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「長男の致命傷と次男の夢」

今回は九歳の頃の長男の悪口…というか、いいかげん、どうにかしなさいよ!と思っていたことを一つ。

長男はこのころ、どうも時間的な理解が疎かった。はっきり言えば、時計の文字盤をさっと読めなかった(四年生なのに、大丈夫か~!?)。
それから、今日がいったい何日か、何曜日かということが、よくわからなかった…。(ホントに大丈夫か~!?)

すぐに「ねえ、今何時?」と聞く。
「自分で時計見たら?」と答える。
「・・・・(かなりかかって)ええっと・・・7時~・・・・24分・・・かな?」(T_T)

また、「ねえ、今日何曜日?」と聞く。
以前はここで私がちゃんと答えていたが、
「ねえ、次男君、今日は何曜日?」と次男にふってみる。
「木曜日!」(即答!!&正解!!)……むぅ…(-_-;)

こんな場合もある。
「ねえ、『〇〇(ある人気TV番組の名前である)』ってどこのチャンネルだっけ?」と長男。
「○チャンネル!」と次男が即答!&正解!……むむむ…(-_-;)

妙にこういうことに疎い長男と、こういうことだったらおまかせ!の次男だった…。
しっかりしなよ!長男~~~。(T_T)

それから、以前の記事でも書いた長男の将来の夢についてである。  

https://note.com/soware/n/nb70187b998b9


一年生の頃は大工さんになりたいと言っていた。確かに。

ある日の晩御飯時にまたまた将来の夢についての話題が出た。長男が、「俺、将来は発明家になりたいな!」(おいおい、簡単に言うなあ。まあ、夢はでっかい方がいいしね)

と言ったところで、私が水をさしてしまった。
「じゃあ、もっと勉強しないとね。漢字がわからなかったら発明家にはなれないよ!」
ああ…漢字の呪縛がこんなところでも…。

「じゃあ、俺やっぱり大工さんにする!」
と速攻、夢をあきらめあっけなく変えてしまう長男。
「ちょっと!そんなに簡単にあきらめられる夢なんてないよ!そんなんじゃあ、どちらも無理だね!!」と、がっかりの私。

あ~あ、私がいらぬ口を出したばっかりに…。

すると今度は次男が
「俺は将来何がいいかなあ…」と必死に考えている。

「そういや、幼稚園の頃は星のカービィになりたいとか、ポケモンとか言っていたでしょ?(かわいいね~)」
と私。
「あ~、そうそう。でも…今は…」とまた考えている。

「好きなものになりたいんでしょ?今はムシキングだねえ。(懐かしい!)
でもムシキングは無理だね。かぶとむしだもん、なれないよねえ?」と私。

「そうだね、だって俺、すぐ泣くもんね。無理だね」と次男。
(え!そこ?う~ん…泣くからなれないのか…?)

「仮面ライダーとかさ…?」と私。
「あ~まだ俺、子どもだから無理だね」と次男。
(???子どもだから…って。子どもが将来の夢を語るんだろうが!)

「泣き虫ならムシキングに出てくるポポにもなれないよね」と私。
(今ではポポが何者かも忘れている私である)

「あれは妖精でしょ?」と次男。
ここはなんかちゃんとした答えになっているぞ。

「でもさ、妖精だったらさ。こ~~んなにちっちゃくなるから困るよ。小さかったあなたがやっとここまで大きくなってくれたのに、また小さくなったらやだよ~」と私。

「そうだね~…ええ~~、俺何になろうかなあ…?ねえねえ、お母さん。何がいいと思う?」

「ちょっとちょっと!そんなのお母さんが決めたら、あなたの夢にはならないでしょう!」

「ええ~~?でも…何になったらいいと思う~?ねえねえ」

「もう!“コレ”になりたい!って思った時でいいよっ!」となかば、呆れ顔の私であった。
次男との会話はいつもどこかかみあわなくて、おもしろい。
次男、七歳の時である。

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