映画の話16　スタンド・バイ・ミー

　したい探しというサスペンスと、大人になる過程で誰しも経験する魂の旅が描かれていて、とても共感します。少年たちが4人ともそれぞれに違っていて、だからこそひとつでいられるのは、利害関係やしがらみのない、この年齢だからこそなのでしょう。
　ベン・E・キングのヴォーカルを始め、数々の素晴らしい音楽と相まって、少年たちが二度と戻ることのない階段を登っていく後ろ姿が本当に素敵です。