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なんてことないはずだった
カフェで知らない誰かの悪口を聞くのも
年下の部下の顔色をつい伺うのも
朝起きて既に疲れているのも
なんてことない事のように思えた
また仕事を休んだ
高校を休んでいた時より罪悪感が少ない
また将来が不安だ
実は大学生の時の方が不安だった
子供の時、冬につららを傘で叩いて割った
雪国っ子の遊びだった
子供の軽い力で割れるような細いつらら
なんだか、自分の心に似ている
寒くなって
ノスタルジックにときめく
花鳥風月という言葉がある。
歳を重ねるにつれ、花鳥風月の順で趣が分かるようになると話す人もいるけれど、どうだろう?
ちなみに私は、"花鳥"をすっとばして"風月"が大好きだ。
晴れて綺麗に月が見える夜は、ベランダに出て月を眺めたりもする。
イヤホンから流れるお気に入りの音楽を聴きながら、頭の中を空っぽにしていく作業が心地良い。
ただ、私は目がすこぶる悪いので、月が"白くて丸っぽいもの"にし
母とクロックスもどき
ベランダのサンダル。
「これ、使わんがならお母さん履くね。」
そう言った母の足元へ旅立ってから、もう何年経つだろう。
雨晒しだったとはいえ、まだまだ現役ヅラでそこにいた水色のクロックスもどきは何処へやら。
今やすっかり茶ばんで、母の靴を全部ひっくるめても引退候補第一位に違いない。
なにしろ「楽だから」という理由で、週末はどこへ行くにもそいつと一緒らしい。
あまりにもヨレヨレなので、この