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待って、多様性を語る前に一度読んでほしい

まずは自己紹介から

こんにちは。
私はそよかぜというA型事業所に通う”ふじ”です。

今日は #多様性を考える というテーマに沿って記事を書いていこうと思います。
と言っても、もしかしたら皆さんのイメージとは違う内容になるかもしれません。

私が今日話すのは「”多様性”の濫用について」という話です。

ちょっと分かりにくかったかもしれません。
言い換えると「”多様化”のリスク」の話です。

少し難しい話になるかもしれませんが、流し見程度でも良いのでどうか見て行ってくれませんか?


私が感じた「多様性」への"モヤモヤ"

いきなり不穏ですみません。

昨今、世間に「LGBT」「男尊女卑(女尊男卑)」「多様性」という言葉がかなり浸透しました。

それらを取り上げるニュースや討論番組、活動団体も増え、もう誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

それらの番組等ではよく、一般の方がゲストとして出演し

「もっと堂々としたい!」
「身体が男性でも心は女性なんだから、女性専用トイレが使えないのはおかしい!」
「ゲイってだけで怖がられるのはおかしい!」
「もっと私たちを優遇すべきだ!」

等、さらなる平等化の声を上げております。

しかし、そこで私は
「何でもかんでもひたすらに平等にするのはどうなのか?」
と、どうしてもモヤモヤしてしまうのです。

おっと、決して天邪鬼で言っている訳ではありません。
まず、私が遭遇、または見聞きした実体験らを聞いては頂けないでしょうか?

私がゲームセンターで遭遇した事件

それは私がアミューズメント施設、所謂ゲームセンターで働いていた頃です。

誰もが目にしたことがあるプリクラコーナー、実はあそこは殆どのゲームセンターが男性のみの利用を禁止しています。
利用の禁止は知らなかった人も多いかもしれませんね。

男性差別主義者が経営しているのか?

違います。
その理由はというと、変質者、盗撮等からお客様を守るためです。

プリクラ機というのはお客様のプライバシーを考慮し、カーテンがかかっています。
それを利用して下から覗きこむ男性や、カメラを差し込み盗撮しようとする男性が多くいたのです。

以上から、女性や若い学生のお客様にも安心して利用して頂けるよう、男性のみの利用を禁止せざるを得なかったのです。

ちなみに私が働いていたゲームセンターはショッピングモール内にあり、小さいお子さんや学生、お年寄りのお客様が多いファミリー層向けの比較的治安が良いお店でしたが、それでもその様な事件沙汰は1年で2~3件ありました。

戦慄かなのさんが体験した炎上

アイドルの戦慄かなのさんを知っていますか?
彼女は自らをプロデュースする女性アイドル兼、NPO法人「bae-ベイ-」の代表理事でもあります。

彼女は親からのネグレクト、虐待における保護目的で少年院に入った経験があり、更生後には自身のような育児放棄や児童虐待に関する被害者に寄り添うための「bae-ベイ-」を立ち上げました。

「bae-ベイ-」は日本各地で講演等の活動をしています。

そんな戦慄かなのさんがとあるツイートをした時のことです。

「会ったこともない知らない一般人から付き合いたいってメッセージ送られてキモいと思うの変ですか?女だからなんなの?」
「インスタに大量にメールを送ってきて返信しなかったら怒るとか、距離感間違えてませんか?」
「おっさんだろうが女の子だろうが嫌なものは嫌だよ。レズ差別でもなんでもない・・・」

このツイートは後に「レズ差別だ!」と炎上し、テレビ番組にも取り上げられました。

ですが、私はこれがレズビアンの方を差別している内容だとは全く思えませんでした。

ストーカー被害経験がある方は分かって頂ける方も多いと思うのですが、知らない人から過剰な執着心で付きまとわれたり、監視されたりするのは非常に怖く、不快なものです。

男性が加害者であることが多い為勘違いしそうになりますが、たとえそれが女性でも、好意からくるものだとしても、不快に感じる人は確かに存在します。

「そんな事ない」
「私には全然気持ちが分からない」

そう思った方は注意した方がいいかもしれません。

難しいかもしれませんが、「不快に感じてしまう人」も含めて受け入れるのが真の多様性なのではないでしょうか?

それに、”他人が嫌がることをしない”というのは、多様性関係なく人として大事な部分なのではないでしょうか?

差別と区別は違う

以上、私が体験、もしくは見聞きした経験談を2つ紹介しました。

たまたま2つとも男女にまつわる話になってしまいましたが、これはどの問題にも共通する事だと思います。

どの問題にも”許容しきれない人”は少なからず居て、それがこの世の中なのです。

確かに差別はいけない、悪いことだと私も思います。

しかし、個人個人の特性、思想を受け入れ、考慮した上で話し合うのは大事なことなんじゃないかとも思うのです。

区別と差別は違うのです。

区別とは、ものの間に認められる特徴等を見出し分けること
差別とは、もの同士の取り扱いに差を作ること

例えば、男女平等の為、男性と女性に同じ力仕事を振り分けることが平等なのか?

違いますよね。
男女ではなく、個々の身体能力の差を把握して振るうのが平等なのです。
それで自然と男女で差が生まれてしまったとしても、それは差別にはならないと、私は思います。

以上、私の”モヤモヤ”でした

言語化するのがとても難しい内容で、上手く書けたか不安なのですが、どうにか私の思いが伝わっていれば幸いです。

最初に「”多様化”のリスク」と書きましたが、大したリスクではありません。

皆で気を付ければ容易く回避出来るリスクなので、どうかこれを読んだ皆さんは「差別と区別」を頭の片隅に置いておいてください。

私からのお願いです。

さいごに

私が働いているそよかぜについての記事を下に貼っておきます。
興味がある方は是非覗いていってくださいね。

そしてそよかぜでは公式LINEもやっています。
障がいなどで就労にお困りの方はお気軽に相談してみてくださいね。

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