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秋保カナダ~インターン日記#7Steveさんのバックグラウンド編④~

こんにちは。MAKOTOキャピタル インターンの佐藤です。

Steveさんのバックグラウンド編第4弾では、秋保カナダとなる土地を見つけた時の感想、民泊を始めるまでの苦労や困難をご紹介致します。

※英語でのインタビューを日本語訳していますので、ニュアンスが微妙に違う部分もあります。

過去のSteveさんインタビュー記事をご覧になっていない方は、ぜひ下のリンクからご覧ください。

第1弾 カナダから日本へ、そして仙台へ
第2弾 仙台での生活、グリーンハッカ英語教室の開設
第3弾 秋保カナダの土地を探し始めた理由と土地の発見

ー土地を発見した時の感想と当時の土地の状態

ーずいぶん苦労して現在の秋保カナダとなる土地を探されたようですが、見つけた時はどのような気持ちでしたか?

This is it!(まさにこれだ!)と思いましたね。
その土地との出会いはまさに運命だったと思います。

今だから言えることであくまでも個人的な意見ですが、私は誰もが夢を叶えることができると信じています。しかし自分が何をしたいのかを自覚しなければなりません。多くの若い人は自分の夢が明確ではないがために、何をすれば良いかわからず実行できないのだと思います。世界、そして神は全人類に幸せになってほしいと思っていると考えているので、自分に誠実になり、夢を貫き通すことが大切だと思います。一度やりたいことが明確になり、それに向けて毎日実現させようと努力すれば夢はすぐに実現します。

とは言いつつも、現在の秋保カナダとなる廃業した温泉旅館を見つけた当初、建物や周囲環境の状態は最悪でした。建物はボロボロ、周囲環境はまさにジャングル状態でした。旅館のオーナーさんが年に1、2回訪れるだけで、10年以上周囲に誰一人住んでいなかったかったからです。川の流れる音は聞こえますが、川が全く見えないほど木々が生い茂っていました。旅館の裏の道屋、屋根が壊れていた上に、ゴミ捨て場となっていていました。

*以下写真の出典:Akiu-Canada

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当時の土地の状態

そのオーナーさんに土地を買いたいと交渉したところ、オーナーさんも土地を売りたいと考えていたため、正式な交渉や取引なしにすぐに合意しました。しかし、建物の状態があまりに悪く、建物の登記がなかったため、正式な売買ができませんでした。建物に木が刺さってしまっていたり、壁が破壊され明確な敷地の線引きがなかったため、登記もできなかったので、私は建物の修築をすることを決意しました。

グリーンハッカ英語教室を経営しながら、お昼休憩の2、3時間を活用し、秋保に来てボランティアとして木を切ったり、屋根や建物を切断しました。山が屋根に差し掛かり、建物に空気が入り込まない状態となっていたために建物全体が腐っていました。週に4回ここにきて無償で働く生活を3カ月間送りました。その結果登記が得ることができました。

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木々が屋根に差し掛かっている様子

他の方々の協力を得ながら、その後もごみの排除、修築などの活動を続けました。念入りに準備してから臨んだ交渉のおかげで土地を探し始めたときに決めた予算をたった2万円オーバーしただけで正式な売買が成立しました。

ー温泉民泊を始めた経緯

ーどうしてこの土地を温泉民泊にしようと思ったのですか?

実は、最初はここでグリーンハッカ英語教室を続けていました。
しかし生徒は2、3人と自分の子供のみで、次々と辞めていきました。

秋保に住む子供は習い事をせず、放課後遊ぶ子がほとんどでした。というのも、秋保という土地は、南吉成と異なり、自然が豊かで、1つ1つの場所が遠いためでした。

修築に専念するため、土地を買ってから3、4カ月後家族に秋保カナダに引っ越さないかと相談し、多数決により引っ越すことになりました。

前職である、英会話教師から徐々に離れ、修築作業に専念しました。

それと同時に、副業として軽トラックを購入し、周囲に住んでいる海外の方々の引っ越しの際に出る家具の廃棄やリサイクルを手伝い、それらを売って収入を得ていました。彼らの多くは、日本語が堪能ではなく、国に帰る際に家具の処理に困っていました。そんな彼らのものを引き取っていました。実は、秋保カナダには彼らの家具がたくさん再利用されています。

ーなるほど、では民泊を始めたのはいつですか?

2年前の2019年4月ですね。最初は電気はもちろん、トイレやシャワーもなかったため、真冬に作業するのがとてもきつかったです。

Facebookで秋保カナダの現状を発信し、修築のボランティアを募りました。

住み込みでボランティアをして頂いた総日数は約100日にも上り、中には家族みんなでいらして、約1カ月間ボランティアをして下さったこともあります。

家族、皆様の協力を得ながら少しずつ修築を進め、現在に至ります。

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修築の様子①


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修築の様子②


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冬の秋保カナダ


ー数え切れないほど多くの方々の努力のおかげで今の民泊が成り立っているのですね!秋保カナダの今後の展望も気になります!


このシリーズも終盤に差し掛かってきましたが、今後も記事を出していきますので宜しくお願い致します。

佐藤
2021年8月28日
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秋保カナダ
所在地:宮城県仙台市太白区秋保町境野字136−3
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