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may_lily
歌詞 黒猫が濡れる夜
絶え間無く降る雨に濡れて 許すことを覚えた
同じ時を感じても 行く先は虚しい
まだねむるあなたから 右足引き抜いて
夜に向かう街 まだ朝は遠い
隠したいことがあるとわたしの 髪を梳くあなたに
何度も絆されたまらず 触れられるままに 声を枯らす
絶え間無く降る雨に濡れて 許すことを覚えた
同じ時を感じていても 行く先は虚しい
絡み合う指の間から 何かがこぼれた
それは色を持たないで 音もなく染み込んだ
あなたは部屋の中 花束飾ってた
枯れては買われる 生かされた花
さびしいと鳴く夜に降るのは 安らぐような口づけ
いつもあなたが先回り わたしの言葉は影法師
教えてと言えない代わりに 爪を立ててしがみついた
なぞり合う互いの形に 喉の奥震えた
絶え間無く降る雨に濡れて 許すことを覚えた
同じ時を感じても 行く先は虚しい
あなたの知らない煙をまとった 手切れにはちょうど良い
わたしひとり増えたところで 街は今日も夜です
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