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スポーツ業界で働きたい人が準備しておく5つのこと 4

「スポーツに関わる“常識破り”の価値を広めて、常識にする」を胸に、仕事をしています。

この「スポーツPR ミニミニ講義の実況中継」は
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「前例がない」「できるわけがない」「それはきれいごとだ」
などの声に負けずに挑戦している方に、ヒントになる考え方を伝えること
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を目的として、週に2,3本のペースで更新する

・スポーツ関連事業を行っている企業・組織で働く方
・スポーツ関連ビジネスの個人事業主
・現役アスリート、元アスリート

向けの短い講義です。
スポーツとは関係のない広報担当者から「スキ」をもらうこともあります。

なぜ、スポーツに関わる“常識破り”の価値を広めて、常識にしたいのか。

私はスポーツ記者を13年、その後、PR業に立場を変えて8年と、伝える仕事を20年以上続けています。その中で、言語化や仕組みづくりを進め、組織や個人が大切にしている理念が広まれば、“常識的にはありえない”ことも実現する場に立ち会ってきたからです。

例えば、私がかつて広報担当を務めた日本ブラインドサッカー協会は、前例のないスポンサーシップを行ったり、競技の価値を活かした教育プログラムや企業研修を開発し、言語化と仕組みづくりで、それらの価値が広まって、何万人もの人の心を動かすものとなりました。

この連載は、忙しいあなたが、3分以内で手軽に読んで変われるよう、ギュッと凝縮しています。価格以上の大きな効果につながる内容にしています。
移動中に読んでもいいですし、定期的な学びの時間として使って頂いてもいいです。あなたに合うスタイルでお楽しみください。

今回のテーマは「スポーツ業界で働きたい人が準備しておく5つのこと 4」です。


スポーツ業界で働きたい人が準備しておくことの四つ目は、「体験学習」です。

2で説明したのは「学習」、いわゆる座学ですが、それとは別に、スポーツの現場での体験を通じて学ぶことが大事です。
具体的に言うと、ボランティア、インターン、アルバイトなどの形で実際にやってみることです。
検索やSNSを通じて、募集を探すことは誰でもできます。
スポーツ業界は他の業界に比べても、ボランティアやインターンに頼る割合が大きいです。裏を返すと、それだけチャンスが多いということです。

学生の場合だと、そういったチャンスはたくさんあります。時間の調整もしやすいでしょう。
特に、スポーツビジネスについて学べる大学や専門学校に行っている場合は、体験学習の機会はカリキュラムの一環であることもあります。地元のプロスポーツチームなどと提携していることもあります。

社会人の場合でも、休みの日に単発のボランティアに行くことはできます。そこで存在を知られれば、継続的にボランティアをしたいと交渉することもできます。自分の専門的なスキルを活かせる機会を見つければ、いいわけです。


現場に出て、やってみると、自分の得意不得意がわかったり、今持っている能力やスキルの中で何が活かせるのか、どんな価値が周囲に評価されるのかがわかります。
と同時に、どんな部分を伸ばしていけば、スポーツの現場で活躍できるのかや自分の可能性が広がるのかも把握できます。
他方、そうした現場で一緒に働く人の雰囲気、選手や指導者、またお客様がどんな人たちなのかもわかりますし、そういった場や人間関係に自分がなじめるのかも、体験して初めてわかることです。


自分とスポーツの仕事の距離感もつかめるはずです。

本業が別にあって、ボランティアでスポーツと関われば満足なのか。副業でやりたいくらいなのか。本業としてガッツリとスポーツの仕事をしたいのか。ボランティアやインターンの中から、「有給のスタッフとして契約したい」という話につながることもあります。

よろしければ、サポートをお願いします。新しいことを学んで、ここにまた書くために使わせていただきます。