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クライアントのRPGとデザインの世界

約2か月前に、新しい仕事のクライアントの関係者が参加する原作アニメとRPGについて投稿しました。
精霊幻想記を原作とするRPG「アナザーテイル(略称:アナテイ)」の記念イベントが計画中であることを記事に書きましたが、運営会社に記事を見せても何も注文がなかったので、逆に本当に計画中で作業が進行していることを、私は確信することが出来ました・笑。
*実際、私の予告通りに「アナテイの3周年記念イベント」が5月20日より2週間行われました。※関連記事:RPGの自営業者と仕事場

スタッフなど関係者や運営会社は、私が問合せても返事をすることが出来ません。それは社内規定に守秘義務があるからです。
私の本業の契約業務で言えば、契約書内容に関わる情報は、契約者及び提携先以外に教えることが出来ないことと同様です。

今回の記事では、イベントで使用されたデザイン画像は掲載する事ができません。それは著作権があるので、運営会社が許可しない限り使用できないのです。前回の記事で使用した画像は、運営会社の許可をもらっています。
*私がアナテイのアカウントを保有するユーザーであることも関係しています。お客さんへの話のネタに始めたRPGですが、彼らがどんなデザインを使用しているか、キャラや背景画、プラットフォームのデザインや使用されているBGMにも興味がありました。

デザイン素材やモチーフは著作者の許可が必要

私の本業のウェブサイトと同様に、RPGのデザインやプラットフォームに使用するデザイン素材や画像などは、著作者(契約者など)の許可がないと使えません。コラボイベントでは、複数のメーカーや著作者・制作会社が関係するため、すべての関係者に使用許可を取る必要があります。

このため、最近ではコラボイベントは殆ど行われなくなりました。運営会社の判断だけではデザインが使用できないからです。使用料や著作者の許可が必要なため、調整に時間がかかり、使用料などの経費も別途かかるからです。

実は、私の本業のウェブサイトのコンテンツや画像が、過去に通販業者や建築・不動産業者、建築士・不動産コンサルタントに無断流用されたことがあります。私はその時、無断掲載した運営会社やウェブマスターに警告するとともに、情報サイトで証拠画像を付けて実名で告発しました。
盗作者のうち約8割が謝罪してきましたが、残り2割は無断流用を続けています。ウェブサイト自体の運営者が会社を辞めてしまい、更新されないまま放置されています。それが無料サーバーの問題なのですが、ネット上にはそのまま残ります。

ちなみに、アナテイのアカウントには「いかずち」というHNをユーザーネームとして使いました。お客さんに私であることを伝えるためです。
*いかずちは、私の別のブログに使用しているHNです。

デザイナーは大半が自営業者

私の知る限り、大半のCGやRPG作画のデザイナーは自営業者であり、運営会社と契約して仕事をしています。運営会社のサポートや商品企画は自社の社員が担当しますが、素材のデザインは殆ど外注です。

私のクライアントも自営業者ですが、商品企画担当者だけはメーカーの会社員です。デザイナーは、ジブリなどのアニメ作品と同様に、プロジェクトごとに人材を集める中で、採用されます。集め方は、色々だと思いますが、私の聞いた限りでは人脈や取引先経由で声をかけられます。
RPGの世界も、割と昔のアニメ制作会社と同じように人を集めていると聞きました。
ですが、アナテイの原作である精霊幻想記アニメの第二期放送が告知もされずに未定のままです。おそらく、制作関係の人材を集めることに苦労しているため、作業や企画決定・放送予定に大幅な遅れが生じていると、知人やユーザーの間では言われています。
予算規模も鬼滅の刃のような有名アニメ並みに有れば、予定通り作業も進むのでしょうが、予算確保にも苦戦していると思われます。

私の本業の建築関係職人も人材の取り合いで、スタッフを確保するのに苦労しています。アニメ制作技術者は実は建築職人より賃金が安いことが多いようです。業界の報酬の問題もあると思いますが、後継者育成の課題が大きくなっていると言われました。
有能な人は、どんな分野でも引っ張りだこ状態です。

RPGの課題は運営するための商品企画が重要

私のウェブサイトのプラットフォームも定期的に更新しているのですが、RPGのコンテンツの更新はユーザーを増やしたり、定着させるための生命線です。
RPGのコンテンツはゲームタイプによって異なりますが、アナテイは、シミュレーション・育成ゲームなので、時間的な経過とともに、各ユーザー間でのレベルに差が出てきます。無課金・微課金でも更新は出来ますが、やはり課金者ユーザーには勝てません。※私がどのタイプに属するのかは内緒です。一応サーバー内での概ねの順位は10位から20位の中に入っています。上級者レベルと言われています・笑。

私の得意な分野は、商品企画のコンサルティングです。なので、運営会社にユーザーと事業者の両方の目線で提案をすることがあります。担当者からは内緒で時々、企画中の話のヒントをもらうことがあります。たぶん、日頃の提案に対する情報プレゼントなのだと思います。
それが、先日の記念イベントなどの企画中の話のネタです。公開時期は伏せてありますが、作業中という事を事前に知ることが出来るのはユーザーとしては大きな意味がありますので、他のユーザーには話せません。
*イベントで使用する課金素材というものがあるのですが、沢山保有すると課金を大幅に軽減できます。私はこれを沢山ストックして残していました・笑。これ以上は言えませんが。一応、同じギルド内の情報板では、「近い内にイベントがあるかも?」と親切に予告はしていました。親しくしているユーザーにもヒントは与えました。

RPGも商品企画がとても重要であり、運営スタッフも人間ですから、日頃から要望やクレームばかりでは、モチベが下がりますので、私は要望事項を伝えるときは、必ず「労いの言葉と、商品企画の提案」を一緒に添えます。
そうすると、担当者の反応が良くなり、親切にしてくれるようになります。
先日の記念イベントのデザインも良かったので、率直に評価して伝えたら、喜んでくれました。
私のRPGの得意技はアメとムチです。

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