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私の好きな映画ベスト50 part1!

今まで26年生きてきて、観てきた映画は約1,300本。
映画好きな人ならもっと観ていると思うので、こいつまだまだだなと思われるかもしれませんが、自分の中でごちゃごちゃしてきたので、好きな映画をランキング形式でまとめていきます!
基本的にランキングは都度変わっていくだろうけど、今現在の自分のまとめということで、のんびりとあげていきます。

勝手なルールとして、
シリーズ物はあまり入れないようにする。前作が~だからなどの理由でランキングにするのは映画単体の良さとは少し違うような気がするから。(ランキングに入っているものは単体での評価)
ジブリ、ディズニー関係も最小限にする。たぶん入れたら偏ってしまうだろうから。
ってことでランキングになるべく偏りが出ないようにしようと思います。

まずは50位から35位まで!!

第50位『トータル・リコール(1990)』

監督:ポール・ヴァーホーヴェン 主演:アーノルド・シュワルツェネッガー

宇宙に行くことが一般的になった世界。
どうしても火星に行きたいシュワちゃんは、リコール社で疑似的な記憶を売ってもらうことに。
この世界は夢か現実か?
古臭いギミックも愛すべき作品。

第49位『モーターサイクル・ダイアリーズ(2004)』

監督:ウォルター・サレス 主演:ガエル・ガルシア・ベルナル

「あれ?俺恵まれてね?」
青年エルネスト・ゲバラが、革命家チェ・ゲバラへの一歩を踏み出した旅。
彼はどのようにして革命家への道を歩むことになったのか。
この世界を変えたい。そんな彼を描いた作品。

第48位『ツィゴイネルワイゼン(1980)』

監督:鈴木清順 主演:原田芳雄

日活解雇後、妖艶さと不気味さを兼ね備える本作を撮影し映画界に舞い戻った鈴木清順。
生者と死者の境目は崩壊し、現実が幾重にも折り重なって私に降りかかる。
昨日見た夢はなんとなく覚えているが、全体像は忘れてしまっている。
そんなもやもやさを持った本作はまさに唯一無二であろう。

第47位『オープン・ユア・アイズ(1997)』

監督:アレハンドロ・アメナーバル 主演:エドゥアルド・ノリエガ

夢と現実のはざまで、男は再び夢を見る。
2001年にトム・クルーズがリメイクしたことでも話題になった本作。
すべてが充実していた男に訪れる喪失。
「目を覚まして」その言葉の先に待っている世界は?
夢と現実が交錯していくので難解に感じるかもしれないが、構成が非常に丁寧で初見でもついていけるのも好印象。

第46位『時計じかけのオレンジ(1971)』

監督:スタンリー・キューブリック 主演:マルコム・マクダウェル

言わずと知れたキューブリックの問題作。
前半のジェットコースターのような疾走感とは裏腹に、後半では社会的メッセージが強い。
強烈な描写に埋もれているが、ポップな世界観と痛烈な社会批判にまみれたまごうことなきキューブリックの問題作であり代表作。

第45位『神々のたそがれ(2013)』

監督:アレクセイ・ゲルマン 主演:レオニド・ヤルモルニク

地球から離れた惑星アルカナル。
知識人が排除されていくこの惑星では暴力や無秩序が満ち溢れ、地球のルネサンスのような出来事は起きることはない。
ソ連の巨匠アレクセイ・ゲルマンが遺作とした本作は、ソ連時代の怒りがとてつもない熱量をもって観客に伝えられる。
3時間という長丁場も”神の目線“として没入してしまう。
神々は何にたそがれているのか。

第44位『羅生門(1950)』

監督:黒澤明 主演:三船敏郎

芥川龍之介作『藪の中』の映像化作品。
黒澤は本作でヴェネチアの金獅子賞を受賞。
4人の証言による事件。事実は一人の男が死んだことだけ。
同じ事件でも語られることは異なる。
時代は変わっていくが、人間の本質は変わらない。
偉大なる黒澤作品の入門にはぜひ本作を。

第43位『ショート・ターム(2013)』

監督:デスティン・ダニエル・クレットン 主演:ブリー・ラーソン

ショートターム12は、家庭に問題のある少年少女を一時的に保護する施設。
家庭から居場所をなくした子どもたちと向き合うことは簡単なことではない。
辛い過去があったとしても、過去を乗り越えられるほど楽しい現在があれば変わっていく。
自分を受け止めてくれる人はこの世に必ずいる。そんな希望を感じさせる作品。

第42位『サスペリアpart2(1975)』

監督:ダリオ・アルジェント 主演:デビッド・ヘミングス

イタリアホラーの巨匠、アルジェントの最高傑作と名高い本作。
殺人事件を目撃した男性ピアニストが、探偵でもないのに自ら事件の真相を探るという巻き込まれサスペンス。
脚本的なボロさもご愛敬。女性記者とのやりとりも面白い。
人形のシーンはトラウマ必死。

第41位『バタフライ・エフェクト(2004)』

監督:エリック・ブレス/J・マッキー・グルーバー 主演:アシュトン・カッチャー

小さな蝶の羽ばたきが反対側の地域で竜巻を起こす。
言わずと知れたタイムリープ映画の傑作。
日記を読むと過去に戻ることができる力を持つエヴァン。
彼女を幸せにする。それだけのことなのになぜここまで上手くいかないのだろう。
設定が秀逸ながら、その設定を殺すことなく展開にも飽きがこない。
大切な誰かと一緒に観たい作品。

第40位『ゴーン・ガール(2014)』

監督:デヴィッド・フィンチャー 主演:ベン・アフレック

誰もが羨む夫婦の五回目の結婚記念日。
自宅に戻ると妻の姿はなく、リビングには争った形跡。
捜査線上に浮かび上がった疑惑の目は夫であるニックへと向かう。
ネタバレで内容を知っている方も多いかもしれないが、初見のときのインパクトは強く、先の読めない展開が非常に面白い。
フィンチャー特有の暗い画面作りは、本作の渦巻く心情を見事に映し出している。

第39位『地下水道(1956)』

監督:アンジェイ・ワイダ 主演:タデウシュ・ヤンツァー

ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダの抵抗三部作の二作目。
最も有名な『灰とダイヤモンド』も素晴らしいが、自分はこちらが好み。
「彼等は悲劇の主人公だ。注意深く悲壮な最期をみよ。」
ドイツ兵に追い詰められ、逃げ場は地下水道のみ。生き延びるために地下水道へ逃げ込む彼等を待ち受けるのは壮絶な地獄だった…。
ドイツとソ連に挟まれていたポーランド。どちらからも好まれていなかったこの国の惨劇は、語られて然るべきなのだが。

第38位『海の上のピアニスト(1998)』

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 主演:ティム・ロス

『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレの傑作。
産まれてから一度も地上へ降りたことのない天才ピアニスト1900。
海の上で奏でるピアノは、誰しもの心を揺さぶる。
特異な生まれを持つ1900だが、人並みの幸福を持っており、地上で生きるよりも幸福ではないかと感じてしまう。
誰が観てもおそらく良い映画だったと感じるであろう作品。

第37位『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007)』

監督:ポール・トーマス・アンダーソン 主演:ダニエル・デイ=ルイス

石油を掘りあて成功を手にした男。
だが彼は孤独だった。
彼が望んでいるのは金だけなのだが、何かのために使うわけではないのが非常に興味深い。
人に対して関心を抱かず、心を開かない。唯一心を許した存在は家族であった。
多彩な題材を撮るPTA作品の中でも、極めて重厚ながら物語に吸い込まれていく。ダニエル・デイ=ルイスの怪演にも注目。(個人的にはポール・ダノのすごさにも注目してほしい)

第36位『愛情萬歳(1994)』

監督:ツァイ・ミンリャン 主演:ヤン・グイメイ

台湾映画黄金期の傑作。
それぞれ孤独を抱えた三人の若者が、あるマンションの一室で出会う?
急速な発展を遂げる台湾から取り残された若者の日常。
客観的に見れば悲劇だが、ツァイ・ミンリャンの演出でここまでくると笑ってしまう。当人たちは真面目に足掻いている。
本作を含めたツァイ・ミンリャン初期三部作はぜひ観ていただきたい。

第35位『遊星からの物体X(1982)』

監督:ジョン・カーペンター 主演:カート・ラッセル

SFホラーの金字塔。
南極でヘリから走る犬を狙うノルウェー人。
ヘリが墜落し、狂ったように発砲するノルウェー人をその場にいた男たちが射殺。
だがそれは悪夢の始まりに過ぎなかった。そして"thing"が姿を現す。
はっきりとした姿が映らない"thing"に疑心暗鬼となる男たち。
観客も彼らと同様に、誰が"thing"なのかわからないまま物語は進んでいく。
いつ観ても色褪せることない大傑作。


まとめてみたがかなり楽しい!
ああ、あの映画も面白かったな、あれもランキング入るなーとか作りながら右往左往している。
こうしてみるとアクションほぼないな。
たぶんサイレント映画も入ってはこないだろうかな。

次は34位から20位までまとめていこうと思います!


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