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青春の後ろ姿のその先77 〜精神分析学入門〜

 かの有名な、フロイトの『精神分析学入門』です。これを初めて手に取ったのは14の時。姉の本棚に並んでいた村上龍の『限りなく透明に近いブルー』と共にうっかり開いてしまった時から広大な森の中を彷徨うようなことになってしまったなあと思います。刺戟に満ちた世界で、フロイトのこういう解釈を、それこそどう解釈していいか戸惑うばかりでした。今は、そうだよねえ、と思えます。どの回も「みなさん!」で始まるところが、スーッと読ませてくれるきっかけになりました。語りかけるというのは、活字になったものでも大事だと思いました。

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