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ゲームとスポーツとロボット

将棋や碁などで人工知能とロボットが人間に勝ったように、スポーツにおいてロボットが人間を超える可能性について考えます。

以前スポーツロボットの展望について書きました。スポーツロボットの実現可能性について一段掘り進めます。

可能性に閉じたゲームの世界

現実世界は事前に予期できない様々なことが起こります。スーパーで牛乳買ってくるおつかいをしたとして、いつも通る道が工事中かも知れませんし、いつものスーパーで牛乳は売り切れかも知れません。

ゲームの世界では決まったことだけが起きます。順番が交互に回ってきますし、将棋してる中でオセロの駒が登場したりしません。

ゲームには、ルールと目標があります。あらかじめ決められたルールに従い、目標を達成する手順を探すことは、コンピュータが得意なことなので、様々なゲームで、コンピュータはすでに人間を超えています。

ゲームと人工知能

人工知能が人間に勝利したというニュースは皆さん聞いたことがあると思います。

チェスでは、1997年に現役のチェスチャンピオンにコンピュータ(Deep Blue)が勝利しました。

囲碁では、2016年に世界トップクラスの棋士にコンピュータ(AlphaGo)が勝利しています。

将棋では、電王戦が開かれ、コンピュータが勝利しました。

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これらはボードゲームですが、いくつかのテレビゲームにおいても、コンピュータは人間以上の能力を備えつつあります。

3次元世界をもつ一人称視点のゲーム、マインクラフトを学習させる大会も行われています。

以上のように、状態、行動、ルール、達成目標があらかじめ決められたゲームにおいて、コンピュータは人間以上の能力を発揮し、人間に勝っています。

ゲームとスポーツ

スポーツは、決められたルールの中で、相手より多くの点を得て勝利するゲームです。そのため、状態と行動を決められれば、ボードゲームやテレビゲームと同様に、コンピュータが人間にスポーツで勝つことができるはずです。これは、ゲームと呼ばれるあらゆるものについて言えます。

囲碁の人工知能は人間に勝ち、人間は人工知能の打ち手から学ぶことで、囲碁の新しい可能性が拓かれました。同様に、スポーツも人工知能の打ち手に学ぶことで、次の段階に以降すると考えます。例えば、戦術や戦略、各状況におけるパスかシュートかの意思決定などが、これに当たります。

ロボットは、人間とコンピュータが対戦するためのインターフェースとして働きます。将棋では、デンソーの開発するロボットアームが使われました。同様に、スポーツロボットは人間に打ち手を学ばせる役割を果たすと考えます。

まとめ

ゲームの世界は閉じていること、ゲームでコンピュータが人間に勝つこと、スポーツでも同様にコンピュータが人間に勝ち、そこでロボットが必要であることについて書きました。

どうすればコンピュータがゲームのようにスポーツを捉えられるかについては、今後書きたいと思います。
スポーツロボットについて。

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