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役員面接で中日ドラゴンズの先発を即答した結果、野球の仕事をしている話

こんにちは。
梅雨明けを前にしながら、もうすでに夏が到来したかのような晴天の日もあるここ数日。こんな日は野外でのプロ野球観戦も思いきり楽しめそうですね。

今回はそんなプロ野球に仕事で携わっている入社5年目社員の、”面接で語ったこと”をご紹介します。

今や社内で「中日ドラゴンズファン」としても知られている彼女。

そのきっかけは、小学生時代にひょんなことから見たテレビの試合での一目惚れ!?
そしてドラゴンズファンとして挑んだ面接では、役員から野球について質問攻めに…!

野球ファンとして人生を歩んできた彼女のエピソードをぜひお楽しみください。



中日ドラゴンズとの出会い


小学4年生に遡ります。
クラスで隣が席だった子に「プロ野球はどこファンなの?」と聞かれました。
プロ野球についてよく分かっていなかったけど、その子と仲良くなりたかった私。
悩んだ挙句、「どこでしょう!正解は明日教えるね!」とクイズ形式で逃げました。(頭の回転が早い!)

帰り道。
私の頭の中は“プロ野球”でぐるぐる…。

どこのファンが良いんだろう…。
仲良い友達はスワローズファンだし、ヤクルト毎日飲んでるし、スワローズかな。
でもクラスはジャイアンツファン多いし、ジャイアンツが良いのかな…。

習い事を終えて家に帰ると、テレビで野球中継がついていました。


読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズ。

ジャイアンツを圧倒する、先発の川上憲伸投手。

華麗な守備を魅せる、荒木選手と井端選手の鉄壁二遊間。

相手チームを凌駕するドラゴンズ選手のプレーに、完全に一目惚れでした。


翌日。
意気揚々と学校に向かった私は、隣の席の友達に宣言しました。

「私はドラゴンズが好き!」

結局その友達はジャイアンツファンで、私の突然のファン表明にはぽかんとしていましたが(笑)、その日からドラゴンズ関連の新聞記事のスクラップをしたり、学校にドラゴンズのユニフォームTシャツで登校したり、スポーツニュースを欠かさず見る毎日が始まりました。

中日対広島の試合結果のスクラップノート。
「川上憲伸投手は ちょー☆超☆メチャメチャ☆カッコイイ」

当時のドラゴンズといえば「勝つことが最大のファンサービス」と豪語する落合監督の時代。
エース・川上憲伸投手をはじめ、先発ローテには山本昌投手やチェン投手、抑えには絶対的守護神・岩瀬投手がいます。

打っては1番・荒木選手が塁に出て、2番・井端選手がヒットエンドラン、3番・福留選手がタイムリー、4番・ウッズ選手がホームラン…という黄金時代でした。

(…分かる方には分かりますよね!)


「中日ドラゴンズ応援サークル」の幹事長へ


大学生になった私。私の大学は2000以上のサークルがあると言われています。

そんな中、新歓で「シュウヘイ…('ω`)」の看板を持ち、青色のユニフォームで校内を歩く人たちとすれ違いました。

それはなんと「中日ドラゴンズ応援サークル」という、関東では大変珍しいサークルでした。

人生でドラゴンズファンと出会ったことがなかった私は大感激し、即入会することにしました。

サークル員は5名ほどと人数が少なかったため大学2年生から幹事長を務め、各球場で応援活動を行いました。

そして大学3年生になり、就職活動が始まりました。

自分の人生目標は「プロ野球に関する仕事をすること」「憧れの川上憲伸投手、井端選手と仕事をする」だったので、自然と就活もメディア業界を中心に探していました。


入社面接、そしてプロ野球の仕事へ


就職活動をするなかで、「プロ野球公式戦全試合生中継」 をしていることで知っていたスカパーJSATを見つけ、「ここだ!」と思いエントリー。
ありがたいことに選考が進み、気づいたら役員面接まで来ていました。

自分の魅力を幅広く話したつもりだったのですが、役員の方には中日ドラゴンズファンというのが物珍しかったようで、ドラゴンズに関する質問ばかりされました。

「なんでドラゴンズファンなの?」

「ドラゴンズ応援サークルって大変じゃない?」

「ドラゴンズファンは東京だとあまりいないよね」

「ドラゴンズファンの女性はなんて呼ぶの?ドラ女?」

「選手だと今誰がいるんだろう、有名なのは松坂くらい?」

「今日の先発は誰なの?」

今日の先発を含めスラスラ回答した結果、1時間後に通過連絡が来ました。

自分ドラゴンズファンじゃなかったら人生どうなっていたんだろう…と思いつつ(笑)、この会社に入社することができました。

そして入社して5年が経ち、現在は野球に関する仕事を行っています。

なんと永遠の憧れであった川上憲伸投手、井端選手とも何度か仕事をご一緒することができました。
憲伸さんは初めてご一緒させていただいたのは取材会で少しお話させていただいただけだったのですが、二度目にお会いしたとき「僕、前もどこかでお会いしましたよね‥?」と覚えて頂いており、大感激でした。
(小学生の自分が聞いたら嬉しさで発狂してしまう仕事です…ポーカーフェイスを保つのに必死でした!)

ファン心は分かっているはずなので、これからも良い意味で会社に染まることなく、一ファンの目線で、老若男女問わずプロ野球ファンに喜んでもらえるような取り組みを検討していきたいと思います。

中日ドラゴンズマスコットのドアラとぱしゃり
中日ドラゴンズマスコットのドアラとぱしゃり。



「隣の席の子と仲良くなりたい」と動機は不純偶然だったものの、そこからドラゴンズのプレーに一目ぼれし、その一心で今の仕事に行きついた彼女。



今年1月、井端選手がプロ野球OBとして登壇した「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞年間大賞」について取材していたのですが、実はこの時のイベントの企画を担当していたのも彼女でした。
15年越しに、自分が中日ドラゴンズを応援するきっかけになる選手と仕事で関わることができるのはいかに感慨深かったことでしょうか…!


小学生時代のスクラップノートに書いてあった、
「私も中日ドラゴンズや川上憲伸みたいに努力して、がんばっていきます!」という言葉。
頑張っている選手を応援することで、自分も日々頑張ろうと思えますよね。


今彼女が携わっているプロ野球試合の放送を見て、
どなたかの「私も頑張ろう」に繋がっていたら素敵だなと思いました。


▼「真中満が行く!」プロデューサーとしても以前インタビューさせてもらっていました。こちらもぜひご覧ください◎


▼前回までの「 #これを語って入社しました 」はこちら。


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