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【スカパー!宣伝隊withスカッピー】Twitter マネージャーインタビュー!

スカパー!宣伝隊withスカッピー

皆さんはこのTwitterアカウントをご存じでしょうか。
スカパー!の公式キャラクターであるスカッピーとそのマネージャーが、番組情報からスカッピーの日常まで幅広くお届けするアカウントです。

シュールな投稿が多いこのアカウント。編集部員のTLにも突如浮上し、「いきなりどうした?」と波紋を呼んでいました。
そこで、今回はマネージャーであるTさん、Kさんにインタビューし、その実態を明らかにしていきます!


―さっそくですが、なぜスカッピーのTwitterを始めたんですか?
Tさん:元々PRアカウントという、リリースだけ配信しているフォロワー8,800人のアカウントがあったんですけど、そんなにフォロワーがいてリリースしか発信していないアカウントってもったいなくない?Twitterでできること何かないかな?と思い、他の(スカパー!の)公式アカウントではやっていないような尖らせたツイートをできないか、とスカッピーTwitter立ち上げに至りました。
キャラクターマーケティングをしたいということで、スカッピーとマネージャー、実際には若手社員3名で、スカッピーの知名度をあげるための投稿をしています。

ーフォロワー数は結構伸びましたか。
Tさん:伸びました!半年たって、14,000人くらい増えました。
特に初期、アカウントを立ち上げたときに「スカッピーご挨拶キャンペーン」として、当選者10名にスカッピーのぬいぐるみ、100名にQUOカードをプレゼントするという企画をしました。これが結構反響あって、1万リツイートとかされたのもあってフォロワーが伸びました。

あと、フォロワー獲得広告として「フォローしてね」って縦型にした投稿文を作って、それをキャラクター好きそうな人に当てる、みたいなこともしました。

ー「興味ありそうな人」ですか。
Tさん:はい。チキンラーメン ひよこちゃんや、柔軟剤でおなじみのファーファ等、キャラクターのアカウントが結構あって、そういうアカウントをフォローしたりアクションをしている方達です。エンタメやぬいぐるみ関心層で区切ることができるんです。キャンペーンで懸賞用のアカウントとかにすぐフォロー外されちゃうのは違うよねってことで、スカッピーのことをかわいい、おもしろいって思ってもらえるようなフォロワーにターゲティングしています。
ーすごい!そんなことができるんですね。
Tさん:はい。お陰様でフォロワーは少しずつ伸びてきています。ただ、ツイートに対する反応はまだまだって感じですね。
実は今の方針として、番組紹介等をしているジャンルのアカウントでできることをするならスカッピーのアカウントは閉ざしたほうが良いってくらいの気持ちで考えてて、「スカパー!といえばスカッピーだよね」「スカパー!のあのアカウントおもしろいよね」って空気が作れたら本望ですね。

―マネージャー側の体制を教えてください。
T:私、Kさん、Hさんでやってます。それぞれ入社3年目、2年目、6年目となっていて、若手が一番Twitterを分かっていてターゲットも若い世代だから、同じ目線でできるように、とこの体制になりました。

ーTwitterの運用をするなかで大変なことはありますか。
Tさん:Twitterで尖っている企業アカウントがすでにあるなかで、今からバズらせるのが難しいですね。結構考えて投稿してもバズらなかったり、フォロワーは増えているけど、反応を伸ばすのって難しいなと。あと、ツイートは基本的にSNS代理店さんにも協力していただいて作っているんですけど、客観的に見たとき、言い回しとかも「これって本当に面白いのかな」と考えることが難しいです。
投稿をしっかり見て、反応してもらいたいです。
Kさん:私が頭を悩ませていることもTさんと似てて、何がウケるのかよく分かっていないことです。毎月SNS代理店さんに「このツイートが良かった」とレビューしていただくのですが、それこそ私たちはスカッピーがかわいい気持ちでやっていつつも…以前スカッピーの塗り絵や絵描き歌をした際にかなり反応が良かったりして、皆スカッピーの謎のフォルムが面白いと思っているのか…何が見ている人に刺さるのか、スカッピーのどの面を押し出せば魅力的にうつるのか考えるのが一番の課題ですね。

―たしかに、難しいですね。ちなみに私はスカッピーのつぶらな瞳がすごく好きです(笑)
Tさん:そうですね、米粒のような(笑)

―そもそもスカッピーのデザインはどのように決まったんですか。
Tさん:もともとはオタマジャクシの形(バケッピー)をしていて、それが着ぐるみを着て身体ができたって設定ではありますね。ただ(マネージャーとしては)正直、昔のレギュレーションも取っ払ってしまいたいなという気持ちもあります。例えばスカッピーは今「○○ッスー」しか喋れないんですけど、それだとTwitterの表現に制限ありすぎるというか。そこは要検討なのかなと。

―Twitterを運用するにあたっての設定もまとまっているんですか。
Kさん:スカッピーのキャラクターマニュアルというものがあって、そのマニュアルの設定を守っています。「○○ッスー」とか、雨が苦手とか。

―「雨が苦手」という設定も、マニュアルに書いてあるんですね(笑) 投稿の内容はどのように決めているんですか。
Kさん:ハッシュタグに使っている「○○の日」というのは日付との語呂合わせになっていたりして、他の企業さんも呟くことが多いんです。Twitterとして盛り上がるのでトレンド入りして他の人の目にも触れやすいんです。なのでモーメントカレンダーに乗っかっていこうという方針があります。それとは別に、例えば初雪が降った時とか、世間の話題に合わせたものはタイムリーに呟くようにしています!「今日○○があったので、呟いて良いですか?」という連絡がSNS代理店さんからあってお願いしたことも何回かありますね。

―そういったやりとりもSNS代理店さんとしているんですね。確認を取ったら時間かかりそうですが、すごいスピード感ですね。
Kさん:そうですね、事前に「○○が起きたタイミングでツイートしましょう」と話しているものもあって、それこそ初雪は事前に相談もしていましたね。
Tさん:以前、公式の認証バッジをはく奪されたことがあったんですけど、色々な企業アカウントが反応してて、例えばアタックさんは「驚きの白さになりました」と呟いて盛り上がってて。そのタイミングでスカッピーも投稿したりしていました。

―シュールな写真も多いですが、写真もSNS代理店さん側で撮影しているんですか。
Tさん:方向性や「こんなツイートをしたい」ということをSNS代理店さんに伝えると、写真や投稿文を作成してくれるので、(マネージャー側で)確認して投稿するという流れです。以前、Meltykiss(meiji)やボジョレヌーボーとコラボしたんですけど、コラボで依頼があった際には、会社でどうやったらスカッピーと商品を良い感じに見せられるか何回かテイクを重ねて撮影しました。

―コラボ系のツイートはどのような経緯だったんですか。
Tさん:Twitter社と当社で月に1度定例があるんですけど、商品とコラボして呟いてくれる企業アカウントありませんかって募集があるんです。そこで、スカッピーのアカウントと相性が良さそうだから呟きますと手を挙げました。ご連絡したらMeltykissを大量に送ってくださって、おいしかったです(笑)

ー投稿の中にはひどい扱いを受けているスカッピーもいますね(笑)

Tさん:こういう、おもしろおかしく揶揄している投稿が意外と伸びるんですよね(笑)そのためにやっぱりレギュレーションは取り払っていきたいです。
―たしかに(笑)こういった投稿をするにあたって「もっとこうしたら面白くないですか」とか話し合うこともあるんですか。
Tさん:あります。「もっとこんな風に撮れないですか」とか「こんな言い回しに変えられませんか」とか。
Kさん:この間は「物理的に凹んでいます」とスカッピーがしょげているような写真も送られてきて、それに対して「物理的に人形を凹ませてください」というオーダーをしました。会社としてどうなんだっていうのはあるんですけど(笑)

―スカッピーが手紙を書いたり文字の練習をしているツイートもありましたが、字が汚いとかもマニュアルに書いてあるんですか。

Tさん:書いてないです(笑)でもあんなに長い文字は書けないだろうって、マネージャーが勝手に決めました。
―そうだったんですね。他にもマニュアルから追加した設定は何かありますか。
Kさん:めっちゃ食い意地はらせてますね。あとちょっといたずらっ子で、人懐っこいみたいな。
―愛され属性ですね(笑)

―マネージャーの皆さんイチオシの投稿はありますか。
Tさん:GW終了で部屋の隅で落ち込んでいるスカッピーです。哀愁漂ってシュールな感じがお気に入りです。あと、スカッピーがよく近くに来るから、マウスと間違えて握っちゃうやつもかわいくて好きです。
―この投稿見たとき、スカッピーにこんなことして良いのかって思いました(笑)
Tさん:ちょっといじられる系の。でも仲良しです(笑)

Kさん:私はイースターの投稿が好きです。このスカッピー、可愛いじゃないですか。さらにハッシュタグを見てもらったら、#スカッピーなんだかでかくない? ってあって。横の鹿に比較するとめっちゃ大きくて、これ好きなんですよね。でもこのハッシュタグの意味があまり伝わっていないか、そこまで伸びなくて(笑)

―たしかに!スカッピーに目を取られて気付いていなかったですけど、でかいですね(笑)ハッシュタグもじわじわきて面白いですよね。
Tさん:そもそもハッシュタグを付けたいと思ったのはこちら(マネージャー側)からで、ツッコミとしてハッシュタグ芸をしたいと伝えていました。そのうえで、SNS代理店さんが投稿の土台を出してくれて、気になる部分をも戻すって感じです。
Kさん:ちなみにハッシュタグは自分たちで考えることもあって、さっきの#スカッピーなんだかでかくない? は先輩マネージャーの方がつけてくださったハッシュタグなんです!!

―これからこんな投稿をしたい!と考えているものはありますか。
Tさん:今までは週3-4で色々な投稿をして、色々な人の目に触れてもらう方針でやっていたんですけど、これからはもっと質を重視して研ぎ澄まされた1投稿でやっていきたいです。
Kさん:今東陽町のオフィスに眠っているスカッピーの着ぐるみを引っ張り出して、シュールな世界観も出せたら良いなと思います。

ー好き・憧れている他社のTwitterアカウントはありますか。
Tさん:先ほど言ったチキンラーメン ひよこちゃん、あと わかさ生活のブルブルちゃんもお気に入りです。
Kさん:私は楽天のお買い物パンダさんです。ツイートが2次元のイラストや漫画で投稿されているものが多くて。スカッピーは3Dの人形でかわいいと反応は来るんですけど、あまり2Dのイラストでは伸びていなくて…お買い物パンダさんくらい、2Dのイラスト感で伸びたらいいなと思っています。
―お買い物パンダさん、確かに(笑)かわいいし、画像内の情報がおもしろいですね。
Tさん:あとはファーファ。柔軟剤のキャラクターなんですけど、何気ない写真でもすごく反応ついててすごい。スカッピーもあのくらい伸びたらいいんですけど。
Kさん:ファーファはかわいいに全振りしていますよね(笑)
―たしかに、かわいい!あざとい!
Kさん:スカッピーはここまで可愛くしちゃうと周りが戸惑っちゃうと思うんですよね(笑)
Tさん:設定迷子すぎる(笑)
―スカッピーはシュールに寄せたほうがよいかもしれないですね。でも、スカッピーもかわいい!
Tさん:ありがとうございます(笑)

―ずばり、マネージャーが思うスカッピーの魅力とは何ですか?
Tさん:楕円形のフォルムがかわいいと思っています。他では見ない形で、そこがすごくかわいい。あとは「○○ッス―!」しか話せない特徴や人懐っこくて寄ってくる感じもか良いです。もっと「かわいい」を狙っていけたらいいなと(笑)
Kさん:私もTさんと同じようにフォルム、幼児体系みたいなのがかわいいなと(笑)手足が短くてムチムチしている感じ。あとスカッピーは結構コスプレしているんですけど、過去のデータでトリケラトプスの格好をしているスカッピーが大好きで、後ろ脚もすごいムチムチなんですよ。

Tさん:ありえない体制してるやつね(笑)
Kさん:そうです!コスプレでかわいいだけじゃなくて、シュールな感じも好きです(笑)
―そんなにコスプレしてるんですね(笑)ちなみにTさんのおすすめはありますか。
Tさん:スカッピーへの愛が試されていますね(笑)母の日のスカッピーですかね、ハートですごくかわいい!

ースカッピーに愛着を持ってもらった後、何かグッズ展開も考えていますか。
Tさん:最終的にはグッズ化できたら良いねって考えてて、ただ今の状態でグッズ化しても誰も買わないから、まずはスカッピーの知名度を上げて、グッズ化までの道のりを応援してもらうことも考えています。
Kさん:最初はしょうもないグッズを考えて、Twitterとかで「なんじゃこりゃー!」と突っ込んでもらいつつ、最終的にはガチで売れる、ちゃんとしたグッズを作りたいなと思っています。
ーしょうもないグッズとは。
Kさん:例えば、青いフェイスパックで、目のところだけ白くしてスカッピーにしたり、青いボールに目だけとか、そういうしょうもないところからですかね(笑)いいね○○件で商品化とかも。
ーたしかに、それは話題になりそう(笑)

―最後にスカパー!noteを読んでいただいている皆さまに、一言お願いいたします。
Tさん:目指すは「スカパー!といえばスカッピー」、そして「スカッピーかわいい」「ツイートおもしろい」まで行けたら良いなと思っています。どのようにスカッピーの魅力を伝えていくかと考えて、ひとつひとつの投稿を面白いと思ってもらえるように頑張るので、見ていただきたいです!
Kさん:今「スカパー!」と聞いたら、サッカーやプロ野球が出てくると思うんですけど、その中のひとつとして「スカッピー」という選択肢が皆さんの頭に出てくるようになってほしいなと思います。そのためにも、スカッピーの愛らしさやキャラクター性を押し出して、皆の人気者になれるように頑張りたいです。
―ありがとうございました!これからも投稿楽しみにしています!


キャラクターTwitterの裏側で滾るマネージャーさんたちのアツい思い、火傷しそうな暑さでした。
かわいいスカッピーと、インタビュー中もずっと笑っている楽しい若手マネージャーさんの投稿を、これからもお楽しみください!

(取材・文 ヤマ)



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