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北信移住2年経過ー具体的な移住イメージとしてー

早いもので、飯綱高原に移住してからもう2年が経つ。結論からいうと、ものすごく楽しい2年間だった。越してきたころはコロナのようなことが起こるとは想像していなかったのだが、結果的に移住したことで影響を受けることがほとんどなかった。ただもちろん、楽しいことばかりではない。

昨今、移住を考えている人が増えている中、この2年間を振り返って、実体験としての所感を含めながらまとめてみたいと思う。

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飯綱高原ってどういう所?

まずは定量的な話から。

To Tokyo
・東京駅まで最短1時間50分(冬は10分ぐらい伸びる)
・新幹線は全席指定のかがやき(長野ー東京所要時間89分、1時間に1本)
 に乗るのがオススメ
・電車賃は片道8,340円(えきねっとで購入)
・飯綱高原エリアから長野駅までは慣れると車で20−30分で行き来できる
・長野駅近くの駐車場は1日最高300円からある
Climate
・雪はかなり降るが、超豪雪でもない。
 この2年間での最高積雪はおそらく120cmぐらい。
 両年とも例年より少ない方だと言われた。
・夏の外気温が30度を超えた日はなかった。
・冬の最低気温は−18度ぐらい。
・長野市街地や東京と比べるとかなり湿度は低いが、
 低地より夕立や朝露などあり、少しべとつく日もある。
・長野市街地と比べると、気温は6度低い。

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Geography
・標高1100~1200m
・長野駅から飯綱高原までは大きく分けて2つのルートがある。
 急坂が多いルートは、夏でも二駆の車(特にFF)ではしんどい。
 登り坂を登りきれずに立ち往生しているワンボックスを時々見かける。
 いずれのルートも景色が 非常によい。
・飯縄山の麓に平坦地が広がっている。
 ほとんど森林だが、所々別荘地と農地が点在している。
People
・この地域の住民はほとんど移住してきた人達。
 2世代目は本当に稀で、大体みな都会から移住してきている。
・元々別荘地として開拓された地域なので、
 コミュニティーとしての歴史はまだ浅い
・外国人の定住者は比率の話で言えば、かなり多い。
 知っている限りでは、主に北米人と欧州人が多い。
・まだ2年しか住んでいないが、個人的な観察で話すと、
 近所には大きく3つのグループがある。

1)バブルの頃に建てた別荘にその後移住した60−80歳代
2)ここ5−10年間ぐらいに子育てや自然が目的で移住した30−40歳代
3)その他(本当に色々な人がいる)

もう少し掘り下げてみよう。

Best parts
・自然が半端なく多い。もちろん他にも自然にあふれた街はいくらでもあるが、個人的にはここの 自然との距離が心地よいと感じる。 虫の種類や植物の種類を見るだけでも どれだけこの土地の自然が多様かがわかる。

・移住するまでは直感に頼るしかなかったけれど、一見変わった面白い人がたくさん住んでいる。事前リサーチとして、建物やその土地に残る伝説などを調べると、たくさんヘンナヒトがいる気がしていてその感は的中した。

・長野市まで、東京までの距離がちょうどいい。長野市まで降りればほぼなんでも揃う。東京も一週間に何度も日帰りで行ける。

・食べものが美味しい。東京では見たことのない野菜や果物がとくにうまい。もちろんすべて安い。

・本当にみんな優しい。運転をしていても困った時にも感じる。

・民話や伝説が多い。近所の山道や景色の良い箇所に行けばなんとなくだ   が色々伝わってくる。エネルギーを常に感じる。
Worst parts
・行政がひどい。ただ行政がひどいおかげで、人々が自由なようにも思えるので、今のところこの点をチャンスとして捉えている。行政の手が届いていない箇所に社会的インパクトを生むチャンスが沢山眠っている。

・海から遠いので海鮮物があまり宜しくない。同じ理由で燃料が高い。

・かなり男尊女卑な地域が多い。ただ長野県はかなり大きく、歴史的に多様な権力者達や文化によって統治されていたので、地域によっては女性のパワーを感じる。

・低地の人達は、やたら山を怖がる。さまざまなサポートサービスを市内で探す際、山道の運転、とくに冬が怖いという理由でよく断られる。

・山は色々な意味で無法地帯化しているところが多い。悪徳な事業者も中にはいる。飯綱高原に関して言えば、不動産業者選びは慎重にした方がよい。
立派な森林に見えても、そこで過去に何が起こったかは地道に調べた方がよい。それほど多くの業者が出入りしているわけではないので、お付き合いする業者は、できれば、地元の人の意見など聞きながら決めた方がよい。

・映画、音楽、アートなどカルチャー的なものがいつでも手に入るものでは無くなり、市街地まで少し足を伸ばさなければいけないものになった。

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Children
・教育県と言われるだけあって、良し悪しは別に、たくさんの種類や思想を持った教育施設がある。

・安全に遊べる自然が多い。夏は虫が多いけれど、少し気をつければ外で一日中遊ぶには問題ない。柵のない牧場や、ハイキングコース、市内には動物園が3箇所あるし、あらゆる所に自然の中で遊べる施設や団体がある。
食事・買い物
・ほとんどの食事を家でしているが、外にも美味しいお店は結構ある。ただ、一年中営業をしていないお店も多く、冬は選択肢が減る。市街地に降りれば、大体の都市にあるレベルの食事はできる。

・大体みな、市街地で買い物をする。野菜の直売店が近所にあるが、品揃えや営業時間はまちまちで冬は休業している。

・食材配達はコープデリのみ配達をしてくれる。

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まとめ

ここに引っ越すまでにわたしは独自のリサーチを重ねた。次回「失敗しない移住」について書こうと思っているが、納得するリサーチは必要不可欠である。移住してきて感じるのは自然はものすごく綺麗だし、環境はものすごくよいということ。コロナ中も、東京で多くの人が感じるほどの影響もなく、そもそもリモートワーク だったということもあるが、いつもどおり過ごすことができた。
もちろん山の生活は色々と大変なこともある。春が来れば、すぐ冬支度が始まる。薪ストーブを利用するのであれば尚更だ。常に薪を切らさないように気をつけなくては冬が越せない。自然のパワーとどう共存するかは人それぞれだけど、とにかくすごいパワーがいるのは確かである。色々な農機が必要だし、体を動かし続ける暮らし方だからだ。ただ都会の生活と比べて楽な箇所が多い。人や自然との距離は自分で選べる。街は住むところでは無く、「用事がある時に行く」場所になる。

ここに住んでいる人たちは、みなそれぞれ納得いくペースで暮らしている。四季というゆっくりだけれど確実なスケジュールの中で、楽しみながら暮らしている人がほとんどだと思う。都会の生活で一番苦しかったのは、24時間他人の都合やルールの中で生活しなければいけないということだった。極論、山での生活は、共に暮らしている家族と自然のプロトコルしかない。ほぼすべて自分次第。そんな生活に憧れている人は多いはず。この記事を読んで、少しでも具体的にイメージできたら嬉しい。

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