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下剋上球児 6話感想

毎週日曜21時からTBSで放送されている下剋上球児。

6話はアジアプロ野球チャンピオンシップ決勝後の放送となりました。

ヤング侍ジャパンは韓国相手に延長にまでもつれる熱戦でしたが、

最後はサヨナラヒットで勝利しました!
おめでとうございます。


その余韻が残るまま6話放送となりました。

と少し関係ないところまで書いてしまいましたが、以下より今回の感想を記載していきます!



1.あらすじ

教員免許偽造にて自宅での取調中であった南雲脩司(鈴木亮平)
1年間の取調の結果、不起訴処分となりました。

一方、越山高校野球部では山住先生(黒木華)が監督に就任することが決定し、
12年ぶりの夏一勝を目指して日々練習に励みます。

さらに、夏一勝を成し遂げた場合、
南雲は野球部員たちと監督に復帰することを約束します。

迎えた県大会夏の予選、
初戦は前年度ベスト8にはいった五十鈴高校との試合となりました。

初回に3点を取られてしまいましたが、
7回に根室くんのスリーランホームランなど4点を取り、逆転に成功します。

越山高校は1点差のリードを守りきり、4-3で勝利しました。

この1勝により南雲が越山高校野球部監督に復帰することが決まりました。

そんなハッピームードが漂う中、
犬塚樹里(小日向文世)が病気を患っていることが発覚します…



2.南雲脩司について

①転職活動

教員免許偽造問題について、

南雲本人が反省していること、
給料を全額返還することなどから

不起訴処分となりました。

1年間に及ぶ取調が終わり、さらに不起訴になったということでまずは一安心ですね。

また、不起訴になるかどうかについて
効果はないのですが、野球部員たちは嘆願書を警察に提出していました。

集まった署名は2,000人以上ということです!

南雲慕われすぎやろ…
こんなに慕われている人が闇教師というのが
なんとも言えない。

ちゃんと資格を有している先生がここまで慕われることがあるのか?

そんな皮肉なんですかね…

さて、不起訴が決まり、
南雲は就職活動を始めますが、
27社受けて、全て落ちてしまいます。

越山高校周辺での就職活動ということもあり、
闇教師問題を認知している人が多いことから雇ってくれる会社が中々見つかりませんでした。

越山高校は三重県にあるわけです。
三重から出てしまえばいくらでも見つかりそうですが、どうなんでしょう…

息子・青空くんが転校しないためにも現在の自宅から通勤できるところで職探ししていたということですかね。

南雲本人ももうどこにも雇ってもらえないかもしれないとまいっていた所、
物流会社に雇ってもらったようです。

おめでとう、南雲!

これから再出発ですね。


②南雲vs元旦那

南雲の闇教師問題に伴って、
妻・美香は以前働いていた東京の会社に復帰しました。

その会社には美香の元旦那であり、息子・青空くんの実の父がいます。

不起訴となってから青空くんとともに美香に会いに行った南雲ですが、

ここで元旦那と遭遇してしまいます。

元旦那:「青空がいじめられてないか心配、それがきっかけで大空がぐれて、金髪にドクロのティシャツとか着てたらどうしようかと思う」

南雲:「そんなティシャツは着させない」

元旦那:「ティシャツの話はしてないでしょ!」

南雲:「ティシャツの話を始めたのはあんただろ!」

という小競り合いを起こしました。

ほっこりシーンでお気に入りですが、
物語上、このシーンいりますか!?
とも思いました…

今の所、元旦那を出した意図があまりわからないのですが、
これから青空くんの家出騒動とか出てくるんですかね?

元旦那は2話で登場しましたが、
家族を取り戻すため、元旦那が南雲の闇教師問題を告発するという展開を予想しました。

今のところ、
元旦那はただの浮気野郎でドラマにおける息抜き要員であり、

ストーリーに直接的に関与はしていないかなーという印象です。

美香も三重に戻ることが決まりましたし、
これから元旦那は物語に絡んでくるのか。

要注目ですね。



3.山住先生について

南雲の後任として犬塚が連れてきた監督はスカウト活動に失敗したことから犬塚に首をきられてしまいました。

それにより、越山高校野球部監督がいなくなってしまいましたが、

中々後任が見つかりません…

そこで意を決して、山住先生が監督になることになりました。

野球は未経験ということで監督になることに不安がありましたが、
賀門監督に相談したことで、決意することができました。

山住先生はかつて甲子園に出場経験がある横浜の野球強豪校で栄養管理士を務めていた過去があります。

そのため、犬塚樹生も山住先生が監督になることを容認しました。


そして、
山住先生がその横浜の高校を辞めた理由が6話で明らかになります。

ある1人の野球部員にあることないことを学校に吹き込まれ、
生徒が何を考えているのか理解できない自分にがっかりしたことから辞めたそうです。

そのある生徒というのが夏の予選一回戦での対戦校である五十鈴高校に転校してきていました。

この生徒がとにかく小悪党なんです。

山住先生を恨んだ理由も
横浜の高校にいる時に練習についていけず、
山住先生に弱音を吐いたところ、
頑張っていこう!と山住先生に言われたことで、

俺は頑張ってないとでもいうのか!

ということで恨みを持ったわけです。

そして、自殺をほのめかして、山住先生を呼び出し、外で先生と生徒があったという事実を作ります。

さらに、山住先生にラブホテルへ連れ込まれそうになったと学校に告発します。

逆恨み甚だしいですし、とにかくこざかしい!


この小悪党はさらに越山高校野球部員たちを精神的に揺さぶります。
試合前に越山高校野球部たちがよく利用するコンビニに現れ、
山住先生が前の学校をやめたのは

「生徒に手を出したからだ」と告げるのです。

そんな小悪党は五十鈴高校では背番号11ながら一回戦の先発マウンドに上がります。

そして試合中にも山住先生に悪態をついたりと
とにかく態度が悪い。

こんな選手を試合に出しているような学校が本当に県ベスト8になんて入るのか疑問です。

しかし、この小悪党には投球モーションに大きな癖がありました。

ストレートのときと変化球のときで投球モーションが違うのです。

それを見つけたことにより、
一挙に4点を奪い、小悪党をKOしました。

小悪党は懲りることなく、
試合終了後も山住先生に悪態をついていました。

ドラマ演出上ではありますが、
五十鈴高校の野球部顧問がなにも言わないというのは違和感がありました。

因縁を作るため、
ストーリーを盛り上げるためとはいえ、

とってつけたような演出で
特にフラストレーションもたまることなかったですし、こんなに書いておいてなんですが、

この小悪党はいなくてもよかったのではないかというのが私の感想です。

山住先生が前の学校を辞めた理由を全く気にしていなかったから不要な演出と思っただけですけどね。

話は変わり、

山住先生が意を決して監督をすることになった中、
野球部員たちは夏一勝すれば南雲に監督をしてもらうという約束をします。

そのため、より一層練習に励むわけですが、

山住先生に失礼ではないですか!?

部員たちの体作りのため、
食事メニューを考えたり、
部員たちにゆで卵を食べさせたり、
(これは大谷翔平がゆで卵をよく食べるという小ネタですかね)

賀門監督と仲良くしているおかげで、バッティングマシーンや球をもらってきたり、

部員たちに寄り添った行動をしたりと

いい先生じゃないですか…


監督は山住先生でいいやん!

と山住先生派の部員が1人ぐらいいてもいいのではと思ってしまいました。

部員たちは山住先生を軽んじすぎだと思いますし、
山住先生への配慮が欠けているのではないかと感じてしまいました。

ドラマ都合でそのシーンを入れることができなかったのかもしれませんが…

山住先生が気の毒だなと。

山住先生自身も南雲監督復帰には賛成なようですし、

部員たちがそれだけ南雲を信頼しており、好きだということを表現しているのでしょうね。

6話は山住先生にとって気の毒な回だったなと思います。


4.根室くんについて

5話にて失踪事件を起こした根室くん。
電車で眠りこけてしまったことが原因でした。

そのため、練習が遅くなる日は南雲邸に泊まることになりました。

とある日、南雲先生とピッチング練習をする中、
サイドスローである理由が判明します。

現在ヤクルトスワローズ監督である
高津臣吾に憧れていたからだそうです。


(ちなみに高津臣吾さんの初セーブのときの話は下記に書いていますので、是非ご覧ください!)



サイドスローでは球威がないことから
南雲にオーバースローで投げることを勧められます。

そして、根室くんはオーバースローへとピッチングフォームを改造しました。

いや、こだわりないんかい!
高津かっこいいからずっとサイドスローやったのに、すぐ変えるやん。

と思わず突っ込んでしまいましたが、

南雲への信頼がよく現れたシーンだったと思います。

また、トレードマークのメガネを外して
コンタクトにすることにしました。

プレー中メガネ邪魔ですもんね。

それにしてもメガネを外した根室くんはイケメンです!!

そんな成長をとげている根室くんに対して、焦りを見せているのが現在越山高校エースの犬塚翔くんです。

2人は現在高校2年生ですが、
最後の1年はエースNo.1をかけたバチバチのやり合いが見れるのか楽しみです。


そんな根室くんですが、夏の予選一回戦でホームランを打ちます。

値千金の同点スリーランホームランでした。

夏12年勝てていないチームの8番バッターがバックスクリーンにホームラン打つってどうなんだ…

とか思ってしまいましたが、

来年の夏は甲子園に行けるどうかまで躍進する学校と考えれば、
みんなポテンシャルは高いんでしょうね。

なにはともあれ、根室くんが投打でどれだけ成長するのか楽しみです。



5.楡くんについて

5話終盤では部員たちが南雲邸を訪問しました。

しかし、その中に楡くんの姿はありませんでした。

楡くんは南雲大好きで南雲を慕っている1人であり、違和感を覚えた次第です。

6話でその真相がわかるのかなと楽しみにしていました。

結論から記載すると、
いなかった理由はわかりませんでした。

ただ、南雲が闇教師であることが発覚してからも変わらず南雲が好きであることはわかりました。

南雲が闇教師だったことが発覚した直後、
楡くんは署名を集め、嘆願書を警察に提出することを部員みんなに提案していたのです!

5話で南雲に対して思うところがありそうだった楡くんですが、

南雲を助けたい一心だったみたいです。
健気や…

嘆願書に署名してもらうため、根室くんと一緒に根室姉の職場を訪れた楡くん。

根室姉に署名活動を発案したことを褒めてもらい、照れてしまいました。

綺麗な年上女性に褒めらると嬉しいですもんね!
かわいらしい楡くんでした。

5話ではあまり登場シーンがなかった楡くんですが、

6話ではまだ登場シーンがあります。

練習終わり、楡くんがうなだれているところに南雲が通りかかりました。

南雲は自分の家に連れて帰り、
楡くんにおかゆを振る舞います。

ご飯を食べる楡くんですが、南雲に対して
「なんで根室ばかり面倒みるん?」
と嫉妬した姿も見せました。

また、上述した通り、夏一勝で南雲の監督復帰を約束した部員たちですが、

実はこれの言い出しっぺも楡くんなんです!

もう楡くんの南雲愛が止まりません。

そんなに南雲を慕うようなシーンありましたっけ?笑

そんな楡くんは越山高校の4番なんですが、
今のところ公式戦では活躍できてません。

去年の夏予選の試合でも凡退しているところだけ描写されてました。

今年の夏も三振しているシーンが描写されています。
(ちなみに三振するシーンでは根室姉に応援され
ニヤついています。)

また、逆転したイニングは根室くんのスリーランホームランで同点に追いついたことは上述しています。

そこから9番の富島くんのヒット
1番の久我原くんの四球
2番犬塚くんの死球で満塁となり、
3番日沖壮磨くんも四球で
押し出しにより勝ち越しに成功しました。

なおも満塁のチャンスなわけですが、
楡くんは凡退してしまったようですね。

楡くんの野球での活躍がいつ描かれるのか
楽しみで仕方ありません。



6.犬塚樹生

毎度お騒がせしている樹生について、今回も書いていきます。

南雲と山住先生が居酒屋で飲んでいるところに
たまたま樹生がやってきます。

反省して謝罪する南雲に対して
もう野球部には関わらないで!
と告げます。

越山高校野球部は南雲の闇教師問題もあり、
練習中に後ろ指をさされたり、
いらぬ誹謗中傷を受けていると思われます。

つまり、孫・翔くんも嫌な思いをしているということです。

樹生は翔くんをものすごく可愛がっているわけですが、
そんな翔くんに不利益をもたらした人間である南雲に対して、嫌悪感を人一倍募らせているわけです。

このような背景もあり、今回の樹生の発言には共感しました。

そんな樹生ですが、

6話最後のシーンで病気を患っていることが発覚しました…

どうやら目に病気を抱えている様子。
医師からはすぐに手術することを勧められています。

しかし、樹生は
翔くんが見れなくなるのは嫌だ…!
と手術を受けることを拒否しているようです。

樹生にまで悲劇が待っているようです。

そんな設定いらないだろ!

樹生は勝手気ままなじいさんでいいじゃないか!


そんなことよりも甲子園に行ってほしいと思っている樹生にはその財力で野球部に貢献しているシーンを描け!

というのが私の感想です。

甲子園へ行くためには練習環境を整えることは重要です。

その環境を整えるため、樹生が監督選びに奔走しているのは納得です。

しかし、他にも樹生にはできることがあるでしょ!
お金あるんだからバッティングマシーンぐらい買ってあげなさいよ。

なんで他校から不具合のある古いバッティングマシーンをもらってきてるんだよと

思ってしまったわけです。

私は1話の時から樹生が
その財力で野球部にどのように貢献するのか
ということを期待している視聴者なのです。


12年間も公式戦で勝てていないようなチームが甲子園に行くには選手の能力も監督も大事だとは思いますが、

なにより練習環境が大事ではと思っています。

孫のために専用グラウンド作るようなスポンサーがいるんだから最大限利用してほしいなと期待しているわけです。

財力で強くなった野球部にドラマとして感動はないのかもしれませんが、

そんなリアリティを描く野球ドラマがあってもいいじゃないかと。

まぁそんなところ描かないだろうとは最初から思ってましたけども、

これから南雲も復帰して、野球中心ドラマになるはずなので、まだ期待してもいいですよね。



7.終わりに

南雲の闇教師問題が終わり、
越山高校が12年ぶりの夏一勝を遂げました。

7話以降、南雲が監督に復帰し、
甲子園を目指していくストーリーが主になりそうです。

犬塚くんと根室のエース争い、
楡くんと後輩くんの4番争いなど

チームの競争にまつわるエピソードとかも描かれそうな予感です。

犬塚樹生の病気発覚という新たな問題が出てきましたが、
7話では樹生と翔くんの感動シーンが待っているのか!?

要注目です!

7話感想も記載しましたので
ご覧いただけますと幸いです!



P.S.

1話感想にて記載したのですが、
スポーツドラマって役者のプレーに違和感があり、冷めるから苦手意識があります。

今回経験者が多くてプレーにあまり違和感はないのですが、

8番の根室くんがホームラン打つってどうなんだとか思っちゃいました。

高校野球で今までホームランを打ったことがない選手が覚醒して打つとか現実でもあるので、

全く否定できるものではないですが、

部内スイングスピードNo.1であり、
1年生の時から4番に座る楡くんがホームランを打つでいいじゃないか!

楡くんの活躍シーンを描いてくださいよ!

という楡くん推しのただの願望です。

楡くん同様に根室くんの活躍に嫉妬してしまいました。

そんなフラストレーションから今回の6話感想は批判的になっちゃいました…

ですが、7話以降も楽しみにしています。



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