スポーツおきなわ

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最近の記事

#14 試合と試合の間のエネルギー補給はどうしたら良い⁉️

 夏も本番、中体連やインターハイなど様々な大会が行われるこの時期。1日に複数の試合をこなさなければいけない選手も多いのでは?そこで今回は、試合当日のエネルギー補給について情報をシェアさせて頂こうと思います。 試合の30-45分前の糖質摂取には気をつけよう❗️  試合前のエネルギー補給として、スポーツドリンクやゼリーなどを摂ることがあると思いますが、試合の30-45前に多量の糖質(75g程度)を摂取してしまうと、運動開始と同時に血糖値が急激に低下して、低血糖状態になるという

    • #13 夏場 快適に眠れる温度は25 〜28℃

       沖縄は梅雨が明け、猛暑日が続いています^^; 夜になると暑さで寝付きが悪かったり、夜中に目が覚めて熟睡できないなどお困りの選手もいるのでは? そこで今回は、夏場快適に眠れる環境(室温と湿度)について情報をシェアさせて頂きます。 室温だけでなく、湿度にも注目すべし!  体の体温調整で重要なのが、汗をかくことです。汗が蒸発する時に体から熱を奪う(気化熱)ことで体温を調節(体温を下げる)しています。同じ温度であっても、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体温調整が上手くいきません

      • #12 スポーツドリンクはどう選択するべき!?

         前回まで数回に分け、熱中症の仕組みや予防、その対処法についてご紹介させて頂きました。暑い環境下での運動は発汗量が増えることで体温調整に支障をきたすリスクが上がります。そこで今回は、運動中のスポーツドリンクの種類やその役割に関して情報をシェアさせて頂こうと思います。 スポーツドリンクの種類  スポーツドリンクには大きく分けて2種類あり、それぞれの濃度によって役割や摂取のタイミングが異なります。スポーツドリンクとその他のドリンクとの大きな違いは塩分と糖質の含有量のバランスに

        • #11 いざという時の熱中症の対処法について

           前回記事(#10 梅雨から要注意!熱中症予防のポイントは!?)では、熱中症のメカニズムやその予防法について情報をシェアさせて頂きまた。今回は、細心の注意を払っていてもいざ熱中症になってしまった時にはどうしたらいいのか。について情報シェアさせて頂きます。 前回のおさらい  暑い環境下でおこる障害のことを総称して熱中症と呼んでいます。熱中症は、①熱失神(めまいや立ちくらみ、失心など)②熱疲労(倦怠感、悪心など)③熱痙攣(けいれん)④熱射病(体温上昇、意識障害など)の大きく④

        #14 試合と試合の間のエネルギー補給はどうしたら良い⁉️

          #10 梅雨から要注意!熱中症予防のポイントは!?

           5月に入り、沖縄は既に梅雨入りしました。熱中症といえば、夏のイメージが強いと思いますが、実は梅雨の時期も熱中症には気をつけておく必要があります。そこで今回は、熱中症が起こるメカニズムやその予防法について情報をシェアさせて頂きます。 熱中症とは?  暑い環境下でおこる体の障害を総称して熱中症と呼びます。   熱中症の種類    ①熱失神(めまいや立ちくらみ、失心 etc)    ②熱疲労(倦怠感、悪心 etc)    ③熱痙攣(けいれん)    ④熱射病(体温上昇、意識障

          #10 梅雨から要注意!熱中症予防のポイントは!?

          #9 子どもたちの成功 & 周りの大人が果たす役割

           最近は忙しいことを言い訳に本を読む機会が減っていたのですが、先日、知人から紹介された本を読むとハマってしまい、(前回読んだ本をヒントに書いたnotoはこちら⇨ #7 保護者、監督・コーチ必見!スポーツでも重要視される【Why】思考)最近は本を読むことを習慣化していこうと考えているところです。 今回は、車の移動中ラジオで紹介されていた“おススメ本“をヒントに情報シェアさせて頂こうと思います。 成功している人は努力しない?  車中で流れていたラジオで語られていたのが、成功の

          #9 子どもたちの成功 & 周りの大人が果たす役割

          #8 成長期のスポーツ障害を知る

           今回は、成長段階に起こるスポーツ障害とその予防法に関して情報をまとめてみようと思います。障害の発生が遅れたり、対応が不適切な場合には、完全な修復ができずに将来に影響を及ぼす可能性がある為、今のうちからしっかりと情報を整理しておくことをお勧めします。 大人と子どもの違い  よく子どもは大人のミニチュアではないという表現を耳にしますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。#5身長を伸ばすカギはタンパク質!でもお伝えしたように、骨の末端近くに骨の土台となる軟骨細胞が形成

          #8 成長期のスポーツ障害を知る

          #7 保護者、監督・コーチ必見!スポーツでも 重要視される 【Why】思考

           今回は、体のことから離れて少し哲学的な考えをシェアさせて頂こうと思います。今回の内容が、これからお子さんを習い事に通わせようと考えている保護者や、スポーツ現場で実際にご指導されている監督やコーチの皆さんにとって、物事を進める際の判断基準の一つとしてご活用頂けると幸いです。 1冊のビジネス本  最近は、スポーツ医科学センターを沖縄に設置する為にビジネス的な視点も含め異なる分野の方から様々なご意見を伺う機会が増えてきました。この前、久々に再会したアメリカ時代の後輩I君から【

          #7 保護者、監督・コーチ必見!スポーツでも 重要視される 【Why】思考

          #6 寝る直前の食事は身長の伸びを低下させるかも!

           #5では、身長を伸ばす為の栄養としてたんぱく質が非常に重要な役割を果たしています。というお話をさせて頂きました。今回は、食事を摂るタイミングと身長との関係に関して情報をシェアさせて頂けたらと思います。 成長ホルモン  子どもの骨や筋肉の成長を促進する為に重要な働きをするのが成長ホルモンと言われています(その他にも様々な役割があります)。成長ホルモンは運動後や睡眠中(特に深く眠っている状態=ノンレム睡眠)に分泌量が増加することがわかっています。 適度な運動と質の高い睡眠を

          #6 寝る直前の食事は身長の伸びを低下させるかも!

          #5 身長を伸ばすカギはタンパク質!

          #4 骨を伸ばして身長を伸ばそう!では、骨が伸びる仕組みについてご紹介させて頂きました。今回は、骨を伸ばす=身長を伸ばす為の栄養に関して情報をシェアさせて頂けたらと思います。 タンパク質が骨をつくり、カルシウムが骨を強くする  #4でもお伝えしたように、骨の末端近くに【軟骨細胞】(骨となる土台)が形成され、その軟骨が骨へと置き換えられることを繰り返すことで骨が伸びていくとお伝えさせて頂きました。骨というと、カルシウム!でできているとイメージされる方が多いと思いますが、実

          #5 身長を伸ばすカギはタンパク質!

          #4 骨を伸ばして身長を伸ばそう!

           お子さんの身長を伸ばしたい!その為には、骨がどう成長するのかを理解しておく必要があります。#3では身長を伸ばす要因を遺伝と環境要因に分けてお話させて頂いたのですが、今回は、骨を伸ばすためにはどうしたら良いのか?について情報を整理してみようと思います。 思春期と骨の関係  一般的に骨がぐんと伸びる時期は新生児期と思春期の2回あり、親御さんや監督・コーチの方々が身長に関して特に関心を持つのは思春期にあらわれる第二次性徴の時(男子/11歳前後、女子/9歳前後)でではないでしょ

          #4 骨を伸ばして身長を伸ばそう!

          #3 子どもの身長を伸ばす方法とは? 〜推定身長を活用する〜

           お子さんの身長について、出来るだけ伸びてほしい!と願っているのが親御さんの心情ではないでしょうか。また、保護者の方々からうちの子小さいですけど、どうしたら身長は伸びますか?といった質問を受ける監督やコーチの方々もいらっしゃるのでは。 そこで、今回は少しでも身長を伸ばす為に今からでも取り組めることについて数回に分けて情報を整理していこうと思います。 遺伝で身長が決まる?  そもそも、身長は遺伝で決まっているのか?という議論になりますが、答えはイエス & ノーといったところ

          #3 子どもの身長を伸ばす方法とは? 〜推定身長を活用する〜

          #2 子どもの運動能力が伸びる時期は決まってる?

           #1では 子どもの“運動能力“はどう伸ばすべき?をテーマとし、“運動能力“を構成する2つの要素について情報を整理させて頂きました。そして今回は、“運動能力“を効率よく伸ばす為に決められて時期があるのか?について情報を整理してみたいと思います。 ゴールデンエイジとは?  よくサッカー協会の育成の仕組みの中でゴールデンエイジというキーワードが出てきます。JFAハンドブック(U-8/U-10)の中は、ゴールデンエイジの年代では、一生に一度だけ訪れる、さまざまな動作を即座に身に

          #2 子どもの運動能力が伸びる時期は決まってる?

          #1 子どもの運動能力はどう伸ばすべき?

           よく、親御さんや現場の指導者から“子どもの運動能力を伸ばすにはどうしたら良いですか?というご質問を頂くことがあります。 その他にも、“運動能力を効率よく伸ばせる時期があるって本当ですか?“ “ 【ゴールデンエイジ】までにスポーツを始めていないと手遅れになるって本当ですか?“などの声を聞くことがあります。 *【ゴールデンエイジ】とは、サッカー界でよく使われる表現で、 JFAハンドブックでは“動作習得に最も有利な時期とされています。運動学習能力が向上し、大人でも難しい難易度

          #1 子どもの運動能力はどう伸ばすべき?

          はじめまして😃 〜noteで伝えたいこと!

          いよいよ、スポーツおきなわ note がスタートします! 当法人は2016年に元国立スポーツ科学センタースタッフを中心に設立され、地元からオリンピック・パラリンピック選手を輩出することと、スポーツ✖️サイエンスの力で地域を豊かにすることもミッションとして活動しております。 2016年からFacebookを開設し、2018年にはYoutubeをスタート、2020年にはインスタ、そして2022年より note を活用した情報配信がスタートします✨ noteで伝えたいこと!

          はじめまして😃 〜noteで伝えたいこと!