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男の一人旅 チェンマイ🇹🇭編①

このシリーズもニューヨーク編、ハノイ編に続き3編目になる。たった3ヶ国しか訪れていないが、どの国もどの都市もひとつとして同じではないと感じる。

僕は街の風景もそうだが、そこに住む人々の人柄であったり、彼らの生活に関心がある。たった数日間の滞在で何も理解できないことは甚だ承知しているが、少しでも彼らに寄り添い、少しでも彼らに馴染み、彼らが何を考えているのか、どのように生活しているのか感じるというのが僕の裏テーマである。

ありがたいことに、素人の僕の記録でさえ、届いている人には届いていることを教えてもらった。あくまで個人用の記録だが、どうせ書くなら、少しでも誰かの心に響くような内容にしたい。

というわけで、2024年6月30日〜7月5日までのタイ旅記録をまとめていく。(チェンマイ3泊半日、バンコク2泊半日)

チェンマイ訪問のきっかけ

前回のベトナム・ハノイ旅の際に、関西国際空港から直行便で行ける東南アジアの都市がないか電光掲示板を確認していたのだが、そこにチェンマイの文字があった。

元々、東南アジアをぐるっと回る予定だったので、7月5日のバンコクから関空までの帰り便のチケットは持っていたのだが、バンコクだけというのも物足りなかったので、チェンマイ→バンコクという2都市を訪れることにした。

また、お世話になっている知人からチェンマイの魅力について伺っていたので、チェンマイへの期待も膨らんでいたのは間違いない。それもあって、チェンマイの滞在日数をバンコクより長めに取ることにした。

関空〜チェンマイ国際空港

日本とタイとの時差は2時間あり、日本の方が早く進んでいる。
また、フライト時間はおよそ6時間程度。

したがって、意外と長旅なので暇を弄ぶ。
僕は今回の旅のお供に横山紘一氏の「唯識の思想」を選んだ。
タイといえば仏教。何かの巡り合わせのようなセレクトである。

チェンマイ国際空港に到着すると、入国審査である。
何となくであるが、入国審査官の雰囲気でその国の人柄の断片を読み取れる。大体どの方も穏やかそうな人で、ニューヨークやハノイではなかった満面の笑みで迎えてくれる。ここでまず、この国に受け入れられている感じがした。

続いて税関チェックであるが、全く記憶にないので、余裕で通過できたのだと思う。

次に、外貨両替することにした。
しばらく空港を歩いてみたが、あまり両替所がなかったので、適当なところで両替した。

ここで、タイの方との初会話である。
ロングヘアーの清楚な女性で、笑顔の素敵な方だった。

初めて使う言語は、腹から声が出てこない。
タイ語で「こんにちは」は「สวัสดีครับ(サワディークラップ)」なのだが、大きな声を出せなかった。言語は使わないと身につかないということを実感した瞬間だった。

そう認識したので、今度は「ありがとう」でリベンジだと意気込み、
ขอบคุณครับ (コップンクラップ)と伝えると、女性の表情が晴れやかに変化し、「私たちの言葉を使ってくれてありがとう」と言われているように感じた。

両替のレシート

ホテルまでの移動

空港には12時30分頃に着いたので、チェックインの時間まで1時間30分あった。ホテルまでの行き方はタクシーでもバスでも何でも良かったのだが、まずどんな街なのか知りたいという理由から僕は歩きを選択した。

google マップで調べたところ、1時間22分で到着できそうだったので、時間的にも丁度良かったというのもある。

一人旅の良いところは、自分で全て決められることが一つあると思う。
これが誰かと一緒となると、絶対に歩きは嫌がられる。
そして、どうしても譲れない選択となると揉める場合もある。
結果、モヤモヤもする。

そういう誰かへの配慮が要らないという点においては清々しい。

記録としてホテルまでの景色をまとめておく。

タイではゾウ🐘が大切にされている
ポストは赤い
タイは車社会
電線適当すぎ
切ない
電線にリス🐿️
歩道細し
Faculty of Medicine, Chiamg Mai University
立派な建物
バイク社会でもある
格子の存在が謎(換気性?)

ショートカットしようと思い小道に逸れると、大学のような敷地に入ってしまった。そこで、建物の写真を熱心に撮るおじさんに遭遇する。

どうやら、おじさんは道に迷ったらしく、僕にタイ語で道を聞いてくる。当然、僕はタイ語が分からないので、おじさんにそう伝えると、「悪かった、悪かった、他の人に聞いてみるよ。」と言われたような気がする。たぶん笑

ホリディガーデンリゾートホテル

ホテルは Trip.com でおすすめに出てきたものを適当に予約していた。立地としては、新・旧市街から少し離れているが、チェンマイ国際空港や Wat Phra That Doi Suthep(ドイステープ寺院)側にあるため、まずまずな感じだと思う。3泊で9,254円と日本に比べるとやはり安い。

ホテルの受付の人も優しいお兄さんが対応してくれて、言語も英語だった。ただ、特有の訛りがあるせいか、僕のリスニング力のせいか、少々聞き取るのに苦労した。

しかし、僕の旅もこれで3都市目である。ホテルのチェックインで聞かれることは想定内である。そういう予測と照らし合わせながら、相手とコミュニケーションする重要性が脳裏に浮かび上がった。

コンビニに入れば「っしゃっせ〜」と言われても、我々は「いらっしゃいませ」だと分かる。おそらく、言語というものは状況の予測が大部分を占めているのではないかと感じるシーンであった。

まさにリゾート風
タイではティッシュペーパーを流せないことが多い
各国の空調に特色あり

昼食:Huen Muan Jai

住所:24 Ratchaphuek Alley, Tambon Chang Phueak, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50300, Thailand

歩き続けたこともあり、お腹も空いたので、遅めの昼食を取ることにした。初食事なのでタイらしいものを食べたいなと思い、カオソーイが有名なお店を調査し、ここに決めた。

このお店までの移動は、Grab bike を初めて利用した。要は車ではなく、原付バイクである。普段バイクに乗ることがない僕は、バイクの後部座席とはいえ、この風を切る気持ちよさに快感を覚えてしまう。値段は距離によって変わるが、今回は44バーツ(200円ほど)で安かった。

これ以降、チェンマイでの移動は徒歩か Grab bike となった。

結構有名なお店らしい
カオソーイとオレンジジュース

僕はカオソーイとオレンジジュースを注文した。145バーツ。

カオソーイは、主にタイ北部で親しまれている揚げカレーラーメンのことらしく、ココナッツミルク入りのカレースープに「ゆで麺」と「揚げ麺」の両方を加え、肉や野菜をトッピングして楽しむ料理だそうだ。

と後から知ったのだが、スープはまろかやだが、少し辛味もあり美味しい。肉の旨みもスープに出ている感じ。一方、肉は牛肉だったと思うが固かった。麺は揚げ麺がある必要はないかなという感じで、ゆで麺もスープに絡まないし、麺自体に味があまり感じられなかった。

ちょっと辛辣かもしれないが、やはり日本のラーメンの方が僕の好みだった。このスープに日本の麺だと良かったのになぁと思ってしまった。

併せて高菜みたいな漬物と生玉葱が付いてきたのだが、どうやって食べるのか分からなかった。ライムみたいな果物まで付いている始末である。結局、高菜みたいな漬物はそのまま食べ、玉葱はスープに入れて食べた。(辛かった...涙)

Wat Lok Moli

昼食後は旧市街の外堀沿いを歩き、再び街の様子を掴みに行った。

街を歩いていると、お店はタトゥーショップ、テイラーショップが多いのが気になった。そんなに需要ある?という点で。

また、排水能力が悪いのかコインランドリーも結構見かけた。

恒例の信号については、歩行者用の横断歩道の信号が赤でも、歩行者がいなければ車もバイクも無視する慣習だった。

石垣は日本の牛蒡積みのようだった
結構工事が多い

外堀沿いを東向きに歩いて進むと、寺院が見えてきたので入ってみることにした。Wat Lok Moli という名前らしく、無料で観れるにしては立派だった。

門が立派
横から
正面から

寺院については、肌の露出が御法度のようで短パンが禁止されているところも多い。それに伴い、下半身を覆う腰巻きのようなものを売っていることがあるので、購入するのも手である。

また、寺院の中に入る際は靴を脱ぐ必要があるので、脱着しやすい靴で行くことをおすすめする。

寺院の中は、壮大な装飾と雰囲気も相まって、少し座っているだけでも落ち着くことができた。

Chiang Mai Night Bazaar

そのまま東へ歩を進め、Chiang Mai Night Bazaar へ流れ出た。

しばらく歩いて回ったところ、ムエタイのパンツ、Tシャツ、カバン、雑貨などジャンルは豊富だったが、似たような製品がどこでも売られており、競合ひしめき合い状態だった。

堀の景色が美しい
生演奏していた
バーベキュー串(beef)

フットマッサージ:The Artist Spa

住所:Suthep, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200, Thailand

歩き疲れたので、Chiang Mai Night Bazaar から Grab bike を呼び、フットマッサージに行くことにした。この時、運転手からヘルメットを渡され、ヘルメットを貸してくれる場合もあることを知った。

玄関
施術室
施術後のお茶とおやつ

タイでもマッサージ店は乱立しているので価格が安く、1時間300バーツで施術してくれるところが多い。

僕の他に黒人女性2人とそのどちらかの子どもが1人いた。
この子どもが店内の雰囲気を和ませていたのを覚えている。

今回、僕を担当してくれたのが Automatic の時の宇多田ヒカルのような風貌の女性で、ハノイの時とは違いほぼ無言だった。

終盤になってようやく会話し始めたが、英語が話せないせいか「I don’t know.」しか言わないのが逆に印象に残った。

一方、施術に関してはハノイの時とは大違いで、このヒカルさんの腕がめちゃくちゃ上手だった。しっかり、1時間指圧してもらったおかげで脚の疲れも取れていた。

夕食:セブンイレブン

チェンマイのコンビニは、セブンイレブンしか見かけなかった。他にもあるのかもしれないが、ほぼセブンイレブンだった。

遅めの昼食だったことと暑さで食欲を失っていたこともあり、夕食はコンビニでバナナとコカコーラを購入し、それで済ませた。

入ったセブンイレブンでは猫が飼われており、普通に店内を徘徊していたが、特に誰も気に留めていなかった。

ムエタイの試合中継

タイといえば、ムエタイが有名である。

テレビをつけると試合中継が放送されており、昔から格闘技はよく観ていたので、非常に面白かった。プロなのかアマチュアなのか分からないが、レベルの差があまりないので、接戦になる確率が高いのが僕には魅力に映った。

ムエタイを観てて驚いたのは、肘鉄がありなこと。ジャブと見せかけて、相手の顔面に肘から殴るかかる攻撃が主流になっていた。

あとは、優勢側が積極的にクリンチしに行き、相手の体力を奪いつつ、膝蹴りを喰らわす戦法にも驚いた。僕は卑怯に感じるが、こちらでは認められているようだった。

ムエタイといえば、ブアカーオ・ポー.プラムックだよなぁと魔裟斗との試合を思い出す。あの頃の格闘技が一番面白かったなと。

タイでもこれあるんだな

1日目はほぼ移動だったので、感じたことも少なかったが、2日目以降にその辺りはまとめていこうと思っている。

To be continued...

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