そとあたま

モットーは毎日毎新、元中国住みの30代後半。読書、投資、旅行の三本柱。1日1冊のインプ…

そとあたま

モットーは毎日毎新、元中国住みの30代後半。読書、投資、旅行の三本柱。1日1冊のインプットとアウトプットを実践中。

マガジン

  • そとあたまの1日1冊

    1日1冊1アウトプット

  • FP3級合格体験記(仮)

    2022年1月のFP3級合格に至るまでの合格体験記(仮)

最近の記事

66. ジェレミー・ハンター『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』

 セルフマネジメントに関心がある。ドラッカーにも興味がある。  ぼくのそうした関心のターゲットが結びついた『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』がKindleの日替わりセールの対象になっていたのだから、当然のごとく即買いした。  でも、この手の本は、読みたい気分のときと読みたくならない気分のときの上下動が激しい。即買いしたにもかかわらず、1ヶ月ほど積ん読して、ようやくページを開きはじめた。  過去や未来は変えられない。変えられるとしたら、それはいま、この瞬間だけ

    • 65. 長田淳司『株はメンタルが9割 投資家脳に変わらなきゃ株は一生勝てない』

       投資をはじめてから、相場が動かない週末は、もっぱらふりかえりの時間となった。この週末に読んだのも、Kindleの日替わりセールで買ってみた投資本。  数十万円の種からはじめて、本書の出版当時までに7000万円までに育てた著者による株式投資の指南本。億り人ではなく7000万円というところにリアルさがあり、親近感を覚える。  タイトルにメンタルとあるが、副題の「投資家脳」が中心。  サラリーマン投資家は、勝てる確率が少しでも高い中長期投資に集中すべきという信念のもと、大型株

      • 64. 浦川浩貴『なぜトランクルーム投資が注目されているのか? 自己資金100万円台ではじめる不動産投資』

         2015年出版の『トランクルーム、コンテナ、バイク倉庫で儲ける方法』で語られていた「実質利回り20%」の世界。  利回り3%ぐらいあれば御の字の世界観からしたら、あまりに浮世離れしている。だから、慎重に検証すべく、トランクルームや貸しコンテナといった、いわゆる物置投資の本を探してみた。  ところが、ほとんど見つからない。あまりにニッチでまだまだメジャーではない分野なのか、それとも、再現性が著しく低い投資なのか。  数少ない類書が、2021年に出版され『なぜトランクルーム

        • 63. 千葉涼太『トランクルーム、コンテナ、バイク倉庫で儲ける方法』後編

           実質利回り20%を誇る物置投資。  その真価を確かめるべく、後半へと進んでいく。  後半は、野外型の貸しコンテナと屋内型のトランクルームの違いや、運営会社を通すかどうかなどなど。  あとは、いかに融資を獲得してレバレッジをかけるかといったテーマが中心となる。まずは日本政策金融公庫から借りながら、徐々に規模を拡大し、実績を積んだあと、やがては事業として民間金融から融資を獲得する。  結局、20%もの実質利回りを得られるらしい物置投資が、なぜ表舞台にあらわれないのか。その

        66. ジェレミー・ハンター『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』

        • 65. 長田淳司『株はメンタルが9割 投資家脳に変わらなきゃ株は一生勝てない』

        • 64. 浦川浩貴『なぜトランクルーム投資が注目されているのか? 自己資金100万円台ではじめる不動産投資』

        • 63. 千葉涼太『トランクルーム、コンテナ、バイク倉庫で儲ける方法』後編

        マガジン

        • そとあたまの1日1冊
          60本
        • FP3級合格体験記(仮)
          20本

        記事

          62. 千葉涼太『トランクルーム、コンテナ、バイク倉庫で儲ける方法』前編

           約2ヶ月前から投資をはじめたばかりの初心者だ。個別株はリスクが高いし、不動産投資は難しいらしい。だから、投資信託、それもインデックス投資一択。  そのスタンスはまだ変わらないのだが、まわりにトランクルーム投資でえらく稼いでいる知人がおり、そちらもずっと気になっていた。  投資の対象としてはまだまだ知名度が低く、一方で街で増殖しつづけるトランクルーム。知名度に比例して数の少ないその投資本で、トランクルーム投資の世界に触れてみた。  本書によると、トランクルームやコンテナ、バ

          62. 千葉涼太『トランクルーム、コンテナ、バイク倉庫で儲ける方法』前編

          61. 川島博之『日本人が誤解している東南アジア近現代史』後編

           ベトナムに拠点を置くアジア開発経済学者の川島博之氏による『日本人が誤解している東南アジア近現代史』をさらに読んでいく。  東南アジアを語るときにからんでくる、大乗仏教と上座部仏教の違い。そして、中国もしくは華僑との関係。上座部仏教のミャンマーに接する日本人は、ミャンマー人の敬虔さにメロメロになるらしい。それを、「ミャンメロ」と称する。本当かなあ、と思ってググったところ、9件しかひっかからなかった。この記事が10件目になるのかもしれない。  前半では東南アジアの人口動態に

          61. 川島博之『日本人が誤解している東南アジア近現代史』後編

          60. 川島博之『日本人が誤解している東南アジア近現代史』前篇

           ベトナムを訪れたのは、2014年。もう7年以上前だ。  当時、中国に住んでいたぼくは、中国から比較的近いから、あと、フォーや生春巻きといったベトナム料理が好きだから、その程度のモチベーションでホーチミンに向かった。  ところが、ベトナム料理以外も実に印象的だった。ホーチミン市内の小綺麗な街並みと、治安のよさ。そこからちょっと外れると急に田園風景が広がるところや、バイクの群れ。そして、人懐っこさ。  一気にベトナムに惚れたが、その後の数年間、結局、ベトナムを再訪はしなかった。

          60. 川島博之『日本人が誤解している東南アジア近現代史』前篇

          59. ミアン・サミ『教養としての投資入門』

           教養ということばに、どうも弱い。  不惑が近づくにつれ、青年時代に描いていたオトナ像とのギャップを感じざるを得ない。特に、まわりの成熟したオトナたちや、あるいはオトナびた青年を見るにつけ、教養のなさをただただ感じる。だから、背伸びして仏教やら歴史やらにばかり手が伸びる。本当は、楽に稼いで、出世して、おまけにモテて、そんな人生を送れるものなら送りたいものだが。  そうした教養コンプレックス、かつ富裕層にあこがれるぼくに直球で響いたのが、ミアン・サミ氏の『教養としての投資入

          59. ミアン・サミ『教養としての投資入門』

          58. 星覚『坐ればわかる 大安心の禅入門』

           ベルリン出身、兵庫県の安泰寺の元住職で、いまは大阪で禅を説くネルケ無方氏。対象的に、福井県の永平寺での修行を経て、いまはベルリンで禅の道場を開く星覚氏。  その星覚氏による禅の入門書が『坐ればわかる 大安心の禅入門』だ。  お寺の息子でもなければ、大学で宗教を専門に学んだわけではない、俳優志望の青年だった著者が、たまたま禅に触れ、禅の世界へ入っていく。途中、欲に負けそうになる、あるいは負けてしまうエピソードも赤裸々に描かれている。  禅をはじめ、仏教をテーマとした本をいく

          58. 星覚『坐ればわかる 大安心の禅入門』

          57. 枡野俊明『禅と食 「生きる」を整える』

           坐禅がマイブーム。お寺やオンラインでの坐禅を体験したり、坐禅の本を読んだりしている。ネルケ無方氏の『ただ坐る』もそのひとつだった。  そのようななかで出会ったのが、枡野俊明氏の『禅と食』だ。  坐禅は禅の修行のひとつに過ぎず、禅の世界でとりわけ重要視されるのが、食事を司る「典座(てんぞ)」という役割だ。食事をつくるのも、食事をいただくのも、すべてが修行。「歩歩是道場」なのだ。  修行としてわかりやすいのは、食事の少なさと質素さだろう。朝の「小食」は、お粥と少々のお漬物

          57. 枡野俊明『禅と食 「生きる」を整える』

          55. 橘玲『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』後編

           橘玲氏の『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の前半まで読んだ。前半のテーマは、投資や生命保険、不動産といった資産形成にまつわるあれこれだ。  前半がいかに資産を築くか、そして、後半は、いかに資産を守り、減らさず、最適化するかに軸足が移る。  後半の大半を占めるのが、マイクロ法人のススメ。  日本のサラリーマンは、会社という税務署の出先機関を通じて徹底的に税金を絞りとられる。見える税金だけでなく、社会保険料を含めた実質税負担は、大半のサラリーマンの家計を圧迫する主

          55. 橘玲『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』後編

          FP3級合格体験記(仮) 25日目

           2022年1月23日のFP3級試験本番まで、あと45日。  在宅勤務の朝は、ジムでゆっくり時間を過ごせる。相変わらずトレッドミルで走りながらのインプット。  「不動産」の「不動産の調査と取引」「不動産に関する法令」を朝に学び、夜は就寝前に「不動産の取得・保有に係る税金」と「不動産の譲渡に係る税金」まで進み、結局、1日で「不動産」の章を終えた。  ただ、問題を解いてみてもまったく太刀打ちできないから、あくまでも表面上のインプットにとどまる。  累計、6時間。

          FP3級合格体験記(仮) 25日目

          FP3級合格体験記(仮) 24日目

           2022年1月23日のFP3級試験本番まで、あと46日。  昨日も行きの電車の車内で2コマ進めていたが、記録が漏れていた。昨日、今日で計4コマ進め、「タックスプランニング」の章を終えた。ただ、集中力が低く、頭に入った実感がない。要復習。  2日間で50分を上積みし、累計、5時間15分。

          FP3級合格体験記(仮) 24日目

          53. 山鳥重『「わかる」とはどういうことか 認識の脳科学』

           書名にある問いかけ、「わかる」とはどういうことか。ぼくには結局、よくわからなかった。  「わからない」があるから、「わかる」がある。  記憶があるからわかる、記憶になければわからない。  できごとの記憶をくりかえせば、意味の記憶になるものもあれば、手順の記憶となるものもある。  全体から俯瞰するとわかる。整理するとわかる。ストーリーとしてつながるとわかる。  脳科学に立脚した本ながら、エッセイのようにさまざまなエピソードや事例が散りばめられ、ひとつひとつの話は楽しく読め

          53. 山鳥重『「わかる」とはどういうことか 認識の脳科学』

          52. 橘玲『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』前編

           1日1冊1アウトプットをずっとやってきたが、さすがに平日も完遂するのはきつくなってきた。なので、無理はせず、たまには読んだところまでをアウトプットするにとどめる。  かつてはまったく興味のなかった投資本。誰しもお金の欲は抱えているものだから、いざ読んでみるとなかなかオモシロイ。  今日は、橘玲氏の『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』だ。  親本は2002年に出版された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』で、その12年後に出版された『お金持ちになれる黄金の羽根の

          52. 橘玲『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』前編

          FP3級合格体験記(仮) 22日目

           2022年1月23日のFP3級試験本番まで、あと48日。  平日の主な戦場は、通勤電車の車内。片道30分間、読書以上にスマホでの勉強に適した空間だ。  「株式投資」と「金融商品と税金・セーフティーネット」を終え、「金融資産運用」の章のインプットが完了した。6科目中3科目まで進み、学習状況は43%にまで達した。順調なら、今週来週で1周できるかもしれない。  累計、4時間25分。

          FP3級合格体験記(仮) 22日目