10歳でハムスターのお母さんになった娘の話。<出会い編>
3年生の終わり頃、死への恐怖と強い不安感を訴えるようになった娘。
4年生になってからも、自分に起こった異変と消えぬ不安を解消できないまま学校へ行き続けた。
娘の手洗いが頻発したことで、私はこの時初めて強迫性障害という病気を知る。
娘は、菌だと思ったものを察知すると、瞬時に死ぬかもしれないという恐怖に直結させ、パニックを起こすという不潔恐怖に襲われていたのだ。
私も何が何だか分からないまま、やっとのことで病院にかかれたのは7月の初旬だった。
その頃には、頻繁な手洗いと確認行為で