マガジンのカバー画像

息子二人の子育て日記

123
約十数年に渡る子育ての記録の中から、息子たちの発したおもしろい言葉や、気になったことを抜粋しています。 まだアップしていない記事も今後加えていく予定です。
運営しているクリエイター

#楽しい子育て

「長男の致命傷と次男の夢」

「長男の致命傷と次男の夢」

今回は九歳の頃の長男の悪口…というか、いいかげん、どうにかしなさいよ!と思っていたことを一つ。

長男はこのころ、どうも時間的な理解が疎かった。はっきり言えば、時計の文字盤をさっと読めなかった(四年生なのに、大丈夫か~!?)。
それから、今日がいったい何日か、何曜日かということが、よくわからなかった…。(ホントに大丈夫か~!?)

すぐに「ねえ、今何時?」と聞く。
「自分で時計見たら?」と答える。

もっとみる
「優しい帰り道」

「優しい帰り道」

長男四年生、次男一年生のころ。兄弟一緒に登下校をするようになって一年になろうとしていた。
そんなある日の学校の行き帰りに、道路上で自動車に轢かれて死んでいる猫をよく見かけると、息子たちが話していた。

「俺たちさあ。猫が死んでいるのをよく見るんだよねえ。かわいそうでさ。」と長男。
「そう、なんかさ。こないだも死んでたね!」と次男。

「うん。ちょうどトラックが先の方に止まっててさ、近づいたら猫が死

もっとみる
「わがままな次男に手こずるが、たまに悔しい思いも」

「わがままな次男に手こずるが、たまに悔しい思いも」

次男はいつも私から怒られていた。
なかなか言うことを聞かない頑固者である。これは残念ながら私の父から私を通して譲り受けた“負の遺産”でもあるが、それにしても我が子ながらひどい。

次男が七歳の頃、行くはずだったスイミング教室をぐずって延期してどうにか連れて行った日、今度は終わったあと教室の隣にあるスーパーで「何か買ってえ~」攻撃で私を困らせる。

おまけにここぞとばかりに値段が張るもの。
「これに

もっとみる