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【全体的な育ち の内容】


この記事では、息子が産まれた時から就職までの育ちを大まかに紹介します。
出産の直後から身体の発達が遅かったこと。幼少期からは、身体に加えて言葉の発達も遅かったこと。そして、こだわりが多くコミュニケーションをとることが困難だったこと。



名前も書けないまま入学した小学校では、特別支援学級へ通級しながら、少しずつ友達と放課後の付き合いも出来るようになったこと。中学・高校では落ち着いたところもあるけれど、自立に向けての課題が見えてきたことなど。就職したところまでまとめて書いています。





【普通の?赤ちゃん誕生】


妊娠期間39週、所要時間6時間10分の安産の直後に、私は赤ちゃんの指の本数を数えていました。「1…2…3…4…5本。あれ?5本ある。おかしいなぁ」。

妊娠期間中から、障害のある子供を産むだろうと思っていたのです。世の中で大変な子育てをする母親の人数が決まっているのならば、何の根拠も無く、自分がそのくじを引くと思っていました。

ですが、当時の私は障害といえば身体的なものしか知りません。だから、産まれた直後の我が子の手足の指を数えたわけです。「おかしいなぁ、障害のある子のはずなんだけど」と思いつつ、誕生の喜びで「勘違いだったんだ」と一気に忘れてしまった当時の私。その3年後、発達障害が発覚することなど知らずに…。




【ちょっとずつ全部が遅い】


首がすわったのは生後4か月頃。私以外が抱っこをするとグズグズ。生後10ヶ月で、やっとお座り。つかまり立ちの気配はなくハイハイをしていました。

その頃になると、誰が抱っこしても大丈夫。テレビの前にいると動きもしないし、人見知りもせず後追いもしないので、家事も思うように出来ていました。ベビーカーに入れておけば全く自己主張なし。デパートでも公園でも景色に反応なし。周りの赤ちゃんがぐずってママを困らせている中、超お利口な息子は私の自慢でした。

食事関係では、生後7か月頃になると、私と二人きりじゃないとミルクを飲まなくなりました。離乳食では、果物の味は嫌いで粉ミルクで味付けしたものか、スポーツドリンクの味が好きでした。一般的には、自分で食べたがりグチャグチャにする時期でも口をあけて待っていて、ある程度きれいに食べる時期に散らかしまくって食べていました。

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