたからこそ、さらに上を目指したいと思えるようになりました。試験を受けるには実務経験3年が必要。そのときに備えて、介護の勉強にも日本語の勉強にも励んでいきたいです。

「コラボ企業様」や「フレンド」と共に、介護業界全体の人材課題を解消したい

吉澤 蓮(よしざわ れん)
株式会社スタッフサービス メディカル事業本部 首都圏ブロック 柏オフィス

アベディンさんは介護の仕事こそ未経験でしたが、私は彼女が前職・前々職でいずれも7年~8年近く就業されていることに注目しました。お話をした印象も真面目で誠実。地道に着実に経験を積める環境であれば、大きく活躍できる人材になってくれるに違いないと期待して紹介したのが、現在の派遣先です。

派遣就業中も非常に前向きで、就業のフォローというより今後のキャリアを見据えた将来の話をしていました。短期間で直接雇用となり社員登用されたのも、さすがの一言。普段私がお付き合いしている病院の担当者様も、「アベディンさん、良いですね!」とことあるごとに評価してくださいます。スタッフサービス・メディカルを通じて介護職に挑戦しているフレンドのみなさんが、元気に活躍している様子を感じられるのは、私にとっても非常に嬉しく、やりがいにつながっています。

また、アベディンさんが良き前例となり、この派遣先が未経験から介護の仕事に挑戦するフレンドを多数受け入れてくださっているのも成果の一つ。今私たちは、一緒に介護人材の拡大に取り組んでくださる「コラボ企業様」を増やそうとしています。そのためには、活躍人材の条件に経験の有無や国籍などの属性は関係ないことを、もっと世に広めていくことも必要です。アベディンさんのような外国籍のフレンドの方はもちろん、私の身近では60~70代も多数活躍しています。多様な人にチャンスをもたらせば、派遣先の課題や個人の困りごとの解消にも繋がっていくはず。そう信じ、これからもさまざまな提案・取り組みを続けたいです。

※所属や肩書は取材当時のものです。


\お読みいただき、ありがとうございました!/

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