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記録が漫画化!?ハムスターのお母さんだった娘のお話。

ちょうど去年の今頃、自分軸を作るための勉強会の中で、我が家のエピソードを文章におこす機会をいただいた。

あくまで、その勉強会でのテーマに基づいて作成したものであったが、これも一つの記録として思い切ってnoteに投稿した。

どこかで誰かに届けばいいな、こんなケースもあると知ってもらいたいな、そんな思いだった。

私はぴぃに起こった異変、またそれが強迫性障害という病気だと知った時、まず何をどうしたらいいのか分からなかった。

今までしてきてことが何も通用しなくなって、毎日のひとつひとつが、どっちが正解かを選択しなくてはならないような、一か八かの日々だった。

また、この病気の症状は人それぞれであることで、これをすれば治る、これをすれば良くなる、と具体的に記しているものも見つけられなかった。

それと同じぐらい、子供の強迫性障害、またその家族の対応はどうしたらいいのか分からなくなっている人の声を見つけることも難しかった。

愛する我が子のために何ができるのか、何も見つけられない親としての歯痒さを1人で抱える時間は長く感じた。

もしかしたら、今もどこかでそんな思いをしている人がいるかもしれない。

わずかでもいい、そのわずかな人にだけ届けばいいと残した記録。

月日が経ち、この記録が思わぬ形で今、羽ばたこうとしている。

「mamari」という妊活・妊娠・出産・育児に関する情報サイトの担当者(記事の著者:ゆずプー)さんがこの記録を見つけてくれ、サイト内で漫画化してくださる運びとなった。

担当者さんはとても丁寧に何度もやりとりを重ねてくれ、内容がしっかり伝わるようにとこちらの要望もたくさん聞いてくれた。

やりとりの中で、端々に優しいお言葉を添えていただき、ご自身も母親であることから、共感してくださることも励みになった。

何より、この強迫性障害という未だ私も理解し得ない病気についても、一生懸命に向き合ってくださった。

そして、漫画化するにあたり担当してくださったイラストレーターのわさびさんのイラストも、柔らかいタッチで雰囲気があってとても良い。

少々重めのテーマにも関わらず、わさびさんのイラストのおかげで、柔らかな日常の一コマとして伝わりやすい。

また、わさびさんもこのテーマと真剣に一生懸命に向き合ってくれ、無知な私の要望にもしっかり答えてくださった。

今回、mamariの担当者さんとわさびさんが、たくさんの時間を費やし、我が家のエピソードを新しい形にして世に送り出してくれたことに、ただただ感謝している。

素敵な漫画になっているので、ぜひ見てください↓

これまで、たくさんの苦しい経験があった。

私だけではなく、もちろんぴぃもたくさん苦しんできた。

でもこの経験が無駄じゃなかったと、初めてちゃんと思えた出来事。

私がずっと心に決めていた、「この経験を殺さない」が、やっと「この経験を活かす」と言える自信がついた。

思い切って踏み出した先は、自分が予想していたものとは違っていた。

形が変わっても変わらない思い、それは、

「どこかの誰かの心に届きますように。」


#一歩踏みだした先に

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