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千切りは無心になれる時間。

趣味はなぁに、ってきかれても、わたしは即答できるような好きなことは持っていない。ライブに行ったりグッズを集めたくなるほど好きなアイドルや歌手がいるわけでもない。漫画もアニメもお笑いにも疎くて、初対面の人と会話するには少々話題に困る。

強いて言えば食べることが好きだから、おいしいものを作って食べる!って言うかな。どんなに疲れていても、一日一品くらいは何か料理して食べている気がする。ひとり暮らしを始めてから、コンビニのお弁当に頼ったことは一度もない(あ、レトルトカレーくらいはあるかな笑)。

それは、節約が好き、とか健康志向な部分もあるけど、いちばんは料理が好きなんだと思う。

料理しているときって、それ以外何も考えなくていいから、一種の現実逃避の手段となる(他にもYouTubeをみるとか、おやつを食べるとか現実逃避の手段はあるけど、それは全部罪悪感が伴う。料理をするって生活に必要なことだし、楽しいから一石二鳥)。あと、いかに効率良く作るかを考えて作業するから、頭の中が整理される。作り終わったときは、日常生活でもやもやしてたことさえすっきりしてた、なんてこともざらにある。

特に、包丁をつかってトントンと何かを切るときの音の心地よさは何にも勝らない(それは言い過ぎ)。なるべくテンポよく、均等な大きさで切れたときの気持ちよさは最高である。

わたしのベストオブトントン賞は、人参の千切りである。今の時代、スライサーという便利なものもあるのにも関わらず、敢えて手切りでやってる自分スゴイ!とか思っちゃってるわたしがいる。

切り方としては、まず人参を斜めの輪切りにし、それを少し重なるように横一列に並べたら、一気に幅2〜3ミリ程度に刻んでいく。輪切りの段階では、いかに均等な厚さに切れるかに注意し、刻む段階では、テンポの良さを意識する。よって、普段の生活でイライラしてたこととか、悩みとか、そういう無駄なことを考えている暇は一切ない。だから、千切りは頭の中を空っぽにして、無心になれる大事な時間である。

もちろん今日もお料理をした。作ったのはズバリピーマンの肉詰めえのき入りである!!!…っぜんぜん千切りしないじゃん!

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余った肉ダネはハンバーグに。豚の脂がすごかったなあ。

なんかここに思ったことを書いてると、頭がスッキリする。これもわたしにとって大切な時間の一つかな。じゃあまた明日。


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