いちも詩
はじめまして、あるいは、非・はじめまして(「非・はじめまして」は、わたしをすでに知っている方へのご挨拶です)。
藤野ゆくえです。
わたしは「いちも詩」というものを、つくっています。
一文字(いちもじ)の漢字と言葉を組みあわせた、ひとつの詩。それが「いちも詩」です。
わたしは無節操に創作をしています。小説と詩を書き、短歌と俳句を詠み、水彩・油彩・ペン画を描き、DTM とボーカロイドを使用して曲をつくり……。
我ながら「どんだけ欲張っちゃってんの?」って、たまに思います。実は、一点集中型の方、ひとつのことをとことん突き詰めて極めている方、そういった方々に憧れていて、コンプレックスさえ抱いています。
ところが「じゃあどれかひとつに絞るならどれ?」と自分に訊いてみると、「そんなの選べない! ぜんぶつくりたい!」と返ってきます。
そんなこんなで、とにかくつくりたいものをつくっています。
さてさて、わたしは2年と9ヶ月ほど前から、「いちも詩」というものをつくって、Twitter と Instagram で発表しています。
いちも詩をつくりはじめたきっかけは、とある夢でした。
このツイートですべてを言ってしまっているのですが、ほんとうにただそれだけのことです。夢の中のわたしは、ノートにこういうものをせっせと書いていたのです。
そして、目が覚めてもわたしはこれを忘れていませんでした。
これは、ひとつの作品たりうるのではなかろうか……。そう思ったわたしはこれを、「一文字の詩」=「いちも詩」と名づけました。
その後につくったいちも詩は、夢の中に出てきたわけではなく、自分でいろいろ考えて、脳味噌をしぼりにしぼって、つくりだしたものです。
(たまには夢に出てきてくれてもいいのになあ……)
そもそもわたしは夢をあまり覚えていられないたちで、覚えている夢といったら、ほぼすべてが五十嵐隆氏(わたしの大好きなバンドである syrup16g の Gt./Vo. です)にまつわるものです。
先日、わたしのつくったいちも詩が計 250 篇となりました(ネット上に発表済みのもののみで)。
いちも詩をつくり続けるうちに、いつしか「いずれ 1,000 篇はつくりたい」と思うようになりました。なにせ常用漢字だけでも 2,000 字を超えるのですから、きっとつくれる、と。
そして「ついに」と言うべきか「やっと」と言うべきか、4分の1まで来たのです。
「こんなの詩じゃない」と、面と向かって言われたことも、あります。でも、わたしが詩だと思っているのだから、詩なのです。
なによりも、この「いちも詩」を好いてくれる人が、いらっしゃるのです。しかも一人ではなく、複数人!
わたしはいちも詩をあしらったアクリルキーホルダーをつくったり、いちも詩だけを集めた詩集をつくったりしてきましたが、それらを「お金を払ってでも手元に置いておきたい」と思ってくださる方が、いらっしゃるのです。
こんなに嬉しいことがあるでしょうか?
こちらは、わたしがつくった「いちも詩」のアクキー(アクリルキーホルダー)を買ってくださった方々のツイートです(ツイートの掲載の許可はいただいております)。
そしてこちらは、わたしがつくったいちも詩集『さよならを散らかして』を買ってくださった方々のツイートです(先に同じく、ツイートの掲載の許可はいただいております)。
上記の方は、BOOTH 経由で『さよならを散らかして』と一緒に、ミニいちも詩集『どうしても遠い』も買ってくださいました。
そして上記の方は、わたしが 2022/09/25 に行われた文学フリマ大阪に出店した際に、いちも詩集『さよならを散らかして』と、歌集『字余りな僕の世界』を買ってくださいました。
ちなみに上のツイートでは「ひとも詩」となっておりますが……、
はい。実は、最初に名付けるときに、「(ひともじ、からの)ひとも詩」と「(いちもじ、からの)いちも詩」で迷ったんです。
ひともし……、あれ……、なんか聞き覚えが……?
そうですね、某モンスターですね。ほとんどプレイしたことはないのに、偶然、名前と姿だけは知っていました。
まあ、そこで被ったところでなにもないでしょうけれど、なんとなく癪と言いますか……、ともあれ「ひとも詩」は避けて、「いちも詩」にしたのでした。
さらにわたしは「いちも詩」の入った詩を書くようにもなりました。そのうちのいくつかを、紹介しておきます。
これからも「いちも詩」をどんどんつくっていく所存です。少なくとも 1,000 篇を超えるまではやめられません。頑張ります。
ここまでお読みくださって、ありがとうございました。
▶︎藤野ゆくえ(Fujino Yukue)
▶︎Twitter→@srwnks
▶︎Site→ハノカイレ
▶︎Instagram(いちも詩)→@srwnks
この記事が参加している募集
サポートしていただけると、とってもうれしいです、……が、余裕のない方は無理してはいけませんよ! ちなみにサポート代は生活費・画材・文芸創作にまつわる道具などに使わせていただきます……!