データで見る!オンライン塾の需要はどう変化した?
新型コロナの影響で学校や学習塾が休みになり、オンライン塾や映像授業を受ける方が増えています。では実際どのくらいの需要変化があるのでしょうか? 塾選びサイトのアクセスデータで分析しました。
はじめに
こんにちは!「こどもコーチのこーちゃん」ことスタスタCEOの鈴木孝一です。
東工大院卒、ITベンチャーと一部上場企業を経て教育ベンチャー2社経営、趣味で器械体操やプレミアムテキーラのインストラクター、・・・。誰かが敷いたレールには従わない人生を毎日楽しんでいます。
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新型コロナの影響で学校や学習塾が休みになり、オンライン塾や映像授業を受ける方が増えています。では実際どのくらいの需要変化があるのでしょうか? 塾選びサイトのアクセスデータで分析しました。
◆休校で家で勉強しないといけない
👦:ねぇお父さん! また学校の休みが延長になっちゃったね。ボクは塾が休みになってないから何とか大丈夫だけど、塾が休みになった子とかそもそも通ってない子はちゃんと勉強できてるのかな?
父:キミが通っている塾は元々パソコンを使って自分で勉強を進めていく塾だから休みになってないけど、学校みたいにみんなが教室に集まって授業を受ける塾とか、先生と1対1で教えてもらう塾とかは休みになってるところも多いみたいだね。
👦:休みになってる塾は宿題とかが出てるのかな?
父:宿題が沢山出てたり、教室での授業は休みだけどオンラインで授業をやっているところも結構あるね。Youtubeに授業動画をUPしたり、Zoomでオンライン授業をやったり、授業はせずにただZoomとかをつないでオンライン自習室みたいにしたり。色んなやり方があるみたいだよ。
👦:へぇー面白いね。それぞれメリット・デメリットがあるんだろうね。
父:塾に通ってない人は大変だよね。学校で勉強できてたときは良かったけど、休校になって家で勉強しないといけない状況だと上手くできるとは限らないよね。お父さんが小学生だったらきっと勉強できてないと思う。
👦:ダメじゃん!
父:多分同じような状況の子たちが多いんだろうね。4月頭くらいから「オンライン塾」の需要が急激に高まってるみたいなんだよね。お父さんが運営している塾選びサイト「スタスタ」でのページ閲覧数も急増してるんだ。
👦:そうなんだ! てか「オンライン塾」ってなんだっけ?
父:教室に通わずにパソコンとかタブレットを使ってインターネット経由で授業や指導が受けられたり、学習ができるサービスだ。必ずしも先生がずっと居るわけではない。例えば授業映像を見て自分で学習を進めるのがメインのものもある。
👦:そういうのがあるんだね! コロナで外出自粛しないといけないから、オンラインで学べるのはいいね! どのくらいニーズが伸びてるの?
◆Googleトレンドでの変化
父:まず検索数自体がどのくらい増えているかを見てみよう。Googleが提供しているサービスで「Googleトレンド」ってのがある。キーワードを入力すると、検索数の変化をグラフで見せてくれるんだ。
👦:「どのくらい検索されているか」ってのがわかるの? すごくない? お金かからないの?
父:無料なんだ。スゴイよね。でも「どのくらい」のところは相対的にしかわからないんだ。実際に何回検索されたかっていう数字は出ない。でも時間的な変化は確認できるし、キーワード間の比較もできる。
👦:具体的な例で教えてほしい!
父:その方がわかりやすいよね。じゃあまず「塾」っていうキーワードの検索数が1年間でどう変化したかってのを見てみよう。
Googleトレンド「塾」
👦:この右の点がついているところが4月5日なんだね。休校になったときになにか変化があるかって言ったら、特になさそうだね。
父:変化ないね。年明けから1月、2月と検索数が増えているのは、塾を選ぶ時期だからね。これは毎年起こっていることだ。じゃあ次に「オンライン 塾」を見てみようか。
Googleトレンド「オンライン 塾」
👦:すご!! 4月になってから急激に立ち上がってるね!
父:急激に検索数が増えてるよね。まあ最初に話した通り、4月からも休校が続くことが決まって「勉強どうしよう!」ってなった家庭が検索していると推測できるよね。
👦:「オンライン 塾」が「塾」に追いつくか、追い抜くくらいの検索数になったってこと?
父:いや、そうじゃない。そこを見誤るとマズイね。さっきも言った通り飽くまでも「相対値」なんだ。グラフの横にある25とか100とかの数値に騙されちゃいけない。さっきの2つを比較したグラフをみるとよくわかる。
Googleトレンド「塾」vs「オンライン 塾」
👦:この赤い線が「オンライン 塾」ってこと? ほぼペッタンコじゃん!笑
父:そういうこと 笑 「塾」の検索数に比べたら50分の1くらいってことだね。でも逆に言うと50分の1くらいは有るってことだ。去年は線が一番下にピッタリくっついてるでしょ? ほぼ検索なんてなかったってことだ。それが今はちゃんと検索されてる。
👦:たしかに。一定数は確実に検索されてるってことだね。あれ? そういえばさっき塾選びサイト「スタスタ」の閲覧数が増えてるって言ってたよね? それも教えてよ!
◆オンライン塾の比較記事の閲覧数
父:そう「スタスタ」では色んな記事を書いているんだけど、その中に「オンライン 塾」に関するものがいくつか有るんだ。特に次の3つの閲覧が伸びてるよ。
👦:小学生向け、中学生向け、高校生向けの「オンライン 塾」や「オンライン家庭教師」を紹介する記事なんだね。
父:やっぱり皆んな比較して選びたいんだろうね。それぞれの公式サイトを自分で見比べるのって結構大変だからね。特徴や料金がまとまってると便利だよね。
👦:どんな風に検索数が伸びてるの? 小中高で違いがあったりするの?
父:見てみよう。自分のサイトがどのくらい見られているか、とか他にも色んなことを分析できる「Google Analytics(アナリティクス)」のグラフだ。
Google Analytics「小学生向け」PV
Google Analytics「中学生向け」PV
Google Analytics「高校生向け」PV
👦:これもスゴイ! 明らかに4月から見られるようになってるね。
父:Googleトレンドでも見たように検索数自体が4月から増えてるからね。小中高の違いを見てみると、
・小 4月までほぼ0。4月から急速に増えている
・中 4月までほぼ0。4月からじわじわと増えている
・高 4月までも多少有り。4月から急速に増えている
って感じだね。小中高生向けのオンライン塾ってのは、完全にコロナで生まれた需要みたいだね。逆に高校生向けは以前から多少は需要があったってことだね。
👦:どうして中学だけじわじわ増えるんだろうね?
父:どうしてだろうね。いい質問だけど理由はよくわからないね。単なる仮説だけど、小学生は学校が無くなって自分で勉強できる人が少ないから親が慌てて探したのかな。高校生は大学受験に向けてちゃんと勉強しないとって切羽詰まってるのかな。中学生はそのどちらでもないって感じかな。
👦:この1週間くらいは小中高のどれも少し下がってきてるね。
父:これも単なる仮説に過ぎないけど、GWは閲覧数がスゴく伸びてるよね。休みなのにお出かけできなくて時間がたっぷりあって、オンライン塾探してる人はGW中に見ちゃったのかなーと。それで一時的に見る人が落ち着いてるのかな。
👦:じゃあお父さんはこのあとまた増えてくるって予想してるの?
◆今後の需要予測
父:しばらく同じくらいで推移して、緊急事態宣言が解除されてしばらく経って再流行し始めてもう一回緊急事態宣言が出て学校が休みになったときに、またドカンと増えるんじゃないかなと予測してるよ。
👦:え! 5月末に解除されて、また緊急事態宣言って出ちゃうの? また学校休みになっちゃうの??
父:わかんないよ。誰にも正解は。でもそうなる可能性が高いだろうなとは思ってる。それが夏なのか秋なのか冬まで持つのか、わからないことばっかりだけど、ウイルスの性質的にきっと再流行しちゃうんだろうなって。
👦:みんなが新しい生活様式を頑張っても??
父:以前話した通り、専門家会議の出してるグラフでも再流行して再度緊急事態宣言が出るのが想定されてるよね。二本の下向き太い黒矢印のところが、緊急事態宣言のことだよね。
👦:そっか、そうだったね・・・。
父:だから今後も「オンライン 塾」のページは充実させていきたいと思ってるよ。みんなに有益な情報を提供したいからね。
さいごに
ちなみにスタスタは、
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