男性の嫉妬、「プロミス・シンデレラ」と「New York Stories」を観て

先日最終回を迎えた『プロミス・シンデレラ』。後半に向けてどんどん視聴率を上げたようで、私も最後まで楽しませてもらった。
個人的には、眞栄田郷敦さん演じる壱成が、後半、早梅に一直線に気持ちをぶつけていくところより、ドラマ前半の恋心と気づく前の、あのモヤモヤイライラした嫉妬する姿や表情にキュンキュンした。

ライバルを目の前にして、嫉妬心から思わずその場にいる好きな女性の腕を掴んで引っ張っていってしまったり、彼女の気持ちを聞いてしょげてしまったり。

男性が嫉妬する姿ってかわいいなぁと思っていた。

が、最近観直した映画『ニューヨーク・ストーリー』の第1話「ライフ・レッスン」 を観てその気持ちは一変した。

ニューヨークに縁のある三巨匠がニューヨークを舞台にしたオムニバス映画(1989年制作)。
『第1話/ライフ・レッスン』監督:マーティン・スコセッシ、脚本:リチャード・プライス、出演:ニック・ノルティ、ロザンナ・アークェット。『第2話/ゾイのいない生活』監督・脚本:フランシス・フォード・コッポラ、出演:ヘザー・マーコム、ジャンカルロ・ジャンニーニ、タリア・シャイア。
『第3話/エディプス・コンプレックス』監督・脚本・主演:ウディ・アレン、出演ほか:メイ・クエステル、ミア・ファロー、ジュリー・カブナー。

「・・・・・気持ち悪っ。」

男性が嫉妬する姿が気持ち悪すぎて、終始気持ち悪いとつぶやいていた(ニック・ノルティの演技が良かったのかもしれない)。

彼女が別の男性と一緒にいる姿を見て、腕を掴み引っ張っていく姿とか、壱成と完全に同じなのに「気持ち悪い・・!」

年齢とか当人の関係とか、色々と違いはあるが、偶然にも、様々な事情が重なり男性の家で同居しているというのも同じであった。が、早梅は終始嫌々な感じはせず、New Yorkの方は、もうほんとやめてあげて、という感じであった。精神的な奴隷である。

嫉妬からの行動を経て成就する恋愛というのは、そもそも相手にも好意がある場合である。でなければ嫌がられて終わりである。

考えてみたら、嫉妬心を犯罪レベルの行動にすることはあってはいけないのはもちろんのこと、日常で片思いかもしれない相手に対して嫉妬心を全開にすることは、あまりないと思う。まずそんなことしたら、自分への気持ち(友情ですら)は地に堕ちるかもしれないという恐れもあるからだ。大体嫉妬を感じても隠すことが多いのではないかな。

自分に関して言えば、はっきりいって嫉妬されるのは御免である。片思いされていても、付き合っていても、結婚していても、嫉妬されるのは居心地が良くないのと同時に、「私はあなたの所有物ではない」という気持ちが出てくるので引く(話は逸れるが、数年前に流行った壁ドンも大嫌いで、ドキっどころか、イラっである)。

というわけで、ドラマや映画、漫画にはありふれた光景であるが、嫉妬心をもろ行動に移すというのは、日常的にそんなに目にするものではないのかもしれないなぁ。


で、なぜ『プロミス・シンデレラ』にはキュンキュンしたのかというと、なんだかんだ言ってもやっぱり早梅が最初から受け入れてるし(楽しんでるし)、壱成役の眞栄田郷敦さんがかっこいいし、というところに尽きるのかもしれません(原作は漫画の世界だしね🙂)。

皆さんは男性の嫉妬、どう感じますか?また、嫉妬されることがちょっと嬉しい、という方もいますか??


ちなみに、ニューヨーク・ストーリーは、数年前に一度観たことがあるのだけど、結構忘れていたのでもう一度見ました。前回とはライフステージも変わったので違う感じで観れたし、特に第3話目のウッディ・アレン監督作品も面白くて楽しめました。

読んでいただきありがとうございました😊

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