マガジンのカバー画像

エッセイと言われればそうだけど、違う気もする文章

129
生活の中で見つけたカケラ。書かないと、なかったことになりそうで。失って初めて大事だったと気づくじゃないですか。放課後の夕日が射す教室とか。
運営しているクリエイター

2022年10月の記事一覧

即興2人芝居に惹かれる理由。

即興2人芝居に惹かれる理由。

インプロ(即興演劇)を広めたり演技指導を行い、私の人生まで変えてしまった忍翔(おしょう)さんがこんな記事を公開した。

私も2人芝居が好きなので、理由を初めて言語化してみる。

社会人になるまでは、2000-3000人規模の劇場で行われる作品を見るのが好きだった。

2019年、インプロに出会う前。
初めて2人芝居を観た時に作品の世界により集中できると気づいた。
衣装や些細な仕草、ストーリーの予想

もっとみる
鶴かもしれない、の裏側かもしれない

鶴かもしれない、の裏側かもしれない

2016年に初演され、何度も上演を重ねた作品。

「すべて0から作り直す」

今年2月に上演された一人に、二人に起きた出来事かもしれない感情と出来事。

そんな裏側の物語。

-始まり- 東京に住む俺。
今日は久しぶり雪がふった。20年ぶりらしい。売れないバンドマンの俺は「次の曲は雪がテーマでもいいかな」と適当に考えていた。
いつもと同じバイト帰りの新宿。いつもと違うのは変な人に会ったこと。

もっとみる
選び、証明し続ける。

選び、証明し続ける。

上京した当時、東京は可能性の街だと思っていた。
たくさんの演劇にふれて、何を思うのかが楽しみだった。

精神的に苦しい時期、死にかけながら今に至る。

住んでいる場所は上京した時から一駅隣。
前住んでいた家を通りすがり過去を懐かしむ。

予想もしない場所にいる。
たくさんの人と出会い、人生を自分で選んで歩めるようになった。

もう二度と自分を殺すようなことはしない。
好きなことをやっていい、と自分

もっとみる