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良いスポーツクラブ・チームを見抜くコツ

コロナ騒動も収束が見えて来た今、子供に何かスポーツをさせたいと思う保護者の方も増えてきたのではないのでしょうか。

その時に良いスポーツ指導者に我が子を任せたいと思うのは当然です。

私には子供はいませんが、もし親御さんの立場だったら任せれるメンター(指導者)に我が子を任せたいものです。

今回は良いメンターがいるスポーツクラブ、スポーツチームを見抜くコツを私の経験と知識からお伝えしたいと思います。

あくまで個人の知識と経験から考察したものなので、皆様の方でご査収ください。


こんにちは自己紹介遅れました、Dr.Tです。

スポーツをする子供を持つ保護者の方や指導者の方に、今までスポーツのコーチングに携わって得た知識や経験を基とした考察などを知って頂きたくnoteを始めました。どうぞよろしくお願いします。


今回、良いスポーツクラブ、スポーツチームを見抜くということで保護者の方向けにお伝えしているつもりですが、これに当てはまるスポーツクラブ、スポーツチームを運営する方、今通わせているスポーツクラブ、チームに疑問を持たれている保護者の方にも参考になれば幸いです。


1.準備運動で見抜く

もはやこれで分かるといっても過言ではありません。

今、私はバスケットボールのレフェリーをしていて、小中高一般、様々なカテゴリーの試合を見るのですがだいたい悪い意味で「このチームどうなんだろうなぁ?」と思うチームは試合前のアップ(準備運動)で必ずあることをします。


はい。入念にストレッチをします。

私が今言うストレッチはストレッチはスタティックストレッチという長時間筋肉を伸ばす、分かりやすく言えば柔軟体操を指します。

当時、私がスポーツ指導に携わり、程なくしてスポーツの論文などを基にあまり優位性がないと判断したのでスタティックストレッチのメニューをダイナミックストレッチに変更したところ大バッシングを浴びました。

何かと怪我人が出ようもんなら、「お前が(スタッティック)ストレッチさせなくしたからだ。」と根も葉もないことを言われたりしました。

確かに練習のクールダウンにスタッティクストレッチを最後にやればよかったのかなぁと省みたりはします。

ただ運動前のスタッティックストレッチはパフォーマンスを落とすという論文は数多あります。怪我の予防にも優位性はないと言われております。

ここで問題なのは運動前にどういった運動をするかという点よりも情報に疎く、それらを受け入れる柔軟な頭がないことです。

私が読んだ論文ではストレッチをしたことによって最大で筋力が-19.1%低下したというものもあります。

これってやばくないですか?

試合や記録会、レースの前にこれらをして悪い結果に対して叱責している指導者がいたらもはや犯罪レベルです。

選手のパフォーマンス、練習の効率を落としているのはあなたです。と言いたいです。



2.子供達の様子で見抜く

良いチーム、良い学習塾、その他、良い環境というのは往々にして全体が高い集中力を持って生産的に課題に取り組みます。

なぜなら集中力は伝染するからです。

メカニズムは分かっていませんが仕切り越しでも近くにいる人間が集中していると伝染するという研究もあるくらいです。

年度によるかもしれませんが、そういう環境には習慣があったり、そういった仕組みがあるはずです。

良い環境に身を投じるのが自分を高めるために最短の近道だと思っています。

私がお手伝いしているチームがそういった環境が整っているかどうかと言われると難しいところではありますが、環境を整備するということが難しいことで1番大事だと思います。

そういった仕組みづくりができている環境に我が子を飛び込ませるのが得策かと思えます。



3.褒め方で見抜く

良い指導者は褒め方が上手いです。

そもそも日本人は褒めることが下手なんです。

アメリカのバスケットボールのスキルアップの動画を見たりすることもあるのですが、事あるごとに一人一人にGood job,Good move,OK coolなどというので動画の内容が全然入って来ずそっちにばかりに注目してしまったことをよく覚えています。

良い悪いは別にして褒めることは欧米では習慣なんだなぁと改めて思ってしまいました。


話を戻しますが、どこにフォーカスを当てて褒めるかというのは重要な点で私の好きな書籍、~GRIDやり抜く力~でも紹介されておりますが下手な褒め方としては「才能があるね。素晴らしい。」「まぁ挑戦しただけ偉いよ。」と努力や学習を褒めずに才能を褒めてしまいがちです。

一方は「よく頑張ったね。素晴らしい。」「今回はうまくいかなかったね。一緒に今回の方法を見直して、どうやったら良いか一緒に考えてみよう。」

と私が思う良い指導者は努力や過程を褒めて結果を得れなくても改善するための方法を一緒に寄り添って考えます。

あくまでこれは私の考察ですので賛否はあるかと思いますが、将来子供にとってどちらの指導者がプラスになるかは明らかな気がします。



4.話が長いのやめて

最後になります。

いますよね。

無駄に話の長い大人。

おそらく子供はほぼ聞いていません。私たちも昔は子供だったので分かるはずです。

科学的にどうやら歳をとるにつれて時間の感覚が変わってくるようなのです。

それを知った時に就学していた学校の校長先生や職場の会長、スポーツチームのお目付役的な爺さんの話が長い理由が私の中で解明されました(笑)

メモでもしない限り一から十、話されたことを覚えれるほど人間の脳は賢くありませんし、途中から集中力もなくなるので、丁寧に説明しているつもりが、その大人の長い話はただの不毛な時間で終わってしまいます。

それが頻発するような環境はあまりお勧めできません。

私が思う良い指導者は、伝えたいことの本質を端的に短く、解りやすく他人に伝えるはずです。

そういった指導者が集まって、意思疎通の取れている環境を私はお勧めします。



5.最後に

今回は良いスポーツクラブ、スポーツチームを選ぶコツということで筆を取らせていただきました。

最初の項のストレッチの件に関しては、また時代が進むにつれ変わってくるかもしれませんが、大事なことは科学的根拠を持ってその取り組みをしているかどうかというところです。

自分の経験則だけ指導している環境ではそれ以上の広がりはありません。

子供達の可能性は無限大です。

我々の常識や経験則に押し付けてはいけない。

そう思いながら教え子たちに接してます。

今はこの騒動で接する事すらできませんが…(泣)


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サポートいただけるとなお幸いです。

これからも週一で細々と更新していこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

Dr.T


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