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映画感想記 『ミッドナイト・イン・パリ』

誰しも、過去が恋しくなる時があると思う。それは、自分が体験した過去かもしれないし、それ以上の過去に行きたいこともあるかもしれない。例えば、サッカーのレジェンド、クライフの全盛期のプレーが見たいとか。そんな夢みたいなことが実際に起こる映画が、今回紹介する『ミッドナイト・イン・パリ』。過去に戻りたい!っていう人は共感する部分が多いかも。

誰にとっても"過去"はレジェンド?

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ハリウッドの脚本家ギルが、婚約者とその両親と共に憧れのパリに滞在中。 そんな彼がある夜、0時を告げる鐘の音に導かれて迷い込んだ先は、芸術花開く1920年代だった! これは夢か幻かと驚くギルの前に、次から次へと偉人を名乗る面々と、妖艶な美女アドリアナが現れて本当に良いものは何かを学ぶロマンティックなファンタジーコメディ。

世界観と雰囲気に吸い込まれる

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『ミッドナイト・イン・パリ』この作品に吸い込まれる要因の一つに、パリの綺麗な街並みと小気味良いジャズの音色が、映画の過去に戻る世界観と合わさって独特の空気感を作って観てる人を惹き込む。その空気感は、ヘミングウェイやピカソなど、有名な芸術家の時代に行ったことさえも、当然のことのように思わせる。登場人物一人一人のセリフも素晴らしい魅力的な作品。

・「現在には不満を感じるものなんだ。なぜなら、人生って不満を感じるものだから」---ギル・ペンダー
・「真実の愛は、人を死からいっとき遠ざける。すべての臆病さは、愛がないか、愛が足りないためだ」---ヘミングウェイ

芸術史を知らない人でも楽しめるストーリー

note ミッドナイトインパリ

この映画は、1920年代の芸術家が多く出てくる。世界史が好きな人や芸術が好きな人は、もちろん楽しめるが、世界史や芸術に興味がない人も十分楽しめる。すごい有名な人なんだな〜くらいで、物語を楽しむ上で特段問題なく。それ以上に物語で感じる、どの時代にも今よりも少し前の時代が1番で,今は退屈だと言っている人がいるのにはハッとさせられる。未来は分からないため不安で,少し前のことは、経験があるから楽しめる。おじさん、おばさんが「昔はよかった」みたいなことをよく言うのはそのせいなのかも。有名な方もそう思っているのは親近感が湧いて少し嬉しく感じる。

まとめ:過去と上手に向き合おう

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いかがでしたか?今回は『ミッドナイト・イン・パリ』を見ました。この映画は、内容がシンプルなのでわかりやすく楽しめました。無理ってわかってるけど、自分も過去に戻っていろんな偉人に会って話してみたいなーと感じました。映画は、無理な夢も現実みたいな感覚で観れるから好きなんですよね。最後までご覧いただきありがとうございました。


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