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パパの小言と一緒に断捨離したら、至福が待っていた。

何年越しかの断捨離。

夫婦の寝室、クローゼット、押し入れの中。

いらない洋服、売れそうな洋服、燃えるゴミ、燃えないゴミ、いらない本や雑誌、粗大ゴミ。も含めて全部でゴミ袋10袋分。

やる時は一気にやるタイプなので、ついために溜め込んでしまった。

いつかやろういつかやろう、と思っていたら、いらないものがどんどん増えてきて、ゴミ溜めの中にいるような気分になっていた。

「今週末やる!」と宣言したまま2周のびて、いよいよ今日やった。


朝から始めて、気づいたらお昼をすぎていた。

12時にはお昼を食べたいパパに「お昼どうする?」と聞かれる。

途中で手を止めたら嫌になってしまいそうで、「ぴぃと2人で食べたいもの食べて」と、お任せする。

パパとぴぃはそうとなると、喜んで私の苦手なインドカレーをデリバリーしていた。

掃除は嫌いだけど、収納や整理整頓は好き、という謎の趣向もあるもんだから、一つ一つの作業に時間がかかる。

ベッドの上は私とパパの洋服が山積みになった状態なのに、別の箇所に手をつけ始める。

「大丈夫?こんなんで夜眠れる??」とパパに嫌味を言われる。

別の部屋の押し入れの中身も並行して整理していたから、途中、先の見えない感じになりかけた。

そんな時に結婚式のアルバムが出てきて見入ってしまう。

「はい、進まないパターン」とパパに嫌味2を言われる。

気を入れ直して、大好きなラジオやすべらない話の音声をYouTubeで聴きながら、気分をあげて取り組む。

時々五十肩が悲鳴をあげる。

でも途中で終わるわけにはいかない、何とか最後までやり切ろうと自分を奮い立たせる。


夕方、何とか最後まで終わらせることができた。

燃えるゴミ、いらない洋服で、ゴミ袋10袋分。

燃えないゴミ、5袋分。

有料の粗大ゴミと思っていたものは、解体したら燃えないゴミとして出せる状態になったりと、節約もできた。

押し入れの中も配置の見直しができて効率よく使えるようになった。

部屋も気分もとってもスッキリ、気分爽快!

ただ、どっと疲れが押し寄せて、もうすぐ夕飯の支度の時間だというのに、綺麗になった寝室のベッドで寝落ちてしまった。

どこかから「夕飯はどうするの?」とパパの声がする。

なんて答えたか覚えてないけど、目が覚めたら夕飯が出来上がっていた。

王子様のくちづけなんてロマンチックなものではないけれど、たぶん、幸せの尺度は眠りから覚めた白雪姫と一緒かも。

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