辛い経験を乗り越えた先の明るさは本物。
私の友達の1人。
おしゃべりが大好きで、いつも明るくて楽しい子。
ぴぃのこと打ち明けた時、彼女は珍しく神妙な面持ちで聞いてくれた。
その時、励ましのような言葉はなかったけど、その時から彼女は時々、お家に私たち家族を呼んでくれるようになった。
時々、彼女が発する言葉の中に、ぴぃへの理解を示すような内容もあった。
それでも、「全ては伝わらない。」はなっからそう思ってる私は、ぴぃのことも自分のことも、あまり深くは伝えてこなかった。
ある日彼女は、伝えておきたかった話と言って、身の上にあった家族の話を聞かせてくれた。
いつも明るい話題で楽しませてくれる彼女からは想像もつかないほどの苦労をした経験があった。
「自分の人生なんだから、明るく楽しく生きよう。」そう思うようになったのは、その経験があったからだと彼女は教えてくれた。
「ぴぃちゃんは絶対大丈夫。今は踏ん張り時かもしれないけど、幸せは絶対待ってるから、私にできることは何でもさせてね。」と言ってくれた。
彼女の経験したことは、ぴぃの現状とは全く違っていたけれど、辛い経験を乗り越えた彼女の口から発せられる「大丈夫」は何だか沁みた。
本当の闇を知っているから、彼女には眩しいほどの明るさがあるんだと思う。
作られた明るさじゃなくて、自分の人生を楽しむために身につけた明るさ。
ぴぃの得意なこと、好きなこと、いいところを伸ばしてあげてと彼女は言ってくれた。
「なんで自分だけ・・・」
そんなふうに思っていた時期があった。それは彼女も一緒だった。
でも今の彼女の眩しさは、間違いなく私たちの未来を照らしてくれている。
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