" 神 社 短歌 "
先日、近くの神社に健康祈願のご祈祷を受けに行ってきました。
ご祈祷をお願いしたのは、私と犬です。犬は、皮膚病の治癒、そして私もなんだかんだ調子が悪いので。
今年の始めに引いたおみくじに、健康は「心配するな、気に病むことはない」と力強く書いてあったのを覚えている。
はずれ?
もう今は健康欄しか見なくなってしまいました。
でもまだ4カ月ありますから、 ね。
◇
神社の樹木の高いところから、クマ蝉の鳴く声が聞こえていました。
私は関西出身で、かつて四半世紀をそこで暮らしてきたのですが、クマ蝉は一度も見たことがありませんでした。アブラ蝉、ニイニイ蝉、ツクツク法師が主流で、そういえば、蜩も知りません。関係ないけど、未だ蛍も見ていない。(コメツキムシが蛍に似ていたけど、夜になっても光りませんでした。)
場所にもよるかもしれませんが、今住んでいる東海地方のここら辺でも蜩の声は聴きません。
蜩のカナカナカナはいまだかつて、聴いたことがないということになります。
日本に生息する蝉の分布図を、ネットで調べてみましたが、あまり参考にはなりませんでした。
◇
閑かなる杜を歩めば
シャワシャワと
クマ蝉の声 降りそそぎ来つ
アブラ蝉の声は、家の近くの公園にある樫の木の下でたくさん聴こえます。
鳴き声はジリジリジリジリ。
もう、8月も後半、蝉の声も大合唱というほどではなくなりました。今は、樫の木の下を通っても、遠いところから聴こえてくるような抑えられた音量。所々、ツクツクホーーシ!と合いの手がはいります。
たまに、ジイッ!と鳴いて転がるように落ちていく蝉もよく見かけます。
投げられし つぶてのやうに
樫の木の幹にぶつかる
アブラゼミひとつ
◇ ◇
◇ 神社猫 🐈⬛
神社の中や、その横にある公園で猫をよく見かけます。昼中、公園の東屋の中で餌をやっているお年寄りもおられます。神社猫って縁起が良いそうです。
前足を 重ぬるように寄り来たり
藪に帰りき 神社の猫は
ご祈祷していただきました。
ペットの祈祷をしてもらえるのかを受付で訊くと断られましたが、ちょうどうちの子は和名だったので、人間に紛れ込ませて読んで頂きました。
名前○○ 病名 皮膚病
吾が犬の健康願ふ
神主の ながるる祈祷に
その名は聞こゆ
皮膚の調子、まだ掻いていますが、すごく良くなりました。
シャンプーの種類を変え、週2は大変ですが、キャンキャン吠えて怒るのを、なだめすかしながら洗っています。
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