夜勤中に呪霊と遭遇してしまった
これは、実話である。
某日、深夜3時30分
静かな夜でした。とてもとても静かな夜。
わたくしは優雅に紅茶ラテを飲みながらそこそこに鳴り止まないナースコールを取り、時には歩けないことを忘れてしまった認知症のお爺様のトイレ介助を行い、時には品のあるお婆様がトイレまで歩かれるのを見届け、時には空になりアラームの鳴っているシリンジポンプを更新し、それはそれは忙しなく夜勤の一人番をこなしていたのです。
4時の巡視。とはいっても少々早いですが、ナースコールや点滴のアラームをさばきながら