デザイン研究所 「ニンジャー」
ここ「デザイン研究所」は、わたしくことSOZO(ソウゾウ)が日々描きなぐったファッションイラストの数々を披露する場です。今日の気分は「アチョーニンジャアアーー」です。
忍者のアニメも放映され、海外から注目を集めているニンジャアアーを独自の解釈でデザインしてみました。ニンジャーと言えば、布のドレープ感を生かしたスタイル、全身を覆い隠すことに注力した印象です。暗殺者ですから、肌をさらす意味がないのでしょう。
和服っぽくみえる印象、というのはとても難しかったですが、西欧的な服飾を用いながら、ニンジャーアア、っぽく印象が仕上がるように描きました。
トップスのスリーブのドレープ感。パンツに巻き付けたかのような布のドレープ感。それらを含めたトータルの布の柔らかさが、歩くとなびき、またしまりがあって、緩急のついたシルエットに仕上がっている。印象はネックレスやヒールもあってか、シックな印象だ。
コートはネックラインとショルダーのあたりがカットアウトされており、チョーカーによってバランスはとられているものの、シンプルというよりも無粋な印象ではある。よく見ると帽子やソックス、シューズまでもがそれらデザインのアシストをしており、コートのベルテッドが可愛らしく引き締め、改めて全体を見るとシンプルな中に華やかさが湧いてくる不思議な印象だ。
本日のファッション用語:ベルテッド
ワンショルダーでペプラムっぽいドレスが印象的なルック。ガーリーな中にもシックな印象を受けるのはボトムスの布のドレープ感があるから。ボディーバックというよりもポーチ、それにネックレス、シューズがここまガーリーな印象に仕上がっているのに、静ひつな印象さえもドレスからは感じられる。
本日のファッション用語:プぺラム
インドの民族衣装、サリーっぽい布を巻き付け、ドレープ感のあるペンシルスカートでまとめている。デザイン布ではなく、刺繍とファスナーにストラップ。トップスにはウエストの締め付けによる緩急のあるドレープ感を、ボトムスにはタイトな線から放たれるドレープ感を演出し、シックな印象だ。
ニンジャーアア、っぽい。うん。シルエットで見ればゆったりとしたジャケットにスカートを合わせているようで、三日月のデザイン布の生地の厚みがクラス感を漂わせている。Chanelの生地感のような先進的で洗練された、クラス感漂う質感のドレープ感がすっぽりと綺麗にはまった印象だ。
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