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16歳、田舎で充実の住み込み乗馬インストラクター【住まいと生活】

こんにちは。今回は、オーストラリアの田舎に住み込み、乗馬インストラクターとして働いた間の生活についてお話します。

16歳の時、私は当時ゴールドコーストに住んでいた家族のもとを離れ、この職場の敷地内に引越して、インストラクターの仕事を始めました。

そもそもどんな仕事なん?という方は是非こちらの記事も読んでみてください。

前提として知っていただきたいのですが、私は現在ここでは働いていません。2020年から家族のいるブリスベンのカレッジ(学校)に通っていました。先月そちらも卒業し、2週間後から競走馬の調教をする場所で働かせていただくことになっています。

さて、前置きが長くなりました。単刀直入にいきましょう。

ここで働き始めたのはオーストラリアに来て2ヶ月ほどの時。初めて実家離れをしました。とってもローカルな仕事ですが、英語に関しての不安はあまりなかった(日本の中高一貫校のおかげです。なかなか面白い学校だったので、また今度お話ししますね!)です。

こうして引っ越してきた家は、虫も多く、気温や天気に影響されて外の環境そのままな感じでした。それがまた良くて、私は今でもとっても気に入っています。

ここでは、敷地内に、スタッフ1人1人が、各自小さな家を頂いていました。ベッドと机椅子と荷物を置ける程度の小さなログハウスみたいなものです。それぞれ隣り合っているのですが、いつでも自分1人の空間が確保されているのはありがたかったですね。

この「自分の家」から外に出るとすぐ近くに共用の建物がありました。ここが、みんなのリビング・シャワー・キッチンです。

仕事の前後は、ほとんどのスタッフが基本ずっとこの共用スペースにいました。みんなで夜中まで喋りながら、めちゃくちゃ楽しく過ごしていました。

その時のメンバーにもよる部分もありましたが、私自身、自分のログハウスにいるのは、寝ている時、よっぽど集中して勉強したい時、楽器を練習する時、片付けたり部屋の中をアレンジする時くらいでした。というか楽器も共有スペースもしくは外で練習したり、興味がある子に教えたりすることもありました。

1人で本を読む時も基本この共有スペースのソファの上でしたし、数歩で移動できる距離であったのに、ずっとこちらの建物にいましたね。

夜はみんなで話し、料理し、映画を観たり音楽をかけたり、3、4人でここの向かい合うソファで寝ちゃったり。語りすぎて気が付いたら夜中、っていうのもしょっちゅうでした。

例えると毎晩修学旅行、みたいな感じ。環境のお陰もあって、永遠に話し続けてても全くマンネリが来ないんですよね。インターネット環境もめちゃくちゃ悪いし、タイヤに悪い道を車で30分行かないとお店なんて一つもないし。慣れたら不便でもなくなるし、仲良くなるのには最強の環境だと思います。

なかなかできることではありませんが、気が合いそうな人と、数ヶ月ネット環境なしで一緒に住むのはほんとおすすめですよ!笑 ほぼ確でめちゃめちゃ仲良くなれる。

強制的に話を戻しますが、自分のプライベートな空間と仲良い人と過ごす空間が好きなように使えたので、とても過ごしやすかったし、ストレスがないお陰でスタッフ同士も本当に仲よくなれました(ごくごく一部を除く笑)。

仕事もプライベートも、言葉通り永遠に喋ってました。落ちている葉と枝を組み合わせて作った火でBBQしたり、実験的な火遊びをしたり。爆音かけてパーティーすることもありましたが、なんせご近所が存在しないので何にも問題なし。自由に青春を謳歌させていただきました。

またここの敷地では、近くの建物を宿泊施設として貸し出したりしていたので、入れ替わり立ち替わりの(主に欧米・オーストラリア内陸からの)バックパッカーの人たちとも、毎度仲良くなれました。

たまに馬に乗っていると、カウチで涼んでいるバックパッカーが大音量でかけている音楽が聞こえてきたりしてました。これぞリアルバックミュージック。何言ってるんだ自分。失礼しました。笑


一緒に住んでいたスタッフ(、バックパッカー)は皆年上でしたが、私が新人指導など、日々色々と教えたり、乗り方を見て少し指導したりしていたのもあって、腰低くリスペクトしてくれつつ、めちゃくちゃ気が合って仕事中もプライベートも喋り倒しちゃうような仲間ばかり。

16、17とかだったので尚更、そういった出会いの一つ一つに人生が変わるきっかけをたくさん頂きました。

環境だけをとっても、経験ひとつでも、大きく成長させられていたのに、スタッフ同士であり、一緒に生活する良き友人である彼らが、それを彩り、別の角度からまた私を成長させてくれました。

もちろん中にはウマの合わない相手もいましたが、そういう方との関係や経験からも、本当にめちゃくちゃ学ばさせて頂きました。ここについてのエピソードはひとつひとつ濃くて面白いので、また話させてください!☺︎


この学びと刺激に満ちた健康的な生活の中、たくさんの出会いに恵まれ、こどもだった私は1人の人間に成長したと思っています。

だから、馬とか、乗馬インストラクターの仕事とかって、ただの外的環境や肩書きではなく、私にとっては自分の一部です。

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さて、本日はここまで。こんなに長い文をここまで読んで下さって、本当に感謝しかないです。

まだまだ話すネタは尽きません。(実は現時点で14記事、非公開の下書きがありまして、一部は本文も完成しています。)これからもどんどん投稿させて頂きます!もしこの先の投稿も見てみたい、と思って頂けましたら、是非フォローしちゃってもらえると嬉しいです!

今後は、ここでのエピソードや、馬のこと、オーストラリアについて、学校でのこと、考えたこと、はたまたフェンシングのオリンピック強化選手になった話まで、幅広く投稿していく予定です!

それではまた次の記事で。

改めて、最後までありがとうございました!!


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